いきかた/あり方 もっぷ/エヴァル−ジュ
手にした大きなスケッチブックに描きつつある風景画は
とても子供の遊びとは思えない見事さだったから
ハット少年は振り向くと担任と目があう、
やあ、と大人の方からにこやかに声をかけた
が手遅れだった 少年は絵を細かく千切り風に任せると
絵筆も何もかもを放り出して駆け出した、どこまでも
どこまでも、どこまでも、どこまでも
・・・それきり彼の姿を見たものはなく家では
かたおysであった母親がいつまでも泣き続け何も食べなくなり
少年の不在を追うようにして衰弱の吸えなくなった
外れにポツンと1する寂しい墓標に
いつしか良い香りの絶え間なく
美しい音色もしばしば聴こえる けれど
街の人間は決してその邪魔をしないようにと
してはいけないと『さあおやすみなさいおやすみパパ。
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