うんめいふくごうたい/
ひだかたけし
降ってきた
背筋にどすんと重み持ち
僕の母親いきなり降って来た
真夜中のまん真ん中で
避けようもなく
この同仕様も無い重み
どすん 、どすん
そうして兄貴も親父も
ぼんやり影となりながら
ぬっと立ち上がり
ぬっと 、ぬっと
この情け容赦無き感触残響し
?
意識の私の中で
意識の私を導いている
運命自ら幾重にも
重ね重ねし指図する
私そのものが確かに居る
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