トドのつまり  トドの影法師 蒼風薫  20007・6・4/エヴァル−ジュ
 
でもなくって

座ってた椅子があの頃の椅子が

小さくなりいつか大人用に座る子供


本当はね探すより探されたい

願いって小さいつもり

(とっても小さいつもり)

あの頃に帰って
見つかりたい心1つ

あの頃の帰って

あのカーテンの向こうかあの箱の中

もう持って絵はいない

ねだった日覚えてる

大きなトドのぬいぐるみ
本当はちっとも欲しくなかった


もう持ってはいない

無くしたふりして捨てた

キラキラ光ってた夢
置き去りの私なの


あの頃のままのあの部屋のあの椅子に

あの頃の背丈であの頃の笑顔で
座り込んでただスプーンを持っていれば

手に入ったはず、簡単だったはず

あのキラキラ光ってるちいさいのが

私なの私なの


見上げてください東の夜空には

全く存在感のない薄っぺらな


どうしてかな
今更置き去りのままの
どうしてかな

全く存在感薄っぺらく

どうしてかな

前へと歩いていけないのは


どうしてかな

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