この夜陰、
独り在ることに寛いで
宇宙の時流に乗っていく
すっと孤独に留まりながら
この隙間だらけのあばら家に
雷鳴が轟くのを待っている

境界の門が開く、その時に
意識は異界の木霊に ....
外へは行けなかった
気持ちは列になり
この部屋で待ち疲れたよ
洗いざらしのシャツと
過去の自分にアイロンかけても
折り目に負けずに
歩いて来たから
胸が焼けるほど熱く
君を愛した日々も ....
あぶくは、空襲の記録フィルムを、逆回転させているみたいに
なだらかな曲線を描きながら、届かない水面へとのぼっていきました
遮断された現実の世界の中で、わたしは
眩しくない光というのはこん ....
慄け優しい昼の日差しに
女の帽子の湾曲の叫びを
手を差し延べるのは誰だ

静かに発酵していく発泡と発疹
すべては突き刺さったアイスピック
それはそうだとしてなんでもない

バスが曲がっ ....
誰も読まないというのは、
ある意味【特権】だ

誰も読まないから、
何だって自由に書ける
ウンコ漏らしちゃったことや、
女子に立ちションさせてのんだこと
あんなことや、
こんなことをし ....
洋画なら
ザ・エンドとかファインとか最後に文字が出る
邦画なら 終わりか、完結の完の文字が出る

最後にそれが出て初めて終了になるんでしょ
始まりから終わり迄の途中経過を鑑賞するのが
映画 ....
竪琴がある。
竪琴とは複雑なあなたとわたしと、それから春の優しい鳥と。

風がある。
なぜ、風が惑星の{ルビ裳裾=もすそ}をかゆそうに笑いながら縦走するかは、誰にもわからない。

竪琴を納 ....
二〇一六年三月一日 「ブロッコリー」


いま、阪急西院駅の前のビルに自転車をとめたら
めっちゃタイプの男の子が近づいてきて
わ~
さいきん、ぼく、めっちゃ、もてるわ~
ってなこと ....
黄色いチューリップが群れをなし
大きな風に揺れている
地平遥か彼方から
沸き起こって来るあの風に
身を委ねて群れをなし
黄色いチューリップが揺れている

うっとりと
蕩けるバターのよう ....
そこにいたねこ
にげてった

ねこどこいった

そこにいたねこ
どこいった

にげたねこ
こっちみてたよ

もうこないかな
あのねこは

ねこにげて
ねこのいたとこ
い ....
旅先などで撮った
二人で映る写真

ポジティブな想いしかない
愛し合っている証拠しかない
眩しいぐらい輝く写真

数々の想い出は色濃い
色褪せることはない

旅先で喧嘩しても
些 ....
はてさて、みぎを選ぶべきか

はたまた、ひだりを選ぶべきか

どうにも悩み疲れたのなら

みだりを、ぜひ、どうぞ


みだりが何者かと申しますと

物腰の柔らかな気のいい奴で ....
愛想笑い
追従
上っ面
色眼鏡

抜牙
丸爪
無毒

イチヌケタ
生きた
謳った
泣いた
喜んだ
それが私の生き様
生きた
祈った
闘った
歓喜した
そして愛した
俺は朝から何も食べていない、
ひたすら吐き気の塊だった

静けさに沈む
 何もない
静けさに沈む
 足場を欠く

俺の肉体と意識は解離したまま、
新緑の芳香をひたすら嗅いでいた
そ ....
大瀧詠一が
いよいよサブスク登場
ということで
80年代シティポップが
世界的規模で人気の今
故人がどう思おうが
日本のポップス界の重鎮として
東南アジア等のYouTuberに
完コピ ....
種明かしは
いくつすべきか?

欠伸のせいにした涙や
大丈夫と笑ってみせたこと

本当は

言ったそばから
嘘になる

さしあたっては
感傷を俯瞰しよう

一歩下がって
 ....
昔々
ある所
ある日

お爺さん
山へ

お婆さん
川へ


帰宅
就寝

日常
知りたい花の名前だけ
わからない図鑑
僕は買い続けるよ

知らないこと
そのやり方が書かれてる
先生
今日だけは
話を聞いて

匂いがしたんだ
匂いがしたんだ
思い出したい ....
降り続ける雨に
深く
深く秘められた瞳

まだ夜明け前に

音もなく迫り来る
もの
群れをなし
閉じられ、見開かれ
保たれ、放たれ
瑪瑙のように
深く渦巻き
浮き上がる

 ....
女子大生の新人を二日前にネット予約した
デリヘルではもう5年も当たりが出ていない
様々な検証及びトライアルを実施してきたが
結果は伴わず誠に申し訳ない
しかしながらもうそんなに時間は残されてい ....
{引用=四月}

四月はつまずき易い
貰った飴は
ポケットがなめてくれるらしい
至る所で小石が消え
地軸が舌を出す
虹色の粉が降り
即身仏が生えてくる
四月には裏がない
ゆえに ....
食パンくわえてダッシュして、遅刻遅刻〜、曲がり角でドーン、ぶつかったわけだけど、この曲がり角ってのが厄介でね、本当はかくれんぼしてたはずだったんだから、それがどうしたわけか、曲がり角に差し掛かったとこ .... やさしい君が
手をひいて
あるかせてくれる
外を

そして
大丈夫
大丈夫だという
見て ほら
あの橋をわたろう
細いけれども
大丈夫
という
笑っている

でもわた ....
先鋭
流行
迎合
凋落
言葉に足が生えてどこまでも歩いてゆく
一日歩いて倒れる言葉もあれば
一か月歩きっぱなしの言葉もある
中には百年、二百年、いやもっと
歩きっぱなしのものもある
いったい何処まで行くのだろう
 ....
押しボタン式の信号が青になったので、
数名の幼児を連れた保育士さんとおぼしき人が声を掛ける
「さっ、渡るよう」
すると先頭の子どもが尋ねた
「どうしてわたるの?」
すかさず若い保育士はこ ....
百から一を引くとたちまち白になる。分刻みだったアポイントメントはことごとくキャンセルで、消せるペンで書いていたのに意外とまっさらにはならない手帳。筆圧が凸凹に残る四角い枠の隅に擦っても消えない文字があ .... 北斗の拳の
南斗何とか拳の使い手で
帝王とか呼ばれている
好い人なのか悪い人なのか
ケンシロウにやられて
初めて分かる
そんな登場人物的な名前ですが
色んな変異ウィルスを
次から次に開 ....
稲穂の先のビー玉の喧騒
夢はわちゃわちゃ過ぎていき
白雲もくもく青空に湧く 

花の街には太陽燦々
老婆と少女が手を繋ぎ
廻り廻るよ廻り廻る

死の標的を撃ち抜いて
生の目醒めに眩め ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
境界域ひだかたけし421/4/25 0:06
結露ミナト 螢221/4/24 19:58
かみさま、わたしは海を汚してしまったホロウ・シカ...2*21/4/24 15:07
もうバスが来るころだろう帆場蔵人521/4/24 14:47
誰も読まないatsuch...3*21/4/24 11:56
さよならを言ってくれないとこたきひろし4*21/4/24 9:57
ネノラク道草次郎221/4/24 7:54
詩の日めくり 二〇一六年三月一日─三十一日田中宏輔15*21/4/24 1:21
黄色いチューリップが揺れているひだかたけし321/4/23 22:20
ねこTwoRiv...4*21/4/23 20:47
写真に映る二人夏川ゆう321/4/23 18:34
みだりクーヘン3*21/4/23 14:20
コミュニティヨロシク021/4/23 8:04
無題渡辺亘021/4/23 2:06
夜の律動ひだかたけし421/4/22 21:56
シティポップ花形新次0*21/4/22 21:27
エブリデイ入間しゅか321/4/22 20:54
昔話ヨロシク021/4/22 8:00
ハーメリン竜門勇気2*21/4/22 1:46
春の残酷ひだかたけし321/4/21 22:33
女子大生はだいろ021/4/21 21:21
春の連詩道草次郎421/4/21 20:44
運命入間しゅか121/4/21 17:29
やさしい君はるな321/4/21 12:55
寵児ヨロシク021/4/21 7:59
言葉の旅やまうちあつ...121/4/21 5:18
「さっき駅前の横断歩道で…」Lucy3*21/4/20 21:16
白い誕生日/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*21/4/20 21:13
ファイザー花形新次021/4/20 21:09
光輪ひだかたけし4*21/4/20 19:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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