音楽の中に消えていく。
海や枯れ葉や落ち葉が好きだ。
細々と、枯れた根っこのように捨てられる、
プラスチックのボールペンのような、
私が好きだ。
私たちは小さな電球に手をかざして、
....
焦点が合わない吸い殻を浮かし酒を白湯で薄めた生活ならまだ
一揃いの愛らしさと受け容れるとするけど、作法など空想の
恋人にすぎず、また後ろ手にのばした傷が じくじくと痛い ....
夜は眠れなくなってからが長い
静かに目を閉じて
体を横たえても
時間はなかなか進まない
音楽を聴いても
本を開いても
内容が入ってこない
撥水加工が文字をはじく
することがなく ....
現代自称詩カンファレンス2周年記念にあたり
24時間フル自称詩朗読会をyoutubeで開催します
これこそが最高の自称詩だと思うクソを
自薦他薦問いませんのでご応募下さい
他人から自称詩扱いさ ....
血走った眼に
いろんな色、
ぶつかり合い
弾け飛ぶ
走る閃光、
轟く雷鳴
私は知らなかった
この世界、怒りの様相
憑依する、諸霊のイカズチ
あらゆる色彩の遊離と切迫
わ ....
滲むように昇る
朝の陽、
なにものも犯せぬ
この世界、
此処に留まる
此処がすべて
此処に入る、深々と
魂、歌に放ちながら
言ノ葉、声に散らしながら
この奇跡を、 ....
空を這う星、行方をくらました船
貝殻を失ったヤドカリと
銀の波を見て、心揺られて
想像は波止場を知らないでいてほしい
創作は自分を掬い続けてほしい
美しいものを見て目を輝かせる
....
失われた神経が
うたをうたって
通り過ぎていく
神というからには
人間を超えていて
そのはたらきは
複雑で
僕らには縫い合わすことができず
神というからには
人を選ばない ....
夜の闇が怖いから電気は消さないでくれと君は言う
ソメイヨシノが咲いても散るのを知ってるから悲しいとも言う
飛行機に乗るなんてとんでもないとも言う
くたびれたぬいぐるみを永遠に捨てられ ....
○「現代社会」
快適で便利できれいになったが
情は消滅し
罪は巧妙に隠されている
情報は毎日たくさん垂れ流されているが
肝心の情報は流されていない
ほんとうのことにはみんな目をつむって ....
彼氏知りませんか?
私の彼氏
知りませんか?
尾の長い生き物ばかりのパーク
普通の流線型の乗り物が好きで
鉄骨の屋根から飛び出した
角度がちょうど良かった
CMの撮影もちょうどしてた
....
嘘のこと
考える
嘘は悪くない
悪いのは私
言ってしまったこと
考える
中身は悪くない
悪いのは私
求めてしまったこと
考えて考えて
考える
心は悪くない
悪いのはやっ ....
永遠とはなんだろう
『銃槍 血痕 轍 焼跡の花だ。』
『夢幻の内にいる水平線には、
ひどくきたない月影は残存している。』
小枝をたたむ 河原になって
氷が覆う 心臓の周りを
何周でも血 ....
行方不明になった気持ちは
誰かが見つけたら
拾ってもらえるだろうか
届けてもらえるだろうか
そんなことを期待してはいけないだろうか
だって
どこかへいってしまったみたいなんだもの
みつか ....
やっぱりしんどい日もあるよねぇ、
朝起きて、この心、奮い立たせて、
今日一日、
頑張って、笑って生きようと想っても、
やっぱり、
寝る前、
あゝ、今日も一日、しん ....
サクラの花
咲きほこる
不安
そこへ
小さな葉っぱがでてきて
花も
葉っぱも
両方揃った今
ほんのひととき
とても好き
木の上に小さな桜餅の山
熱いお茶をください ....
あの夜は 夏至を祝った
月は 老いたも同然の話術
花火を手に入れるんだ
亞書
小人のすがたをした夜
全てが噓
天使は 危險
鎧を纏 ....
波のたゆたい、
子供らの戯れ、
火炎の虚空に踊る天使たち
僕ら肩を組み、
渡り廊下踏み外し
水溜まりに落ちる、
映る鈍色の空 揺れ動き
星は無し、漆黒の聖書
凍結した青 ....
芝のみどりが
眩しい
吹き抜ける風が
心地よい
馬が疾走する
鬣を靡かせて
それを見ているだけで良い
なんと美しい風景だ
大好きな飛行機雲という青い名馬に
この場所で会うことは
....
今、そんなに強張っているけど、肩の力を抜
いて、眉間の力も抜いて、下唇の下の力も抜
いて、そしてなにより、心の力を抜いたら、
自然に腹の力も抜けるから、そしたら boo、
poo、 ....
森の緑、
躍り揺れ
吹き荒れる風
慟哭する世界
稲妻の烈火
爆発する雷鳴
力動の破線、
時の間隙引き裂き
この荒涼、この寂寥
いよいよ動かず
赤々と花、
咲く ....
今年は季節の巡りが定まらず
戻り梅雨に降る雨の
街で 蝉が鳴いてます
初夏も過ぎると その年の
誰かにとって一番はじめに聞こえた声、
その方向へ視線を投げた人もいるでしょう
....
どうしようもなくおかしくてしょうがないのだった
この夜行列車のラヂヲ放送は今夜も
「鈴のように転がる姿を見たことはなかったが…』からはじまり
軽快なステップを踏み越えて
明日の天気や今 ....
鮮やかな黄色のマキシスカートを翻して
彼女は微笑んでいた
春が来た
そう感じずにはいられなかった
向日葵ではなく水仙の黄色だ
花言葉はなんだったろうか
思い出せずにいた
そしてなにかが引 ....
漂白の剽窃する眼差しが
降り掛かっている自分じゃないって
よく思えるね
甘い詞の差し込み披露されてるの
自分だけじゃない
街角で何人にも話してるでしょ
よくわかった?わかってない
鴨ねぎ ....
今年は
クローバーがでっかい
なぜだろう
本当にでっかい
フクフクとして
美味しそうだ
これは大きなウサギがやってくるのかもしれない
たくさんやってくるかもしれない
クロー ....
毎夜訪れるこの、
微睡みの夢見がちな
覚醒状態において
歌 鳴る、歌 鳴り響く
波押し寄せ盛り上がり波頭創り
必ず砕け消えゆく現を貫くもの、
毎朝、太陽を仰ぎ熱、感じるたび
....
新入社員になったり、転勤したりすると
職場でアフターファイブの歓迎会があったりする
そこである種<独特の>語彙と文法を駆使した自己紹介ができることも
社会人の大事なスキ ....
鳥雲にのらない
力のない日の予感
リズムもライムも
空き缶の表面に張り付き
気圧の狭間のきしみは
古るさびた
デザインの
キューピーまで
飛び出して
怖い目をした自意識が ....
茫洋として
掴みどころのない
この現の相貌に
いつ亀裂入っていくか
それをひたすら待っている
南米ペルーの段々畑
マチュピチュの傍にて
三メートルに成長する
ジャイアントコーンを
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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