全行引用による自伝詩。 05/田中宏輔2
』若林 真訳)
アレッサンドロ・サルテが自分一人だと思い、自分を見張っていない稀な瞬間には、彼の真の相貌が素描されて浮かびあがるのである。
(ユルスナール『夢の貨幣』若林 真訳)
彼は存在していたのだろうか?
(ユルスナール『夢の貨幣』若林 真訳)
きみは存在しているの?
(ユルスナール『夢の貨幣』若林 真訳)
気に入りませんな、人間は実際造ることができないんです。すでにあるものを並べ替えるだけでしてね。神のみが創造できるのですよ
(ロジャー・ゼラズニイ『わが名はレジオン』第三部、中俣真知子訳)
だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である
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