汗ばんだ背中が気持ち悪い

ふと一滴の汗が首から背骨を伝って腰の方へと滴るのは
なお一層のこと気持ちが悪い

陽の光が憎らしくさえ思われ
湿った空気など蹴散らしてしまえと
誰に言ったもの ....
野獣さん、泣かないで。
あたしの、こころは、美味しくなかった?

あれだけ、熱心に、むしゃぶりつき、
ひとかけら残さず食べきってしまい、
終いには、
骨までボリボリ噛み砕いてし ....
冷たい水が流れてゆく先は
ここよりもっと暖かいところだろう
冷たい心が流れてゆく先は
ここよりもっと冷たいところだろう


名もない小さな流れに右手を浸して
青い星の温度を知 ....
善悪抜きにして
同性愛は性癖だと思う
性癖なんだから
ロリコンや
デブ専や
SMマニアとおんなじだ
しかし、同性愛だけ
ハートネットTVで
取り上げられて
苦しい胸の内を
打ち明け ....
それはとても楽しい謎解きだった。
文学になった彼を、彼女は読み解く。
手のひらを広げ
あなたの頬を包み込んでみました
こわれそうな
やわらかなぬくもりでした

手のひらを広げ
あなたの肩を抱きよせてみました
流される時の中
いつか
はぐれてしまうのは
 ....
出来るだろうか。あなたに。出来るだろうか。私に。簡単なことほど難しい。息をしたり飲み込んだり。間もなく夕焼けがやって来る。ベランダでまだ涼しい5月の風。簡単なことから始めればいい。出来るだろうか。あな .... 夏の日十時
海を干上げるほどの無関心が
ここではビルにあくびをさせ
むつかしい言葉はまぶたをすべっていく

回転するただしさ
紐をつけた恋人
合わない靴
ささやかな不安が集積さ ....
涙を、

光ばかりの静寂に落とす

邪悪な光は冷気の中でたどたどしく転び

火だるまになる

器を焦がしてしまった

とても新鮮な空気を吸いながら

涙を、

月の中の悲し ....
ぼくの一部ではなく
ぼくのすべてがきみのなかに入ったら

ぼくの分子ときみの分子は
もっと寄り添い合うことができると想う

それを愛と呼ぶのかどうかは
ぼくには分からないことだけれど
 ....
一見善良で無害に見える
振る舞いにこそ
権力の萌芽があることに
そろそろ気付け、アホどもよ

公衆衛生的に良好であることしか
認めない今のマスコミがそうだ

こいつらが
ニコニコしな ....
Em     Am
生きている 生きている

B
まだ生きている

Em
蛋白質
揺れるものが好き
たとえば 暗闇を照らす蝋燭の炎
野々もの風に吹かれる名もなき花
揺れるものが好き
たとえば たとえなくても
男を思う女の心
別れる際の抱擁

揺れるものが好き
揺れ ....
社会不適合者の貧乏人が
自分を慰めるために
あるいは誰かに
「生きていてもいいよ」と
言われたいがために
自称詩人になる

しかし、いくら自称詩を書いて
投稿しても
全然慰めにならな ....
ジャングルジムに頭をくぐらせて
白い天使の輪が輝きました

空を目指してよじ登った頃は
ゴールに辿り着いたと思った
ひとつの山を越えた時のように
爽やかだと言える汗が光る

高層ビルが ....
新舞子の
あやなす 岸辺に 
佇んで
消し果て 終えた 青白い
かげを まさぐり
ため息を 吐く

 
名古屋港に
出入りする 貨物船を
眺めながら
 


 
5月の陽射しは、
夏を隠した薄鼠色の空の隙間から
光の階段のように降りてきて
美しい虹を作り、
いくぶんつよい風を呼んだ

――さっと、

曇り空の幕を開けると、
碧と白のまだらな空 ....
○「無常迅速」
ああでもない
こうでもない
と思い悩んでいるうちに
どんどん死の淵に押し流されていく
死んでしまったらどうでもいいことを
生きている間は悩み続けなければならない

○「 ....
ちいさな虫な俺だから

飛びまわれる範囲なんて知れている

鳥にでもしがみついて遠くに運ばれてやろうか


鳥にこころを開いて

ちんけな虫なんだから

ひとつしがみついて

 ....
私は今日までに 数えきれない 初めて を繰り返してきた
この世界に生まれ落ちて日に初めてあげた泣き声 その時初めて浴びた光 初めて体を洗ってくれた水 初めて飲んだ母乳
それらは私の記憶の靄に飲まれ ....
ありとあらゆる愉しいもの
俺の前に待て
俺が死んだ翌日に咲け
昨日のことなど打たせてしまえ
喪失を喪失したひどさ伏せて
地上をきれいにしてしまえ
違和感を殺し合え
またありとあらゆる苦し ....
わたしの手は
ぱたぱたと飛んでいきたかろう
耳もまた
できるなら連れだちたかろう
あるいは別々の方向へ行きたかろう

肺も海へ行きたかろう
ひがなぷかぷか浮いてみたかろう
臓物どもは川 ....
語る程の夢もなく
こうして命からがら
生きて来たけど

やる事なす事
嘘だらけの自分の心を
ポケットに入れ

いつまでも
作り笑いしていて
それが
優しい気持ちだなんて

恨 ....
私は目を閉じたときに思い浮かべる
私の生きてきた道に立っている 今も
そして これから 生きていく道があるのだと思う
緑によって街が色づいている 季節には いつも


去年の今頃も見た あ ....
ほころびた糸を
手繰り寄せて
手繰り寄せて
辿り着いたあなたは
優しさの欠片さえ与えてくれず
涙の滴さえ見せてくれず
私は渇きを覚え
希望を忘れ
堕ちてゆくことを夢見るようになる

 ....
17の角が取れて5になる。
それは買い物かごとトマトと夕日と街灯かもしれないし、
鉛筆の先と消しゴムと教科書の表紙かもしれないし。
ガムシロもミルクもいらないなんて大人でしょって
得意げに注文 ....
黒があいまい

歳をとり進化すると

落ち着いてしまった

おぼろ月には

ぼんやりとした希望

いまそこにある不安


水色の空に黄ばんだ白い雲

アートシーン

 ....
菊の花がゆるく風にゆれて、
黄色いほほえみをうかべ
この部屋にちいさな笑い声がうまれる。

ほろほろほろ、と
ちった花びらは
ベッドのよこにそろえられた
黒色のスリッパのなか ....
夕暮れ時の公園で

ブランコに乗りながら

ぼんやりと過ごしたいけれど

そんな時間はない


ぐったりと疲れた身体を

なんとか騙し騙し

やっとの思いで家へ帰る


 ....
美しすぎない朝に
美しすぎないコーヒーを
美しすぎない新聞に
美しすぎないこの国の出来事
庭を手入れしよう
美しすぎることのないよう
美しすぎない噂話が
この街で語られることだろう
美 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
汗かきの午睡坂本瞳子018/5/29 22:42
泣かないで、マイダーリン(野獣さん!)。秋葉竹418/5/29 22:23
そこが始まりとするなら辿ってゆくだけのことだホロウ・シカ...3*18/5/29 21:43
あらゆる性癖花形新次018/5/29 20:38
解く水宮うみ018/5/29 20:12
手のひらを広げまいこプラズ...218/5/29 19:19
ただハサミだけを買いにいく腰国改修018/5/29 14:46
こもれびはるな218/5/29 10:18
カッラー6*18/5/29 3:05
Happiness is a Warm GunHAL3*18/5/29 2:32
サーベル攻撃花形新次118/5/28 23:25
湯気118/5/28 22:49
揺れるものこたきひろし118/5/28 22:32
底無し沼花形新次218/5/28 20:15
永遠の空ミナト 螢118/5/28 17:59
卒寿の唄信天翁218/5/28 15:46
恋人の来る場所atsuch...4*18/5/28 12:19
独り言49集    zenyam...018/5/28 12:00
ちんけな虫ペペロ218/5/28 6:59
初めてをこたきひろし218/5/28 5:45
黒くはるかに若原光彦118/5/28 1:17
脱ぎ捨てて218/5/28 1:17
悔やみ言1978[group]板谷みきょう2*18/5/28 0:37
道のカケラ番田 018/5/28 0:03
糸屑め坂本瞳子4*18/5/27 23:59
17時が丸みを帯びて/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*18/5/27 23:34
アートシーンペペロ018/5/27 22:31
ほろほろほろ、と秋葉竹218/5/27 20:44
証明文字綴り屋 ...3*18/5/27 16:43
美しすぎないやまうちあつ...318/5/27 14:50

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