暗雲とした月のない暗い夜だった。
わたしは人影もない橋の歩道を行ったり来たりしていた。
もうこれ以上先へは進めない。
光る眼をじっと見据えた、黒い鳥が待ち伏せているからだ。
冷たい欄干の上 ....
同窓会のたびに
あなたを探す

席に着いてからも
入口ばかり見てる

お酒を飲みすぎて
タクシーでホテルに帰る

ドアを開くと
カーテンが揺れてる

さっきまでここにいたの?
 ....
うつろな白い金魚が
一瞬こちらを見た

わたしはもうずっと、この命を誰かにもっていってほしかったから
誘われるまま飛び込んだ

ザボン
それから息を吐き切ってブクブク……

9%のチ ....
(どこでどんな具合に産まれたかなんて話は、この際どうでも良くないか)

おれ、JKのパンツがチラッと見えそうだったので
全力でもって前のめろうとして、寸でのところで自制心が勝る

今日が終わ ....
気が狂っちまった

宮沢賢治はどんだけ正気?

中原中也はどんだけ正気?

誰もがせつなくて


俺の半分以上が俺のもんじゃねえ

狂うってこたあそういうこったあ

さらにさ ....
落書きは落書きだ
嫌なら額縁にでも入れて
大切にしまっておけ

本人だって
書き終わった後のことなんか
知ったこっちゃないと
思ってんだろ?

あー、バカどもが
クソ落書きに何億も ....
手竿 手を引く夏の夜

蝉も戻りウクレレ

云われて ヒラメ ボラ

齒の奧の店を 波を 否定


明日の名の

半端なしこり

大樣なゴムのスプーン賣り

無我の世のラ ....
しんどいな
そんな夜
聞こえた声に
とんでもなく救われた
うんこの話
ウォンバットの話
中身なんて何もないのに
何故だか頭に残ってる
Aはいどうもクレイジーナッツです
B(手に缶コーヒーを持っている)おいちょっと聞いてくれ
Aコーヒー置いて来いっ!!
B何やねん急に
Aどこの世 ....
掌から零れ落ちた幸せを
慌てて拾い集めようとするけれど
砂上の楼閣の如く
脆くも崩れ去り
風に浚われ跡形もない

立ち竦む 過去と未来の狭間
砕け散った心だけがその場に囚われ
視界を阻 ....
{引用=(*筆者より――筆者が本フォーラムでの以前のアカウントで投稿した作品はかなりの数になるが、アカウントの抹消に伴ひそれら作品も消去された。細かく言ふと二〇一五年十二月から二〇一七年二月までの間に .... 船が海に飽きて空中を浮遊したり
飛行機が空に絶望して海底を探検したり
少年が瞬くまに老人に進化したり
したら
愉快で痛快だな

子供が鉄棒に失敗して砂場に落ちた
自力で這い上がり立ち上が ....
ここは寒すぎて
コトコト煮込んだシチュー恋しく
焦りながらの帰宅道は
普通の少年のようだった

たった2℃熱いコーヒーも欲しがり
サンタクロースのような
土っぽい自販機は ガシャ と
 ....
ただきみが死んでしまうということが僕にとっての救いだったはずなんだけど
終わりがあるならすべてが美しい思い出になるしゲロ吐いたことにも意味があるし
心臓をすり潰してつくった色とりどりの造花を花束に ....
不幸とはある日突然やってくるものでもない。
わずかな年金生活で独り暮らしをしていた老人がとうとう動かなくなった。
そして私に「メール」を送ってきた。

「生きる価値もないのなら死ぬ価値もな ....
百貨店にあるものは
なくても困らないもの
コンビニにあるものは
ないと困るもの
百均にあるものは
あっても困らないもの

わたしにあるものは
あっても困らないもの
人混みのなか
孤独に見つかってしまう

笑顔で元気に明るくしているけど


孤独が私を放さない

悲しみと苦しさが私を覆うとき
降りやまぬ雨に
溶けてしまいたくなる
ピンクが似合わない
この体にも
桜は舞い降り
憩う時がある

腕のざわめく
動きに合わせて
花びらのトンネルが
開通する

まるでカーディガンを
羽織る姿は

春しか着ない
 ....
中途半端な道 ここは
吊革の音すら響く 人跡未踏の車中

一角うって
はらって うって 伸ばして その
掠れ具合までに 閉じ込めた
狂気の手紙が今は己の
たったひとつの シャボン玉

 ....
おお 

眼 憩い 豫知 

萬の四股 

蕨の大地 



犬 

正午が具現 

ハイウェイ 

樣相 焦げ色 



乖離の季語は 

生殖に生き 
 ....
翌日。
妻は薬局で妊娠検査薬を買ってきて試した。
陽性だったと妻はそれを俺に見せた。
俺たち夫婦は子供を授かった。勿論その事実を確かめる為に俺は会社から休みを貰い妻を産婦人科に連れて行った。
 ....
天変も大地の異変も起こる事なく。
一見、平和に穏やかに過ぎていく日々。

リモコンのスイッチをonにすれば、映像と音声が垂れ流される。television。
垂れ流されているけれど、眼も耳もほ ....
凪に 燃え立つ
怒り 火柱
無意識の 海から
意識の空を 穿つ

沈下した 青春から
享楽の 樹液が
蒸発し 靄のなか
火柱は 脊椎の様

いつから 疲れたのだろう
心臓より 鼓 ....
 無くしてしまったもの

 消えてしまったもの

 体から消えてしまった1本の歯

 気持ちの動揺が広がる

 幼い時

 抜けた歯は屋根に投げるんだの言葉通り

 投げ捨 ....
日々の生活の中で、罪人は
激情の愛を受け止められる
二枚目の男前の細マッチョ

グロリアの青春
グローリア イン エクセルシス デオ

高らかに歌い
家に帰ったら
罪人呼ばわり

 ....
眠れない夜の
交差点はまだ
誰ひとり世界から
消えなくて

人工衛星に映る
悩みが大きくなって
破裂するくらいの

僕です私です
手を挙げる人

延長コードの先に
天国がある ....
燦々と
陽は降り注いで芽は弾け
花は開いて誰か居ぬ

誰かいたか?誰がいた?

記憶にうっすら響く余韻
懐かしく憧れた 
娘の顔が
逆光に浮かぶ

)きっとまた会えるから
)き ....
自転車で世界へ。 なんという空の色

この色は
カメラには映らない

昭和の町の
ミニチュアのような

ただただ懐かしく
暖かく淡い

雨の色よ
厚い雲がのしかかる
雨の夕暮れ

冬の雨は
青灰色になることが多いのに
今日はセピア色をしている

子供のころに
お化け色と言って
妖怪がいると信じた色

不思議だ

ベラン ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
光る鴉ツノル1*19/3/12 2:30
shallowsmizuno...819/3/11 23:49
春休み 月曜日 ドン・キホーテ印あかり3*19/3/11 22:54
分岐、気分でN哉119/3/11 22:24
気狂い詩人ペペロ919/3/11 20:38
バンクシーを塗り潰せ!花形新次119/3/11 20:16
鳩の頭[group]墨晶219/3/11 19:06
ラジオ砂漠枯219/3/11 18:10
昭和六十年 ABCDお笑い新人グランプリ (粗予選)TAT119/3/11 16:13
レクイエム美空319/3/11 14:58
旧作アーカイブ1(二〇一五年十二月)石村14*19/3/11 13:36
船が青い海に絶望してこたきひろし419/3/11 6:53
クレアおばさんゆさゆさふじりゅう119/3/11 5:17
架空の恋xxxxxx...219/3/11 0:25
選択ツノル2*19/3/10 22:21
百均からはじめるのイオン019/3/10 21:35
ひとり舞狐1*19/3/10 21:32
空のクローゼットミナト 螢419/3/10 20:32
内ポケットふじりゅう019/3/10 14:22
月食[group]墨晶019/3/10 11:29
天変も大地の異変もなくて 続編こたきひろし419/3/10 8:53
天変も大地の異変もなくて419/3/10 8:08
凪、燃ゆルラ2*19/3/10 7:20
喪失感佐白光1*19/3/10 2:06
● LiSAの罪人を聴きながら ●足立らどみ2*19/3/9 23:38
カウントダウンミナト 螢219/3/9 19:16
春日の余韻ひだかたけし619/3/9 18:45
水宮うみ3*19/3/9 18:26
記憶に降る雨ガト4*19/3/9 17:29
おいてけ堀3*19/3/9 17:18

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