クレクレ星人の独り言「始末が悪い」37/ジム・プリマス
相変わらず宇宙人の生霊が取り付いているようだ。閉口するのは、こちらの意識まで支配しようと邪な想いを抱いてるところだ。今朝も大日如来のお姿を観想しながら光明真言を唱えた。
今朝は窓からの光が身体に浸透するのが心地よい。瞼を閉じていても細かな光の線が身体に入ってくるのを感じる。大師様が言われた通り真言の霊験は摩訶不思議だと思った。
昨夜、着いた小川洋子の「薬指の標本」と、梨木果歩の「家守綺譚」と、江國香織の「号泣する準備はできていた」の三作品の単行本。これは僕の守護天使、「水越ゆき」さんが薦めてくれたのだが、これらの作品を、僕に読まれると、この生霊には都合が悪いらしい。
こういう障害があ
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