たわし
ごろつきの
まだ わかさに
かめをしたじきにしたら
かつてのいるかは
まだ帰ってはなかった
どこでまた持ってきたのか
そこのはず
だからいつまでもさいや じん
いぶか ....
刀鍛冶職人が、納得出来る刀を研ぐまでの年数
一本につき、約十年
ネトウヨが、その悪意を吐き散らすまでの秒数
一文字につき、約0.1秒
花火職人が、世界に喜びを届ける作品を完成させるまでの日数
....
午前三時
病院の個室で
愛を呆然と考えていた
わたしの手段は
すべて尽くしてしまった
けれど思いは消えない
消すべきでもない
と思える
愛の感情が
全身に残っている
....
風
風は見えないけれど在るし、
心
心も見えないけれど在るのです。
見えないけれど在るんだ
苦しい時に、
「人生はゲームだ」と
時々思う。
もちろん、
人生はゲームのはずはありま ....
頭の上から爪先まで
何を求めてるの
これが私の最終形態
あなたには何が見えているの
これ以上捧げようもない
全身全霊
私でいる
あなたの理想なんて知らない
全身全霊
私でいる ....
あなとの愛のぬくもり
真冬のふとんのぬくもり
私の体をあたたかく包み
私のココロは溶けて
あなたになるの
透明ランナーを知っている?
子供のころ
少人数で野球などしていて
自分の代わりに出塁させた
目には見えない分身のことだ
ヒットが出れば揚々と走塁し
そうでなければ残念そうに
こち ....
朝の雨は
遊戯性を伴わない
ただ
一定の速度で
穏やかな神経を更新する
傘は思考の厳密な青春として開かれ
水滴は正確に軽やかな眩暈を実行する
憶測は白骨化した煙を濡らす
古いラ ....
三丁目二番六号付近の路上に林檎を置いた
いつか君と出会うための魔術だ
御堂筋を渡る、四丁目のあちこちに足跡を残す
南船場四丁目をさらに巡回する
反復は呪われた想いだ
破れた地図の ....
身がうずむほど雪が降った
ささくれだったヒイラギの枝が
きしんで首を垂らしている
穏やかにその生命を垂らしている
槍のような葉先が ひどく艶やかに
朝霧を すんと突いていた
火を焚べて ....
○「情報化時代」
「ふつうのこと」や「あたりまえのこと」が
見えにくくなってきている
本質に戻ろう
原点に戻ろう
○「健康づくり」
健康づくりは
本人の努力なくしてはできない
....
日本は前科者です
先の大戦で
金で賄えないものがあります
人の命
僕が子どものころ見た戦隊ものの悪役で
金で解決できないことはないと叫ぶ者
反省の色は消え
またぞろ同じムーブ ....
母と父と娘のトライアングル
とっくに崩れながら
故郷喪失者として
それぞれがそれぞれに同じ身
、
僕らがやって来て何れ還りいく処
単なる組織宗教超えた精神奥処の力動 ....
加害の意図がある方が
「ワタシは潔白です」等と嘯いて、
杖を振り回す輩より余程信頼できる
そんなに細かく切ったら台無しじゃない
良いのよ、食べやすいでしょ
確かに味が染みて美味しいけど、歯応えとか…
え?何?
LGBTQに配慮されてる、素晴らしい料理だって言ったんだ ....
むかし
大好きだった歌のワンフレーズ
『も少し幸せに幸せになろうよ』
ね?
も、少し、で、いいのよ
べつに言葉のあやとかじゃなくてね
ほんの
ちょっとで、いいのよ
....
いつだって
逃げ出したいのは
空の彼方
まぼろしの国
そこに住む住人は
みな穏やかで
過去を問わない
未来も尋ねない
お元気ですか
から始まる会話は
今日あった細やかなことを
....
うすいろに光る午後の裏口まで
となり街の長い雨が
後ろ姿にくっついてくる
あなたの不在に慣れるより早く
引かれるカーテンは幕のようで
立ち尽くしていた気がする
いつまでもはじまらない舞台で ....
街並み光の帯纏い眩しく耀き
何処までも何時までも
ひろがるひろがる伸びひろがりいく
この光の街並みに色付けし
抱き締めれるもの抱き締めてくれるもの
しずやかひっしに探し続け入れ込んで
....
この詩は、題名のみならず、その形式や文体も、また、この詩に引用された詩句のうち、そのいくつかのものも、西脇順三郎によって訳された、T・S・エリオットの『荒地』に依拠して制作されたものである。西脇訳の『 ....
自己紹介でいきなりマウント
返す言葉もない
へえ
それで?
って言いたいけど言えなかった
吐き出せない言葉が
腹の中で消化不良
できれば関わりたくない
自分のコンプレックスが
激 ....
+
あたらしい一年よ
あなたのお誕生日なのよ
数字の最後に丸がついたね
十二進法で割りきれる
四角いケーキにしようよね
かみさま、おるよ
恵みの季節に
めぐる限 ....
ひつじの群れが
机の上を横断する
通過するまで
宿題は中断
頬杖をついた鼻の先を
ひつじたちは通り過ぎていく
一番端の崖の所まで到着すると
窓から空へと向かい
雲の群れになった ....
○「生きている」
今朝も
生きている
生きている
明日は
わからないが
今朝は生きている
有難い!
有難い!
体調よし
天気よし
ワイフの機嫌よしで
今日は好日なり
AIにダメ出しされまして
わたくし、面食らい
信念の大事な局面で
AIからダメ出しが?
立つ瀬がないだろうが
AIが最高権威とか、イヤだよ俺
意味のレベルに関する限り
AIは ....
今君は輝いている
僕の目の前で
駆け寄ってくる姿が眩しくて
抱き留められない
夕日が西に傾いて行く
逆光を背にして
走り去る君の姿が
幻と気づくまでには
あと何日 ....
詩美人草が
咲いているのは
何処なのか?
世界にたった一つしか
咲かないわけでも
あるまいに
まさか…
ベランダの角
珈琲の湯気の中
空を{ルビ翔=ゆ}く鳥の眸
で ....
繋がってる 繋がってる 場面と場面が、繋がっている
一つの映画の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる 朝と昼と夜が、繋がっている
一日の風景の中で繋がっている
繋がってる 繋がってる ....
明け方近く、二十四時間営業のストアーで買物を済ませて帰宅途中だった女が日本車に轢かれたってネット配信のニュース番組で知った、それは十二月の寒い朝を少しも揺るがせはしなかった、ああ、可哀想に、と一瞬 ....
気が取られて
意識が私でない
珈琲の注ぐ湯の量、最後の量
、
空白から飛び出したら
不味いな
慌てる事が減って
苦い毎日がぽろぽろ
今日は何曜日、
今日は何日、
慌てる事のない ....
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