右
左
コウモリ
分かる、より、分からない
ことの方が大事じゃない?
ねえ、そこのきみ、そう思わない?
そこのおまえ、そこのあんたも、
二人称は押しつけがましくて好きだ、暴力
あるいは命令、二人称は対象に受動 ....
ゴールデンウィークに金比羅さんに行った
雨のなか、傘をさして階段をのぼった
晴れの日にのぼったほうがいいと思ったけど
それは雨の日にのぼったからわかったこと
なにごとにも、 ....
たった今生まれたかのようだ
突然目の前の視界が開けた
病室では看護師たちが忙しそうに動く
時刻を尋ねると夜の7時半
7時半か…心でぼんやり呟いた
朝8時半に徒歩で病室を出た
手 ....
脱げそうな靴下が
いつまでたっても脱げなくて
その中途半端な布が
土踏まずの辺りで
心地良いことこの上なく
もう少しこのままにしておこうと
いやいっそ脱いでしまいたいと
そんなことを感じ ....
Curse each self-proclaimed poet
God, may all of them fall into hell
It ’s just a life that bothers ....
まだ飛んでいる
すぐにどこかへ
着陸すると思ったが
気まぐれな風にあおられ
思いのほか高く
遠く
街の奥には森があり
森を越えれば海がある
ふらふらと
心もとない放物線
巷で流れる ....
一雨毎に深まりゆく
この春日に佇んで
私は浅く息を継ぐ
虚脱の朝に不安な昼に
剥ぎ取られてしまった色を探し
*
記憶の奥の入学式
通り過ぎてく畑の野草
お母様と手を繋ぎ
....
今はテレビよりも
ラジオを聞きたい気分
軽快に喋り盛り上がるラジオ
居間の静けさを壊すことなく
上手く馴染んでいる
雨が降りそうで降らない
天気予報が曇りだと告げる
静けさが ....
つきあいたい
その気持ちをなんとかこんとか
書類の間に挟みかくして
何食わぬ顔で、仕事を続けた
まずい
このタイミング
この相手で
そういうのはまずい
吸い込まれそうな ....
ついこの前まで
白い花を咲かせていた樹木が
早くも新緑へと移り変わり
午後の日差しに照らされて
青々と輝き揺れている
その木の根元を
春の青大将の群れが
唸りを上げて進んでい ....
辛い
だったら
泣いても いいんだよ
レールを削って進む走行音
30年くらい聞いてる
どっかで犬が吠えてる
カラスが帰るってさ
僕はもう帰ってる
もうこれ以上帰れないとこに
そこにはソファがある
いいでしょ
軽くて柔らかく ....
聞き覚えのない鳥の声
ちゅーちち
ちっち
つつじ
ちゃいろく縮んでもなお派手な花
錆びた看板
(株)亀や
空に帯を広げる雲
ピアノの音
つまずきながら繰り返すフレーズ
醤油とみりん ....
光の文字を裏返し
水の警笛 真夜中の息
窓をすぎる 蛇の横顔
墨の季節 矢印の季節
朝も午後も夜もなく
曇りの音に満ちている
ひらくことのない雨の手のひら
冷えた ....
なにをどうしても
生き尽くすしかないおれの人生
生き倒れたら目の前に
輝く細いアルファベットでネオンの光は
Purple と。
ガキのころ聴いて
心の肌を切られたブルース ....
With despair on my incredibly bloody hands, I boarded the Keikyu Line Special Rapid Service
The des ....
灰の雲が切迫する
降りだす雨の連弾
無表情な反復に
放擲される
夜の戦慄
深淵が口を開く
絶対的な無力の露呈
剥き出しになる在る
立ちはだかる巨大な壁が
奈落の底へ崩落し続け
....
ルアペフ、それでキリマンジャロの件はどうなってんだ。へい、お雪はアコンカグアの伯父貴んとこの賭場でサイコロ振らして貰ってるって言っておりやした。なぁ、なんやとぉ!? 当代随一の女侠客キリマンジャロのお ....
うつらうつらする
この午後に
鳥は囀ずり
地は照り映え
私の憂鬱と倦怠は
一吹き風に溶けていく
)なんて優しい午後だろう
)遊ぶ子供の声が窓辺から
)うっとりゆっくり流れ込む
) ....
夕暮
白蛇
十字架
低気圧を駆け抜けていくオレンジ色の光
曇り顔が灰色から墨色に変わるそれは
、壺を仕留めたせいだろう
きっかけはちょっとした背中の痛み
割れそうな傷口を絹糸で塞いだ モーメント
抗うには遅 ....
見ているものは感覚であって
イメージを通り過ぎていく言葉を でも
感じている その 僕の手や足として
風景を行く頭に
所得保障の大半がバカ高い税金で飛んでいくなか
人びとは中国製格安EV車を乗り回し
通りのホームレスは皆そろってユニクロのシャツを着ていた
あれはリサイクルポリエステルシャツや
道ばたんペッ ....
一瞬の煌めきが
遠い浜辺を舞っていた
青白く輝き揺れ動き
打ち寄せる波に曝されて
遠い浜辺を舞っていた
永遠の持続を分節し
束の間の自由に躍りながら
滅びる先を見つめている
満ち引 ....
rasc
ow
cow bison x tuno
ido
neko
暖かな日差しに包まれ
うっとり微睡みながら
この星の一日を過ごす
仄かないのちの感触が
次から次に押し寄せ
くっきりとした輪郭を
束の間こころに際立たせ
暖かな日差しに包まれ
....
海外から日本がどの様に評価されているか
という動画を数多く見た
最初は日本人の調和を目指し、協調性を重んじ、規律を守る
民度の高さが高く評価されていることを
誇らしく,嬉しく感じていたけど
....
もぅ健常者ぃやぁだぁ~~
なんで
だって健常者の言うとおりにしてたら
こんなことになっちゃったんだぜ
じゃ、お母さんもイヤなのかい
お母さんは僕の相手してるから
もうとっく ....
さやえんどう
ミニトマト
春じゃが
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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