浪漫道/秋葉竹
慰める
声があなたの声だから
泣いちゃダメだとこらえたいけど
空中の
揺れる金魚の尾を眺め
悲しみみたいな街に住んでる
凍らして
食べるプリンが美味しいと
教えてくれた 恨みたいひと
ハロウィーン
だけどピエロの泣き顔で
結婚してよと云えない大雨
判断が
つかないほどのささやかな
好意に騙され沼にハマった
AIの
ように素早く喋るから
きっと私はおいてゆかれる
てっぺんを
目指さないのが賢いと
わかっていながら歩く山道
孤独とか
知らないだろう?僕が居る。
そんな言葉の
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