憶えた日々があって
それが集積場の
ビニール袋に詰められた
ゴミの山を真似て
連なりあって
積み重なっていって
もう僕の
心のどこにも
楽しい思い出を
置いておくスペースが
見つか ....
目を{ルビ瞑=つむ}り、祈る

自らの内面に加速する{ルビ独楽=こま}を、視る
回転を増すほど加熱する、私の核

この掌は伸びるだろう
天に{ルビ縋=すが}って――まっすぐに  


 ....
窓から新年の陽は射し
部屋は{ルビ暁=あかつき}に染まり
自ずと、両手を合わせる

机上に置かれた
題名の無い本の表紙を
そっと、開く

序章の{ルビ頁=ページ}の余白に現れる
あな ....
海の向こうの{ルビ山間=やまあい}に
新しい太陽は揺らめき昇り
闇のベールで覆われた部屋は
{ルビ暁=あかつき}に染まりゆく

自らが
主演キャストであるという
夜明けの予感に
私とい ....
体温があるということは、
熱があるということは、
誇張なく
命というのは燃えているのだな、
という実感が、
白湯の水割りを飲みながら、
胸を貫いていった。
火がとろ火になっても、
いつ ....
暗闇に蒼白い河原の
小石夥しく静まり返り
流れ動き澄む川は無音
黒く光る水面の異様
恐るべき氾濫を孕み
奥まった沈黙を保つ

決して終わらない不安は
この沈黙という深い謎に
剥き出し ....
2017きらきら〜.。☆

禁煙したらきらきら〜.。☆

だから今からきらきら〜.。☆

とわの明日まできらきら〜.。☆
厳冬の足跡が消えるだけで
乾いた夜空ではきしむ靴音も
かすれて響きはしない
遠隔地から丸聴こえである
嘘発見器の警告音がする
その信号音の哀しい振動は
或る謎を解く鍵なのかもしれない
ち ....
 もちいくつ?

{ルビ価値可知=カッチカチ}の表面が割れて
どろり中身があふれ盛り上がり膨らんで――

あといくつ餅を食べるのか
あといくつ正月を迎えるのか
一生分の餅をざっと数えて
 ....
ストロベリーショートケーキな
エクトプラズム
ムキムキに割れた腹筋の
エクトプラズム
ネバネバ挽き割り納豆な
エクトプラズム
全身餡子で覆った伊勢名物の赤福な
エクトプラズム
重症の潰 ....
子どもの頃は
お正月が待ち遠しかった
「もういくつ寝るとお正月」と指折り数えた
ご馳走は食べられるし
テレビはゆっくりみれるし
中でも最大の楽しみがお年玉だった
ふだん現金というものと縁が ....
人間目標を持つと
目が輝いてくる
やる気のスイッチが入ってくる
「今日の目標」
「今週の目標」
「今月の目標」
「今年の目標」
何かを成し遂げる人は
いつも目標を掲げて
頑張っている
URLのみによる作品の禁止 殺されることもなく

太陽に照らされて椅子から転げ

ぼくは仔犬に看取られた

妻と踊ったワルツ

娘に教えたワルツ

甥に継がせた椅子


この島の太陽は

けなげな生 ....
闇が壊れている
このくぼんだ歴史の廃墟に
加えるべき進化などなく
終焉が今まさに始まった
冷たい死に向かう森羅万象の大行進
暫定的な真理が次々と自らを暴く
根拠もなく自由でもなく
ただ人 ....
師匠が走り
弟子は座って
師の帰りを
寝ころびながら
将棋や囲碁を指しながら
蕎麦を啜る

師匠は鴨を一羽ぶら下げて
暮れなずむ時に帰ってきた
今夜は鴨鍋じゃな
師匠の眼尻が笑って ....
ジェット団が描いていた

夢の続きは途中で潰えて

跡形もなく砕け散る骸

骨すら残さず灰塵と帰す

命の鬼火を揺らめかせ
      祈りと願いに摩耗した
己の偶像が神秘の面持ちを失くす頃
始めて冬の野へ迷い出た子猫は瞳を糸屑にして
柔らかくたわみながら落下する鳥を追った
薄く濁った空をゆっくりと
    螺旋 ....
内なる鑑賞者

思考の小川

行き過ぎた洞察

全てが一様に見渡せる山上にて
 
私は時間という悪魔の幻影を読む。

いつかその名前を聞くだろう。
 
名づけるという思考の作用 ....
金木犀の花を瓶に入れ ホワイトリカーを注ぐ
ひと月ほどして 香りも色も酒に移った頃
金木犀の花を引き上げる

その酒は 甘い香りをたぎらせ 口に含むとふくよかな広がりを持つものの まだ ....
めーず
めーず
啼いているのはだれ?
めーず
めーず
きみは光
手垢のついた言葉そのもの
めーず
めーず
一度
おぎゃー
と発した者
沈黙の頭と尻尾
めーずめーず
ありふれ ....
〇ばかり欲しがるのは

自己承認できていないから

劣等感の現れだ

健全な魂は欲しがってばかりいない

常に与えることを考える

与えることが喜びだ

私はそれこそを望む
透明な板に仕切られた街で
鳥は哺乳類を呑んでいる
人は 恐れて近づかない


板と板のはざまを
皆 目をそらして通りすぎ
空を忘れた鳥が見つめる


径の終わりでま ....
老婦人は、かつて、中上健二に多くの老婦人が話したように、人生を語ってくれた。

生きるのは苦だった。でも今落ち着いてる。

色彩が剥げ落ちて、シンプルな唯一なる実存とともに、あらわな姿でたった ....
誠か嘘か知らないが
もう大分高齢のマウスに若い方の血液を流すと、認知機能や運動機能等がアップしたらしい

http://www.afpbb.com/articles/-/3014168

た ....
誠か嘘か知らないが、
脳の一部に微弱な電流を流せば人は臨死体験をするらしいと

ということは、死後の世界はそういった意味では無いのかもしれないが

私はひとつの俗説を信じている

人の第 ....
異文化という捉え方もあるのだなぁと

結局、敵味方で分ける選民思考と

自分の好き嫌いを一切出せない思考とは

相容れない異文化と言える程の溝があるのだと

適応障害か

私個人的 ....
鳥だけが知っている
明日の天気や
次の季節を

鳥だけが知っている
隣国の出来事や
海上の異変を

世界の果てを
見たことがあるから
鳥の背中は青くなる

最も遠くに行くものが ....
海のなかでしか光らないものが、夜空で輝いている。
「月が綺麗ですね」と、雲ひとつない夜に言ってみる。
家に帰って、海のようなベットにダイブ。暗闇のなかでしか光れないものがあって、眠りのなかでだ ....
あっという間に
師走がやってきて
一年の締めくくりの日々

師走の空気が重く感じる
新年が明けると軽く感じる

どんな一年を過ごしたのか
どんなこと学んだのか

冷たい風が
そん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
二律背反?寒雪117/1/1 23:49
掌ノ像服部 剛117/1/1 23:49
物語の日々017/1/1 23:43
日の出117/1/1 23:36
白湯の水割り次代作吾317/1/1 22:58
界の未知ひだかたけし12*17/1/1 19:46
三叉路もっぷ3*17/1/1 19:11
新聞記者が残そうとしたメモ[group]りゅうのあく...3*17/1/1 19:04
餅いくつただのみきや8*17/1/1 18:52
エクトプラズムがいっぱいまいこプラズ...317/1/1 17:54
お年玉zenyam...117/1/1 13:21
目標117/1/1 12:59
王者maitre...0*17/1/1 11:27
太陽の島吉岡ペペロ317/1/1 9:16
年明け葉leaf117/1/1 8:26
師走レタス217/1/1 2:47
終わる世界へ差羽ナガレ1*16/12/31 21:41
冬という病ただのみきや19*16/12/31 21:13
サクシンmaitre...116/12/31 18:30
桂花醬鵜飼千代子27*16/12/31 18:26
めーず次代作吾016/12/31 17:36
星丘涙2*16/12/31 16:25
ノート(彷鳥街)[group]木立 悟216/12/31 16:11
婦人との対話maitre...216/12/31 14:36
魅せられるもの水菜0*16/12/31 11:44
私は、幽霊を信じるので2*16/12/31 11:20
異文化0*16/12/31 10:54
bird only knowsやまうちあつ...0*16/12/31 10:22
きらきらひかる水宮うみ1*16/12/31 8:54
師走の空気夏川ゆう016/12/31 7:20

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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