休憩と宿泊の間には今日も火球がふっている/鯖詰缶太郎を読む/おまる
るように
>「で、どこにふりそそげばいいの?」
渋谷ではいろいろな目にあってきた。そのいちいちが「火球」だった
という自負は、結構あるな。それらは友達でも女でも先輩でもなんでも
なく、みないちように「火球」。渋谷はどう森ではありえず、端的に
ストファイである。
>「約束か、秘密、守れるの?」
>片言て聞き返される。
>からい。からすぎる。
世の中は可処分時間を奪うためのコンテンツであふれているが、社会は
暇人を置き去りにして、途方もないスピードで動いている。できる者は
上に昇り、凡人は淘汰されていく。システムは誰にも期待などしていない。
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