ちりちりと
肌刺す冷気に
包まれて
詩を書く、詩を打つ
この夜陰
街には霧雨
降り続け
終わることない
哀しみが
記憶の糸を
濡らしてゆく

(糸はすぐに冷え切って
逗留すべ ....
小さなものたちを紹介をしよう

かれらはずっと昔からそこにいたようにも見えるし、つい今しがた、現出したようにも見える
目が触った瞬間に彼らは魂を宿すことだろう
目を逸らしたとたん跡形もなくなる ....
意識の表面に 皮膜のように貼りついた
夢を剥がす 淡哀しく雪が降る ログイン
ログアウト 扉の向こうに 景色をしまい込んだまま
日々は眠る ログイン ログアウト 小さな痛みが
星のように瞬く  ....
ずぅっと、ひどい気持ちでいる

誰に出会ったらいいですか

何を見たらいいですか

何をしたら

このひどい気持ちから 解放されますか

毎日

早く死んでしまいたい なんて
 ....
ライオン



欠伸

無為

就寝
ひまわりに虫がとまっている
指で触れると
驚いた様に飛んで行ってしまった
どうしてひまわりには羽がないのだろう
羽があれば私の肩にとまったり
驚いた様に飛んだりできるのに
ただ土の ....
いつもの部屋


寝返りのうてる高さに枕を濡らす。身体に比べて耳が異様に巨大化している。右耳だけが。心臓を上にして横になっているので、重さは、苦ではない。耳朶が足先まであり、指で弾力を確かめて、 ....
あなたを初めて思い出す
彼方に雷鳴響く午後

風はさざさざ川面撫で
古代の祭りのようだった

私はひとりタープの下で
数しれず眠る夢を見た
土中に斃れる夢を見た
汚濁のように瑕疵のよ ....
豪雨の窓辺で蝋細工の悪魔が猛り嗤っている気がしたハリケーンの夜、あれはいくつの時の記憶だったのか、脳の片隅で日付を失くしていた、スマートフォンのお前のデータをダイヤルしていた、深い眠りも覚ますほどコー .... 窓を開けて空を見上げる

東では 点々とした軽い雲が
西では茜に染まる分厚い雲が
それぞれの空を覆っている

足元を見る

今日届いた
ポルトガルの織物が
床に広がっている

 ....
飲食店の経営者が

「店をたたもうかな。」

と呟いている

時短営業で苦しいんだとという姿が

ニュースの画面から流れている

何度も同じ店主の顔を見た

取材まで手抜きをし ....
コロナが流行してから
武漢、ローマ、ニューヨークを旅し
コロナに感染した状態で
帰国後新宿のキャバクラで
クラスターを発生させた
日本初の女性コロナ感染者
源氏名ナナミちゃんの
23年の ....
脳がスカスカだと
大統領選挙を通じて指摘されていた
バイデンが実は骨もスカスカだったことが
判明してアメリカ国民を悩ませているという
因みに
バイデン骨粗しょう症を早口で三回言ってみて欲しい ....
黄昏時に
夢見る子供のように
今一度
両眼を見開き
身体中で
風を
感じる、感じている
気圏の底から湧き起こる
あの聖破璃の風を
追いかけ吸い込み広げては
開ける世界のパノラマに
 ....
冬が来る
風がなる
じゅうぶんだ

この生では
の菊

ほんのりと
クリスマスプレゼント
ひじりめく
どの手にしようか
パームか
ギミックか
ミスディレクッションか
増えていくマジックグッズ

ジョークを飛ばし
人目を盗んでは
嘘を並べて
とぼけては
裏切ることに
すっかり嵌まっ ....
人生を全うしたとき、命は何層のパイ生地に仕上がっているかな。
僕、死ぬのは怖いけど、棺の中で美しいパイに焼き上がりたいな。
玉の輿

分不相応

放逐


寂寥
無残
屈強美寫眞は

退屈だ

吃音に似た身體を試みる


今夜

菜種油は{ルビ海驢=アシカ}であり

帽子は遺産である


外耳道の運河

ナイフとしての賭博


 ....
粘り気のある幸せが、
柔らかな布のようになって
わたしの首を優しくしめる。

残りわずかな不幸せが、
泡のように口から漏れ
ひとつ、またひとつと浮いてゆく。

いよいよ息苦しくなっ ....
ああ、{ルビ全=まった}き一人
差し伸べる手も
星の息吹き
呼吸を
息を合わせ
手を合わせ
心合わせ
顔を合わせ
ふるわせ

夜の果て
片隅
今ここにある光の柱
{ルビ御光= ....
木の葉、貝殻、木炭、シダの雫…
私は、見失われ、見出される

元素も、哀しみも、泣訴も、オーガスムも
宇宙池から泳ぎ逃れぬ、魚


小夜啼鳥よ、羽をとじ、琥珀に斜めに浮べ、
今日もどこ ....
人宿り

もうすぐ僕が降ってくる
はるか高い屋上の
錆びた柵を乗り越えて
西日を浴びた夕刻の
遠い目をした僕が
真っ逆さまに
降ってくるでしょう

僕の僕だけの降人予報
確率は7 ....
二〇一四年九月一日 「変身前夜」

 グレゴール・ザムザは、なるべく音がしないようにして鍵を回すと、ドアのノブに手をかけてそっと開き、そっと閉めて、これまた、なるべく音がしないようにして鍵をかけた ....
暮れの空に 巨きな曇が
ひとつ浮かんで動かない
街を隔てる径のむこうに
家より高い鉄の樹がある


街へ 光へ
到くもの 到かぬもの
降りそそぐ 機械の星
花の星
 ....
星の残骸を
ひろってきて
テーブルに載せ

みしょー
と書く

みしょーの絵

ってどんな絵か
よく知らないけど
なんにもなくて
おひさまがある
そんなのが
みしょーな ....
月見草
銀に揺れている
透明な水流になびき
引き寄せられ
傷んだ身体
俺は引きずっていく
引きずられていく
寒風吹き荒ぶなか

青、蒼、碧

陽光余りに眩しいこの真昼

俺の ....
街中に溢れている
気だるさや
やるせなさや
無関心や
私には名付けられない誰かの表情
変わらないようにみえても
変わりつつあるのだ
忘れかけていた
足りないもの
オールドノーマルな
 ....
名前だけは知っていた
絵本でも見たことがあった
くるくる回っているディスクのようだって
カラスに剥がされた青いネットの上でキラキラしているようだったって

映像や音楽が今はもう読み込めなくな ....
The last thing you said was that your words were going to melt.

最期に貴方が言った言葉が融けそうで

"Never, ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冷夜ひだかたけし620/12/1 19:57
小さなものたち道草次郎220/12/1 12:37
淡哀しく雪が降る塔野夏子5*20/12/1 11:33
ひどい気持ち赤椿020/12/1 11:20
一日ヨロシク020/12/1 8:21
ひまわりたもつ420/12/1 7:21
いつもの部屋後期120/12/1 5:16
ひとりタープの下でGiovan...320/11/30 22:36
オカルトとゴシップとビジネス、我が物顔のコミックホロウ・シカ...2*20/11/30 22:34
おろはげめが...320/11/30 21:07
日本のマスコミジム・プリマ...4*20/11/30 20:34
新朝ドラ「コロナはん」花形新次020/11/30 18:14
バイデン足を折るの巻020/11/30 17:38
ひだかたけし420/11/30 17:00
12月道草次郎020/11/30 16:58
マリオネットもちはる1*20/11/30 13:55
パイクーヘン3*20/11/30 9:46
ヨロシク020/11/30 8:06
溶ける魚ゲーム[group]墨晶020/11/30 0:00
呼吸塗絵 祐作020/11/29 23:34
孤独な夜を歌うトビラ2*20/11/29 23:25
魚の夢、鳥の夢。道草次郎4*20/11/29 22:49
人宿り後期1*20/11/29 22:24
詩の日めくり 二〇一四年九月一日─三十一日田中宏輔13*20/11/29 21:00
夜 迷 灯木立 悟420/11/29 20:35
みしょーの残骸道草次郎220/11/29 20:11
魂の深淵ひだかたけし1020/11/29 19:16
腕を伸ばした、指の先の距離で(ゴル投稿修正版)高橋良幸3*20/11/29 19:06
案山子(ゴル投稿)1*20/11/29 19:03
雪花弁、最期の願い Last wishes of snow ...月夜乃海花120/11/29 16:18

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