○過疎の田舎でも
病院だけは
みょうな活気がある

○バアチャンジイチャンたちは
薬はなんでもいくらでも
有り難がる
あの単純さが
うらやましい!

○バアチャン部屋からは
朝早 ....
四月の水
五月の水
油 月の輪
空を刺す虹


指先のひと粒
星おおう粒
氷と枝 雪と枝
はざま はざま
空のぼる空


あなたは手
あなたは砂
あなたは ....
深呼吸する

爽やかな甘い匂い

あそこをくわえると

幽かにしょんべんの臭い

街道の真ん中を彩る

ツツジの花花花花

深呼吸する


五月は影まできらきらしているよ ....
缶コーヒーは年中冷たいものを飲む

電話先の声はたどたどしくなった
昼間は腕まくりをするようになった
うどん屋でざる蕎麦を食うようになった

相変わらず私は居眠りしてばかり
缶コーヒーの色を確かめて飲んだ事が無いから
それが透き通っているかと聞かれると自信は無い
匂いはまるで麦茶の様で
そいつがどんな味かもろくに覚えていない

寝る前に見た景色がどんなだったか
 ....
ダースベイダーを
ダーツでは倒せぬので
エドモンドケンパーを
呼んで来たら
母は眼科へ行ってしまった
歯の中は秋で
狂言回しは青くて
小腹が空いて来る
車で北へ向かう我等に
歩きで南 ....
初任給を握りしめて走る背広達の
少し浮ついた雰囲気を足下に絡ませて
引きずる様にして帰るけれど
ドアを開けた所で何も無いんだ
冷蔵庫の中も
テレビ局に
サリンばら蒔いて
久米や筑紫が死んでいたら
ショーコーは歴史に名を残したと思う

俺が大臣なら
記者になりすました
得体の知れない奴の質問にぶちギレるどころか
てめえ、この ....
勇気



裸足
もしも僕の顔がもっと格好良かったなら

もしも僕の背がもっと高かったなら

もしも僕の年がもっと若かったなら

君の恋人になれるのかな

もしも僕がお金をもっと稼げたなら

もしも ....
肩越しに
LEDがにじんでた

それはやがて
朝焼けに溶けてった

いつの間にか
さよならだった








(即興ゴルコンダより)
台所の窓辺に
葱だけが青々と伸びている
ほかの葉っぱたちは項垂れて
もう死にますと言わんばかり
葱だけが青く真っすぐ伸びて
葱好きではないけれど
すこし 
刻んでみたくなり 
ぱらりと ....
滴れば淡く溶ける指先

笑え緩む口許溢れだした

赤い水槽浮かぶ遠い夢

髪を触る足先の冷たさを

温める心の強さと弱さに

酔いながら抱きしめて

覚えのある口に絆をつけ ....
朝露に濡れた薔薇のつぼみよ

蕾の持つ美しさ

それは未来(あした)という一瞬の輝き

過去(きのう)は蓄積され

そして、沈澱してゆく

現在(いま)は消費され

そして、過 ....
    卒寿をすぎて
      ふと想う
    痩せっぽちの
      俺さまが
  よくも いまでも
 生かされている と
  「時」が真っ赤な
「塑像」になっている
  「空 ....
看護師たちが患者に
「だいじょうぶですかあ?」
と口癖のように声かけしている
あるおじいちゃんがたまりかねて
言った!
「だいじょうぶじゃないから
入院しているんでしょうが」
患者の立場 ....
きのうの猫のぬくもりや
おとついの雨のつめたさや

ずっと前
ぼくができたてだったころ
たくさんの小さな人が
かわるがわる座ってゆく
にぎやかさや

お腹の大きな女の人のついた
深 ....
VXガスで
自称詩人を殲滅しようと考えたものの
自称詩人のために、あんな高価なガス使うなよな~
という非難の声が上がったので
そんなら名張ぶどう酒事件を見習って
ぶどう酒に農薬混ぜて飲まして ....
湯船の脇にある布団の上で換気扇から聞こえる雨音を数えて眠る
眠たい色の空が笑う
イソジンの後に飲み込むサイダーみたいな色の空だろう
アライグマが桶で手を回す
換気扇の向こうの雨音と解け合ってい ....
あたらしいのに懐かしい
うららかな春のもと、
わたしに添う目と
わたしに添う声

なつかしいのに新しい
穏やかな春のなか、
わたしを迎う目と
わたしを迎う声

めまぐるしく ....
守宮



貴族
Needless cigarette

けだるい朝日の元

進まない仕事

変わらないカレンダー

赤丸のついた給料日まで

It blows smoke

まだまだ迫るストレ ....
急に強い風が吹いて体がよろけた
そんな単純な事で自信を無くしたり

急に強い雨が降って体が濡れた
そんな些細な事で悲しくなったり

どこまでも弱くなれそうな自分を
偽るために力を込めて言 ....
一列のチューリップは
とりどりの春の音符である

そのメロディーと
昏い心臓を嵌めて歩いている私のリズムとは
どうしても
とめどなくすれ違ってしまうのである
それはひとつの水だった
ある日流れるようにわたしに注ぎ込んだ
それはひとつの風だった
吹き過ぎてなお心を揺さぶるのは


少女は春の花を摘む
長い髪を肩に垂らし何にも乱されることもなく
 ....
りんごの木の枝に
とまっているのは
葉っぱかそれとも
飛ぶ小鳥

りんごの木の枝に
とまっているように見えるのは
冬の間に吹雪にまかれ
梢近くの枝に刺された
ぼろぼろ ....
ひだり肩越しに見る夜みかづきが
なくってもあったかいな背中

きみのひだり肩に顎を乗せて日がな一日過ごす、
感じをひらいてはもとにもどすあそび、むすんで
ひらいて、くりかえす、くつがえす、返 ....
長いこと逆さまに埋められていたので
いまだに上下感覚がおかしいのです
と笑いながら帰っていった人のあとで
ぼうっと灯る明かりのようなものを吹き消して
庭に出て晴れた空を眺める
空が地面で地面 ....
愛を注がれることもなく
特に考えることもなし
われら屑の葦
水辺で汚くぬかるむだけ
肺ガンの友の話である
今回で二回目の発病である
一回目でガンが治った時に
もらった命だから
これからは
自分の好きなように生きよう
という思いが強くなり
自分の好きなように生きていたら
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
入院独り言集8zenyam...1*17/4/27 8:56
ひかり 外側木立 悟317/4/27 8:52
触れあう海辺吉岡ペペロ217/4/27 5:59
葉桜藤山 誠117/4/27 4:15
くらげ虹村 凌417/4/27 2:24
分裂間村長417/4/27 1:42
桜はいつが綺麗ですか虹村 凌117/4/27 1:01
サザエさんは東芝の犬だった花形新次217/4/27 0:28
平成29年4月27日(木)みじんこ117/4/27 0:26
もしも1486 1...117/4/26 22:44
ひだり肩越しに見る夜AB(なかほ...317/4/26 20:11
ただのみきや18*17/4/26 20:04
瞑れた果実勇姫217/4/26 19:44
薔薇の蕾……とある蛙317/4/26 16:30
大根の里を訪ねて信天翁317/4/26 15:59
声かけzenyam...217/4/26 8:53
さいはて公園のベンチそらの珊瑚15*17/4/26 8:18
面倒くさい花形新次217/4/26 7:06
綺麗に片方だけ虹村 凌217/4/26 2:47
悲しい頁千波 一也417/4/26 1:38
平成29年4月26日(水)みじんこ117/4/26 0:26
Dazzle in sidestream smokeえこ317/4/25 23:28
1486 1...217/4/25 22:52
春と異和[group]塔野夏子3*17/4/25 22:29
水中花もしくはオフィーリア石瀬琳々10*17/4/25 20:24
りんごの木の枝にLucy6*17/4/25 20:24
ひだり肩越しに見る夜/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ4*17/4/25 20:12
流線春日線香217/4/25 18:42
屑の葦藤山 誠017/4/25 18:27
再発zenyam...017/4/25 15:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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