独り言10.18/
zenyama太郎
○「生きがい」
広い本屋で立ち読みしていたら
後ろから車つきの歩行器を押しながら
おじいさんが通り過ぎた
その後そのおじいさんは
その歩行器に寄りかかりながら
熱心に立ち読みしていた
僕はその姿を眺めながら
何か一つでも夢中になれるものがあれば
生きていけるような気がした
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