わするみづみづしひ、しとひらとなり/あらい
 
のです?

 聞き取れない歩調は斉(ととの)う、こうして通過した記憶。かすかな泥のにおいと湿った花のかおりが混じり、当時より重いAutomata。冷えたスープの湯気 微笑ってそう云いそして、運ばれてきた峰腹(ほうふく)を身に伏してさざ薙ぐと屈折した、今
 思い浮かばせるのみ明眸みたいな縁取りでパイプを吹いたり、ハシの裡(うち)より手のひらで撫でるように粒した〈見知らぬホーム。/うまれるまえに、〉結果が生じ踏みつける旅に柔らかく沈む
 それは残った指紋、触れたことのない相槌、失われた状態をヤブとするなら、
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