学生街のカレー屋さん/松岡宮
みたような街だ
そこではいつも焦っている
夢でみた街には鉄道はなくバス便などを苦労して探す
飛行機の時間に間に合わない!
なぜかプールにドボンと落ちて
焦りまくって目が覚めて
ああ夢だった、こちらは現実。
ルゥのほうが美味しかったので野菜の塊が残った
皿のルゥをナンに吸いつけあわせていただく
食べきれないナンは冷え冷え
包んでカバンに入れてしまおう
現金で支払い店を出ると
背の高い木々の奥から光に包まれたバスが走り去る
それはわたしの住む町まで行くバスだった
嗚呼、あれに乗ればよかったのだ(クマリマー)
ナンだもう、帰れないじゃないか(ソナハザネー)
落ち葉を肩にいちまい乗せた瞬間
同級生の訃報が届く
これからお仕事がんばり?
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