その先を
私は知らない
すべはなく
ひち用もない
ただ
走るんだ
瞬
だけを視て
白旗を
売りたがる輩が
蔓延っているこの
界隈に
駆け抜けるんだ
舜
だけを見て
....
終えたい理由もなく今日が終わる
月が昇らない夜を見ている
空っぽの冷蔵庫を冷やし続けるようで
ただ消耗していく心
今日すれ違ったものはなんだろうか
他人の欲望 隣人の希望
....
声を、私の耳に届ける
明日はきっと笑ってね
いつか気を失っていてうつつに戻ったら
春の桜の頃人あっていて
私は頬を真っ赤にしながら
並木道をジョギングしていた
明日 ....
飲み会帰りの赤ら顔と、自分と同じ濁った眼の青い顔が交じった陰鬱な籠。
朝より密度が低いのが、唯一の救い。
今朝はエレベーターで、どんよりした眼の男に睨まれたおかげで、最悪な気分で始まった。
....
結局、何も変わってないって事を
認識する為に日々を生きてる。
明確に言えば、全ては恐ろしい程の変化を見せている。
唯、自分が変わった何て言ってみた所で、僕のした事と言えばーー
それを選択し、あ ....
すべて色褪せ消えて
至高の想いだけ
思考し続け渦巻いて
この今にとぐろ巻き
恐れることなかれ
揺るぐことなかれ
すべて破壊され
また生まれ始まりいく
と 、
今に至り中程を
....
空を切り裂き合金の翼が翔ぶ
腹に爆弾詰め込んで
こんなにきれいな空を穢して
ケツァコトゥルも怒るだろう
死を告げるものよ
おまえは純白の想いを忘れたのか
ただ大空を羽ばたきたいという純粋な ....
中途半端な感情が
肝心なものを置き去りにして
通り過ぎて行く
ほんの数年の間だけ訪れる
黄金の日々に
大抵の人は気付かない
あの頃は
と懐かしがっても
もうきらびやかな皮膚も髪 ....
たった2文字の言葉
その意味は惨すぎる
せいかつの折り目は星を繋いで
迷子になれなかった
花々のかおりを籠もらせたそらの
雲のうすくなった背をなぞり
つめたい道路にすりおろされた
あかきいろを見つめてみる
....
*人生の勝者は
金持ちでもエリートでもなく
元気な人である
老いてみてよくわかる
*マインドコントロール
溺愛と拒否
*雀は1羽で生きている
巣立ちしてから
自分で餌をさがし命 ....
ホモれびに
ホモって
まさにホモ
だからレズに
レズりました
だってさ
20代前半だもん
だって
僕は女だからボクシング
すなわちね
かめかめかもれもん
あーサイ ....
帰り道
ずっと今日のことを頭に巡らせた
君が差し出した手を
ギュッと握った
君は握ることなく
差し出したまま
思い切り握ってしまったことが
良くなかったのではないかとか
でも手を差し出 ....
○「河童橋」
今年も
河童橋に立つことが
できた
雄大な穂高岳連峰と
その麓から流れてくる
きらきらした清流梓川に
接していると
老いた心に青春の血がめぐるような気がする
今年もまた ....
詩を書くときは本気を出していない
だから詩が書けないのかもしれないけど、そもそも詩を書くにあたってどのような態度でいるのか考えたことがないというか詩が書けたことが記憶にないし詩が無くても生きてい ....
高い天井
大きな窓
シャンデリアが吊られた豪華な部屋
夢の中の浮遊感にたゆたい
私は目を細める
右には
ダークスーツを着た男性が
チラチラとこちらをみて
ときおり静かに ....
ついでにこの際打ち明けておこう
彼は実はあの資産家の息子なんだ
ということを
伝説としてこれ以上の神秘はない
はずだ、あるいは
全てバーバリーのトレンチを纏った幻なんだ
と片付けてしま ....
カーテンの隙間から
差し込むのは月明かり?
いいえ、飲屋街のネオンです。
だから、聞こえるのは称賛ではなく
酔っぱらいの叫び声
別にいつもと変わらない
ただただ虚しさが募って
灰 ....
帰宅途中の
夕焼け大焼け
歩み進む人たる私に
余りに余りにも物凄過ぎて
深紅に染まり呑み込まれ
なのに未だ森の木々たち
黙々泰然自若大地に根付き
、
けれども帰宅し
瞑目 ....
北西風の遊ぶ中
太陽が西の涯に向かって歩き出した
あなたはいってしまい私は取り残されて
いつまでもあの日の白煙を忘れない
私の目が
悲しい
その思いを
どこにしまったら良 ....
春の庭の埠頭を開けた
満開の幸せがたゆたう
遠国が見えた
遠い国である
誰にだって敷かれたレールなんてない
渦中にいればわからない事だってある
春の庭は夢
足元はここ
....
そっと踏みいる、それへの入り口。プールサイドの縁に紺いろの靴下を濡らす。夏の制服姿の少女が夏の制服姿のまま水色のプールの中へと入ってゆく。やがて肩の上から頭のてっぺんまでをも水色の水鏡へとゆっくりと沈 ....
「どうでもいいよ」
終われば
始まる
何かが
こころで
立ち尽くしている
なぜ
こころがここにあるから
何も恐れることはない 思えば
こころは自由
こころは無限
こころは私
....
(…)物哀しげな空には雲一つなく、大地はまさにわれらが主イエス・キリストに倣って吐息をついているかに見えた。そのような陽光のみちあふれる、物哀しい朝には、わたしはいつも予感するのである。つまり自分が天 ....
スクランブル交差点で
靴がかたっぽ脱げたから
たぶん明日は雨だろう
街は歩く速度で遠ざかってゆく
小路の影は濃いままに
分かっている
あなたが視ているのも
想っているのも
私じ ....
啄まれた左手首は
どこに還元されたのだろうか
硬い表皮に囲まれた何かを踏みつけた少年は
内股で
どこに向かっているんだろう
引越しのトラックが運ぶシリコンの人形は
父親の形見によく ....
漆黒の闇の中
彷徨う私の魂
右にふれ
左に戻り
上に上がれば
下がる
止まることはなく
揺れ続ける
息の音だけが
体の中を虚しく
無音に ....
老なんて 関係ない
今私がここにある
ということ
それが全て
自分が年をとらない
と決めれば
そんな現実が動き出す
なんてすばらしい!
この世は ....
ただ声を聞いただけ
水を抜かれた池に
透明な水が流れ込んでくる
いなくなったと思ってた
鯉がスイと漂う
ただ声を聞いただけ
木目のお化けが
味のある木目に見える
ずっと続くと思って ....
月もふるまに
理解ちからはちからすぎ
そうするまに女子大生
しかしそこに
なんの記憶もあれば
ないならば
あるのだ
ちかよりもしてるから触覚で
ネットのねこもふわふわタイム
....
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