無知/
這 いずる
どこか、
いきたいの
誰もいないところが
私の安寧で
私の
私の殺してほしいを
抑制するから
人から傷つけられて
私が人を傷つけて
ドバドバの血が
ひたひた地面濡らして
雨が降って流してくれと願う
不安の境地にならない
そんなことの無い
さみしい
静寂が欲しくて
乾燥した土地の畑から
埃が舞うような
風の吹き荒れる荒野のような
ぽつんと佇む想像が
私の
私を誰も見ないで
誰も知らないで
何もなくて
大丈夫
大丈夫
大丈夫
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