あーだめだめ
その井戸覗き込んじゃ
あんたみたいなの、多いんだよね
興味本位でね
危ないよ
帰って来れなくなるよ
もう何人もいるからね
そんな人が

ただの古井戸なんだけどね
 ....
ぐちゃぐちゃになってしまって
混乱のさなかにいる

それは、きっと、無防備な墓場

孤独は、きっと他人がいて初めて作られるもので、
他者が居て、初めて、足るを知ることを覚える

きっと ....
忘れてしまった悲しみに
今夜も抱かれ眠りつく
失うことのない喜びに
今夜は明るい月もなく
出かけることの意味も無い

忘れてしまったこの身にも
今夜は触れる勇気なく
外で叫ぶ元気もない ....
肝臓が今夜も泣いている
琥珀の液体に侵されて
ぼくも夜毎に泣いている
明日をも知れぬ身体を引きずりながら

一日に300キロカロリーを摂取するだけで
生きて往けるのだろうか
疑問符が脳髄 ....
海の底から立ち上がる城
瓦礫の泡 草の鎖
空と樹 樹の前の樹が重なり
骸のように立ち尽くす


霧と岩は夜に溶け
雷雲は野外の舞台を照らす
山の裾野を登る波音
水 ....
歪んだ笑顔のポートレートを
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弟よ
僕の息が絶えたなら
どうか灰は海に撒いて下さい

タイムカプセルみたいな気分で
エンディングノートをポストに入れた

 ....
アトリエに 違和もなく 海の 笑む {ルビ音=おと}
感傷の 気まぐれに 黒い蝶 化粧台で 殺し
逆らえない 四十万に 鈴の {ルビ急=せ}かし 空へ  
ただ 近く 月を 手に 取って
泣き ....
  あなたを思うと、
  わたしの心に幾つもの
  穏やかな図形が描かれる
  熱い珈琲をかきまぜながら
  窓の向うの樹をあなたは見ている
  たぶん、世界じゅうのすべてのものが
 ....
一番初めに
陰毛を洗った
ボディソープと
陰毛そのものの匂い
を感じる

その後は軽く
生臭を感じるぐらいで
嗅覚はやがて自分の
唾の臭いに支配される

感覚は次第に
味覚に移 ....
     年積月の西日が 

南だれの居間になだれこみ

    たそがれまじかの

いそがしさを そそぎこむ

       原っぱでの

     おさなごたちを

 小踊 ....
ゴンの寺の石段は長くて
自販機はコインを入れても
硬貨が返って来て
缶コーヒーを行きは買えなかった
紅葉が散って行く
登った先の堂宇にある
賽銭箱の前には
男が居て多分僧侶だろう
帰り ....
クヌギの林が枯れました
ぼくはシャクシャクと
林の小路を歩きました

栗鼠がドングリを咥え
樹の幹を登ります

初冬の薄い日光は肌を刺すことも無く
ひっそりと肩を抱き絞めてくれるのです ....
「SRYあ、NG、TRいKTあって
ACHKCHぶつけていれば
DK、KSってKMすよ!
SKS、NGはKSたMKじゃないんDS
NGのKKRがKSRKRなんてことはNNです」

KSRK ....
親愛なる君たちへ

安心していいとは言えないが

案外、愛しているので

内心どう思っていようと

なるようになるんじゃないかな

しんどいかい

指導者たちよ

どうかい ....
寿司屋のトイレに入ったら
「もう一歩前へ」ではなく
「辛いという字は
もう一本で幸せになる」
と書いてあった
うーん、辛抱だなあ!
とオシッコ出しながら考えた
病気の大半は
精神の使い過ぎから
来ているような気がする
青空の下
汗だく泥だらけになって
一日中労働してごらんなさい
ぐっすり眠れるから
駅のホームには
ひとつの世界が埋葬されている
それゆえに駅のホームは
世界の墓地であり霊場である
だから今日もそこには
忘れられた眼の光や
捨てられた愛の閃きなど
あらゆる感傷的なも ....
見渡せば
何処までも続く
白い砂浜と青い海

嫌な出来事があり海辺に来た
広い海がちっぽけなものに変える

海風が心地良い
身体に溶け込む
母なる愛のエナジー

身体は時間を忘れ ....
最果ての町
出会った少女
風の音
足跡
明日と
またその明日
赤い靴
砂に塗れて
それでも煌めく
不意に浮かべた笑顔
ほんの一瞬
泣いていたのか
風に掻き消されて
飛んで行っ ....
納得はしてるけど覚悟はできていない
あなたはそんな言葉をのこして彼岸へと旅立った
わかるということと生きるということの違い
知っていることと身にまでなっていることの違い
今は受け止めれるけどい ....
ほんとうの仕事ってなんだろう
ぼくのほんとうの仕事は

どうか
転がってなくなってしまったぼくのシャチハタが
誰にも誰にも
決していつまでも見つかりませんように


ぼくはぼくを避け ....
繁華街

タクシー

夜気

連れ立つひとの群れ

〆のうどん屋

マッサージ


気にするな

偉そうなこと

控えめに言われても

諦めてしまえ

カラク ....
  父や母 子や孫 兄や弟 姉や妹
  と書いて もう私にはわからなくなった
  これから一生かけて 目の前の壁だけをみていたい
  しろい苔がいつまでも魂の表皮から剥がれそうにないから ....
  私の意識とほぼ相似形の蚯蚓が
  かれの提げる鞄に引っついて離れない
  粘着質の視線が伸び縮みをくりかえし
  そうしてもとの場所に跳ねかえってこない

  がらんどうの真昼時 ....
URLのみによる作品の禁止 お帰りなさい
この安らぎの地に

ここには君のお母さんも
お父さんも
夭折した妹さん
弟さんも
健やかに暮らしています

貴方は死者になった訳じゃありません
現実と空の果てを往復で ....
先日、職業というものを
脱いだ僕は
これから日々遍在する
小さな太陽になろう

――〈今・ここ〉に日溜り、在り。

本当は誰もが
小さな太陽を宿すという
昔々のヒトの記憶を
互いの ....
ろくすっぽ砂も噛んだこともねえ表六が
干し過ぎた柿みたいな遺書をしたためる魂の童貞
笑わせんなよ、書き終わらないのは
心残りのせいじゃねえ、終わらせる気がないせいさ

「青い果実 ....
私は風を追いかける

都会や山村
海浜や渓谷

そこに吹く風を浴び
誰かに届けようと思う

あなたにもあるでしょう

なつかしいことや
うつくしいことが

私にもあるのです
 ....
感情が漂白され
漂流していく時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に響く移行

魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新たな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
行方不明者の井戸六九郎116/12/4 3:23
うみねこのうた水菜2*16/12/4 3:21
眠れない夜レタス116/12/4 2:18
夜想曲116/12/4 1:26
ひとつ 水音木立 悟616/12/3 23:23
Heaven's Doorミナト 螢2*16/12/3 19:49
46×3ただのみきや11*16/12/3 19:38
穏やかな図形[group]草野春心8*16/12/3 18:52
クンニリングス花形新次216/12/3 17:54
断 章 (二)信天翁216/12/3 16:28
ホットコーヒー間村長7*16/12/3 16:16
午後の散歩レタス316/12/3 12:43
KSTMKのHTS花形新次116/12/3 8:08
昔の手紙りゅうさん216/12/3 7:40
トイレで学んだことzenyam...116/12/3 7:05
病気1*16/12/3 6:58
駅のホーム葉leaf416/12/3 5:36
海辺にて夏川ゆう316/12/3 5:31
しあさっては坂本瞳子1*16/12/3 2:09
未完のまま七尾きよし216/12/3 0:13
ちいさな願いはだいろ116/12/2 23:13
〆のうどん屋吉岡ペペロ216/12/2 22:47
しろい苔草野春心416/12/2 22:30
意識の蚯蚓116/12/2 22:17
歓喜天maitre...1*16/12/2 22:06
死神レタス1+*16/12/2 21:49
小さな太陽服部 剛216/12/2 21:49
くたばる手前で生きてやれホロウ・シカ...4*16/12/2 20:30
私は風をやまうちあつ...3*16/12/2 20:14
ポップ・フィールドひだかたけし7*16/12/2 16:55

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