狂躁の果実
ニーチェの響き
かぐわしき悲劇
藝術家の宿命
苦しみの練習
ここは地獄なのか
霞のまどろみ
ダイヤモンドが割れる詩学
トリックの継続
イゾルデはいずこへ
神の臨在と父親 ....
気持ちまで
負けたら
致命傷になる
もう知らん顔
もう ど・う・でもいい
秀逸だとか統一感だとかソフトさきいか。
うまくまとめない
額縁からのプレッシャーもffuckk!!
止めるの病めるの止める
夢る夢る夢 ....
おもちゃが壊れて
なきだした
子どもみたいに
舌の奥に
にがみを飼っている
ながい雨のあとに
咲いた花で
つむぎながら朽ちた
花束みたいな
そんなうたをいつも
おまもりにした
....
汗ばむ夜は
また眠れないかと
憂鬱にもなるが
熟睡のうちに寝過ごして
時間を失ってしまうよりは
ましなようにも思える
ふとベランダに立つと
思いの外夜風は冷たく
束の間の避暑に恵ま ....
夥しいツノの群れが
君の皮膚の上を這ってゆく
生焼けの空が爛れている
膝の上の夕日を何度も剥ぎ取る
未だ白い三日月を突き刺して
悼みが止むまで雨を飲み込む地面
爪先で詰って
ポケット ....
秋になったら秋
雪が降ったら雪
自称詩人のクソつまらなさには
縄跳びを首に巻いて
左右から2人で引っ張ってやりたいぐらいです
夏が終わって
ノースリーブが消えて行くとき
恥ずかし ....
ジニーが死んだ
名前なんかつけたから
何度壊してやっても
やがてまた同じところに低く浮かんで
逃げもしないし
玄関横の
しろい壁とオキザリスの
プランターの間を斜めにつないで
全然邪魔 ....
なにも見えない
いいとこなんて見てない
そんなとこ見なかった
葉月。の海月から、棘言葉を聞いた。
雨水が海面を打ちつける、
飛び込み方、を間違えれば、打身。
そんな海原をみてい ....
虹の根元を今日の夕暮れ初めてみた
輝く太い白柱、虹の弧を支え
余りにリアルなその立体の佇まいに
遠い遠い常世から
繋がり報知する
そのサイン
確かに見事に聳え立ち ....
反核の連中は
今こそ立ち上がって
ブタ王国に乗り込んで
ピョンイヤ~ン、あんたも好きねえ~
辺りで
盛大にデモやれや
まあ、ピョンイヤ~ン、あんたも好きねえ~
じゃなくてもいいや
国会 ....
半分眠って、半分起きている体の
そのちょうど真ん中に、ひとつの花が咲く。
咲いた瞬間に枯れてしまったその花の、真上にまた重なるように、同じ花が咲いて、しばらくしてまた、その上に花が咲く。
下から ....
水彩のように
やさしい それは儚い夢
水滴がひとしずく
滲み広がる ひとり浮遊する
白い光が渦を巻く
それは不思議
なんなのだろう
ここは何処なのか 風がふく
懐かしい ....
夏の暑い日
しょっぱいおっぱい飲みたい
ぼくは泣いているのに
どうしてひとり置いてくの
病気がちな ぼくを
病院まで連れて行く
握った手が いつもより固く繋がれて
いつもより ....
桜並木のその先にある病院で大事な人は死んじまった。
二年も前の出来事で、
桜並木のその先で大事な人が死んじまった
最後に見つめる瞳は
俺に一言
助けて だった。
....
蝉の殻が凍る
日没
静電気だらけのコートを着る
日没
じゃらじゃら冷たい硬貨を取る
日没
人がすれ違う 人が追い抜く 人が追い抜かされる
日没
前の人が付けているマスクが白い
日没
....
雨が
矢のように降る
雨が
鉄砲玉のように降る
天が
地上を
攻撃しているようで
怖い!
詩を書く
死を嗅ぐ
初秋の空
ぽっかり
青仰ぐ蒼
鬱屈狂気
吐き出し
開く天蓋
陶酔境地
記憶喪失
漆黒の宇
未知の途
迫る獅子
詩の死の
洗礼浄化
入水浮上
起死回生 ....
バーデン先生と
ワグナー先生が居た
叩かなくてもいいじゃんと
ブルマが買えーーんが口癖だった
風呂に閉じこもって言うのがバーデン先生
ストを決行しながら言うのがワグナー先生
まがい物が ....
ひとのそういう気持ち
報道され
どうでもいいことに思えるくらい
とても陳腐だ
しかも誰だかいちばん弱いひとを
傷つける
ひとのそういう気持ち
駆けていく
....
最近の俺が
キレっキレなのは
薬のせいだと
女房がいう
昔の俺も
相当キレていたけれど
今の俺には敵わない
突然世界記録を連発し始めた
ベン・ジョンソンや
ひげのジョイナーみたいだぜ ....
切るや裂く
破るや壊すや絶望が
溢れた十九の春なのでした
あおはるに
痛々しくも見開く目
負けない「ひとり」も嗚咽を漏らして
あのゼミで
消しゴム借してくれた彼
五月の風から魔 ....
黒い鴉は社の神木に止まり
夕闇を睨み
一鳴き二鳴き
淡い月に目を細める
白い鴉は高い空を舞い続け
光へ光へ遊ぶ遊ぶ
眩しさで霞
神様とかくれんぼ
鴎は夜明け前
船たちのエンジ ....
猫とか象とかは死期が迫ると、ひっそりと姿を消す。
ほんとかどうかは知らないけど。私は可哀想なんですと垂れ流して。
ねぇ、慰めて下さいと垂れ流して。憐れみで他人から力を奪うのは見っともない。
でき ....
テレビのリモコンを
クーラーのリモコンと
間違えているおばあちゃんが
クーラーがつかないとテレビのリモコンを持って
隣家を訪れた
「おばあちゃん、これテレビのリモコンですよ」
「そんなはず ....
40過ぎのババアの
男女関係の話を
夕飯時に聞かされる
こっちの身にもなってみろ
得意気に
「男女の関係はありません」
って、アホか!
あります=相手の男はちょい変態
じゃねえか! ....
コンクリート をささえる
コンクリートたち 笑う
あたらしい髪型 の 誰彼
かまわず 好きになる すぐに
かんたんに
壁や布や空 や
バス、トラック、タクシーのぴかぴか
二世帯住 ....
庭の柿の木は ざらりとしたぬくい腕で
小さなころからずっと わたしを抱きしめてくれました
おばあちゃんがわたしを
だっこもおんぶもできなくなったころから
わたしはランドセルを放り出して
....
確かにあったんだ
ちょっと不確かだけどこの気持ち
伝えるのはまた明日でも
手をとる勇気がなくとも
留まる勇気がなくとも / たちつてと作文
信号の色を無視して走った。才能が無かった俺は宛もなく夜の街を走るしかなかった。グランドピアノが頭蓋骨を砕く夢を見た。俺がこの世からいなくなっても世界が廻り続けることが憎かった。車を停めてうずくまるとな ....
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