諦めてなげうって
一面に梅雨じみていた

ぐわり、ぎゅうと潰されひずんだ脳髄が宙に一掬いこぼれてしまい
泥まみれのみじめな白い靴下ではどこへも行けない

傘の羽音 傾いだ日没と共に、
ゆ ....
あるきまわる場所が
いつしか世界の外枠になってしまった
そんな人類にとって
深海の騒がしさはいつも憧れ

何も知らないことで
何度も希望を生んできた
白痴の創造主が僕らの中にいて
 ....
古くからの言い伝えでは
お金があれば
沢山持っていれば
人はしあわせになれるって


それは
確かに当たってるし
外れてもいる

例えば
お金が払えなければ
入院した病院だって ....
近くの 小料理屋の 前を

ゆっくりと 歩く猫

なんて言ってるのかなぁ

ちょっと 武士 みたい

おおむねは

不自然な酔っ払いのおじさんぽくもある

ふらふら〜 ....
視線が崩れる前の一瞬に
全てが分かるのです

空白の時を経て
前触れのない再会

触れる視線
数秒の差で
崩れ漂う

この一瞬に
私は恋をしていたのです

懐かしい人ではなく ....
自称詩投稿サイトに
新たに加わった自称詩人の特徴として
ただ闇雲に他の自称詩人のクソ自称詩に
イイねやコメントを入れたりすることが挙げられる
何らかの見返りを期待してのものだが
やがて見返り ....
あらゆる意味を浪費したんだ。
世界は存在するのに、
世界以外のすべても
同時に存在するんだ。
消費されていく、
(それも恐ろしい速度で!)
現れるのとほとんど同時に!
探している ....
意識不明の君は
あっち向いてホイを繰り返している
専門学校はまだ始まらないのかい
柔らかなほっぺをつねってみた
誰も知らないことにした

悪いとはわかっているけど
動かない乗り物にずっと ....
夜がへのじに曲がり出す時、
睡眠薬はいつもの位置で
意識が遠退くその前に
僕は独り在ることの
覚悟と記憶を反復する

今日の夕暮れは見事だった
作業所で君と何気なく話せて良かった
逢え ....
ヨーイ ドン
校長先生のピストルで
ランナーはみんな逝ってしまった
あれからぼくは
どこを走っているのだろうか

豆腐屋がある
醤油屋がある
精米所がある
お寺があり風呂屋があり
 ....
緯線、経線、メロンパン。
惑星はベーカリーにて焼き上がる。
災害のつめあと

テレビの動画

当事者のリアル

ぼくらの現実

なんにもほんと


きこやしない

月の音

感性レベルが

低いわけじゃない

リアル<現実 ....
パリの妖精
第19話/最終回「花市場の妖精」


今日はフランスの母の日
シテ島の花市場には
子供たちが並ぶ

花のような
たくさんの笑顔で
お店のおばさんも
花のような笑顔
 ....
パリの妖精
第18話「サクレ・クール寺院の妖精」


白壁の教会
モンマルトルの丘
街を見下ろし鳩は歌う

み心の青空
路地裏の駄菓子屋
石段を走る音はダンス

黄昏に灯る
 ....
パリの妖精
第17話「エッフェル塔の妖精」


馬の駆ける音に夏草の匂い
練兵場の士官は花を愛し
マルスの公園は妖精を愛す

月夜にエッフェルは
野に背をあずけ
設計図を握り
た ....
君が好き
の、
なかに
キスしたい
とか
いやらしいこと
もっといやらしいこと
それ以上にいやらしいことをしたいっていう
エッチな気持ちが入っているかどうか? 
正直に答えると、
 ....
切り立った
山の岩場に転がった
死体の色した茜に空燃え

夢は夢、叶う月夜に散歩路
夢しぐれに泣く
瓦斯灯の街
御空につながる
血けぶる鷹の眼

霧けぶる
枯野に棄て去 ....
ほんとにうまいものを食べたかったら
普段は不味いもの食べてなさい

一人の女を愛し続けていたいなら
モテない男になりなさい

多数の女に好かれたら
一人じゃ満足しなくなるからさ

心 ....
詩を書くなんて
無駄なエネルギーの放出

誰かの書いてくれたモノ
読ませて頂いてたら
いいんじゃないの

それじゃあ駄目なんか
それじゃあ満足しないんか

なんやねん
阿呆かいな ....
西陽が射し込むイートインで
コーヒーを飲んでいるわたくしに
黄金に染まる街並みが
光溢れさせ迫って来る
その瞬間瞬間の美しさ
この星の大きな優しさに
包まれ私は法悦となる

地球の青と ....
きつかった、きつかったなんて、笑い合うのに意味はないわよね。だって、狭苦しく汚いワンルームで缶ビールをちびちび啜るだけの人に、それを発言するだけの説得力がないものね。あのときは、あのときはなんて思い出 .... 夏の便箋が余ったので、君にお手紙。
手渡しは照れるので、冷蔵庫の卵の辺りに。
孤独の目が開いていた
きつく唇を結んでいた
閉じられた心に
抑揚の付かない文字を
過去から今へ送り出した
白い紙から、ブルーライトのパソコンを経て
私たちは何を追っていたのか?
青い部屋 ....
それは異常気象の極み

前兆は何もなく
学者も気象予報士も誰も予想出来なかった

それは異常気象の極みだった
そうとしか説明がつかない

それまで蒼くすみきっていた
九月の空から
 ....
大きなカボチャは悪魔の顔
蝋燭が入れられ魂が灯る

生き返るカボチャに
子供の呪文が夜通し掛かる
黒猫たちのパーティーに
妖精のキャンディーが配られ
前夜祭が始まる

今はもうい ....
柳の枝を揺らして
魔女が飛んで行った
魂が光の輪になって
チェリーパイを照らす
先住民が掘った井戸から
浄めの水を汲む妖精
占いの蝋燭がいくつも
聖水に立てられ
ハロウィーンが始ま ....
日陰に深く蒼く
空の目を盗んで
妖精のハーブが咲く

摘んで行って下さい
長い長いその道の終わりに
あなたの重い記憶と一緒に

雲になるほど干してしまって
風に乗るほど目を閉じて ....
古い卓球台に、チェスのボード
幸せなことがどういうことか考えれるだけ
まだマシだって思ってる

合板の構造がよく分かる
卓球台の角には捲れたささくれが
攻撃を意識して指先に手触りを与える
 ....
美しさは
檻のようなもの
その冷たい鉄格子のなかに
閉じ込められる人は
美しさに執着する
ほかならぬ自分自身

美しさは
翼のようなもの
翼をもたぬ人の目に
眩い光をふりまいてゆく ....
月夜の庭の物陰で土と溶け合い
消失していく段ボールの記憶よ

何が盛られていたのか、空洞となって
久しく、思い返すことはないだろう
お前は満たされた器でなかったか
瑞々しい果実と野菜に陽の ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
泥濘来世の019/9/19 4:38
深海で紅茶を、深宇宙で紙巻きタバコを一本竜門勇気1*19/9/19 3:41
古くからの言い伝えではこたきひろし019/9/19 3:32
ひなた ぼっこ立見春香519/9/19 1:31
欠けない人mayaco219/9/18 18:44
1か月の命花形新次119/9/18 18:41
消費はるな119/9/18 18:22
くるくる魔法ふじりゅう019/9/18 15:36
夜陰フラットひだかたけし4*19/9/18 14:50
マラソンyo-yo2*19/9/18 14:10
メロンパンクーヘン5*19/9/18 12:17
月の音函館ドラゴン019/9/18 8:07
花市場の妖精丘白月119/9/18 7:52
サクレ・クール寺院の妖精019/9/18 7:50
エッフェル塔の妖精019/9/18 7:49
ケダモノatsuch...4*19/9/18 6:36
霧の葬送秋葉竹819/9/18 0:42
粗食こたきひろし319/9/18 0:15
雑文019/9/17 23:40
法悦(改訂)ひだかたけし719/9/17 17:46
寄りかかられない椅子のようにふじりゅう019/9/17 15:25
お手紙クーヘン2*19/9/17 12:18
時と文字まみ3*19/9/17 8:01
九月の空からこたきひろし319/9/17 6:53
ハロウィーンの妖精丘白月0*19/9/17 6:14
万聖節の妖精019/9/17 6:13
アキチョウジの妖精0*19/9/17 6:12
あなたには、痛くないところはないの?竜門勇気019/9/16 23:45
醜人両性具有019/9/16 20:48
虚舟帆場蔵人5*19/9/16 19:47

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