叫びの中で沈むーー彼岸のスキップ/
泡沫の僕
時間の叫びの中にいるせいで
目が眩んでいる。
手足は地面に吸い寄せられ
すべてが重くなっていく。
ぼやけた視界に映るものたちは
重力に耐えきれない為か、
叫びから逃れる為か、
ただ静かに沈んでいった。
僕だったものは形而上を軽やかに弾んでいく。
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