少女とそして もっぷ/エヴァル−ジュ
ど否定しないでほしい約束してほしい
この話に耳を傾けるだけにして それ以上の何もしないで欲しい
お願い壊さないで欲しい
九月十七日
今日の風
ルージュ未満のままに手持ちの籠には
瑞々しいみのりもわずかとなった
朝夕の風を聴く意味を喪い ただ
茫々と在る私の心
唯一なのに大切にできなくて
ごめんねの あてもなくて
あの日以来覚えて来たのは と口ごもりながら
あとは無くだけ の世界はもうどこにも無くて
だけど本当に全てに絶望したわけでも無くて
絶望している、真実で私はどちらかと
せっかくに答
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