「ワークポエムバランスを捨てないと本質に近づけない」との発言でドタバタの最中にとりあえず言っとけの的はずれな労組サイトの匿名コメントもあったけれども、本田圭佑がまた美味しいところを言う「必死に働くのは ....
十五メートルほどのブナ林の中で私は休んでいた
ドカベンをかなり残し昼食を終えた
指定ごみ袋を枯葉の上に敷き腰を下ろしている
風はまだ冷たくなく、肌着の汗は乾き始めている
まだ紅葉 ....
見開きでは息が続かないかもしれないからしばらく片面で書き付けてゆく
罫線がないと難しいけれど位置自由でいいね。
開放感が心地よい・。ジェットストリームの1、お0を使うことのした
色は黒。 ....
積まれた缶ビールを弔って
食器の過去を洗い流し
灰になった溜息に埋もれて眠った
寝不足を冷たい水で隠してみても
鏡には疲れた昨日の俺が写る
「電車とお客様が接触し…電車が遅延して…
....
人間になり損なったピノッキオは
流されて海へ出た
潮の流れにぐるぐると頭の向きを変えられ
漂う彼を波が見つけて粉々に打ち砕いた
コ
ナゴ
ナニ ウ ....
*
金魚の色を掬うように、
未来の匂いを言葉で掬う、
ディスプレイには光る女の子が映っている。
彼女が衛星から静かに送られてきたことを、
僕は知っている。
*
孤独な宇宙に、
詩は ....
ようやく晴れて引っ越し先も決まり
遅くても来月からひとり暮らし
VIVA ひとり暮らし
創作に夢中になって
ご飯を抜いても文句を言われない
VIVA ひとり暮らし
好きなご ....
透明な空気は澄みきり、どこまでも清々に
ぼくの体の中のゴミを洗い流す
落下する水流が演ずる水音に
ぼくの頭の中の垢が細かく砕け散る
水落ちるたびに生まれる泡は跡形もなく消え ....
君はその存在だけで
僕を夢中にさせる
誰もできないことを
ひとりでやってのける
そして破天荒さ
真似したくても無理だ
唯一無二の存在
憧れは止まらない
惹きつけられっぱなし
....
ゴルの連衆には未だトラウマを抱えてしまっている参加者がいるのだろうけど、日本の創作ネットでいちはやくAIを受け入れてくれたネット詩サイトもこれでしばらく安泰で、老婆心にすぎなかったのかもしれないけど、 ....
知ってるかい
あたかも不思議な地さ
それはね
この小さなアパートの中で
ぬかれるんだよ
ヴィジュアル系
の 内側 が
見えました
その為でしたか
ああ
ゆーれい
に
成 ....
夜空に浮かぶ雲たちが
死者を迎えに来るまえに
相次ぐ孤独をねじ伏せて
秋の月光浴びておく
駆け込む心の川底に
溺れかけてる恋がある
メガネがないからみえないと
あかるい笑顔で ....
テキトーに
つぶやいてりゃ
あんな
しょーがくせい
にたどり つき
ゆーれいみたいな
おっさんが
でっかくて
このよごれた
くうきのわりには
随分と
しょーがくせいでさ
こ ....
余韻の水溶、
不規則な周期で、
ほろほろと何度も崩れかかる、
水面に映りこむ蜃気楼、
そのぼくらの抱擁と微睡みのマーブル模様、
そのきわめて曲線的な光の屈折率に、
目くるめく眩暈が比例して ....
三叉路の交差点改良が終わり
夏はまだ蒸し暑かった
誰かの投げた石が
東西に流れる二級河川の水面に
小さな波紋を描く
あっ、魚
勘違いした人が指を差して
本当だ
と、隣の人が相槌 ....
歌ってきた
きみを見つめてきた
そして 鹿の角を数えて 折ってきた
銀の器に流そうじゃないか
あれは黄金の鏡よ
指さして き ....
何だったんだろう、あのサービス
というような、サービスサービスぅ
レベル1の勇者に
エクスカリバーを持たせてみたい
僕は善行を積みたかったのだ
罪滅ぼしもかねて
えぇ、どこでキ ....
夏の花が好きな人は情熱的はあなた
燃やしつくせなかった心残りを思えば
私は墓標に毎日紅を絶やさない
秋の花が好きな人は
人嫌いのあなた
この世に未練なく旅だったことを思えば
私 ....
あたしは泣いて首を吊る覚悟をしたのね
昨日のこと
来る日も来る日もご飯と後は少しだけ
やりくりが下手なんだろう
いつもいつも満たされなくて
生まれて初めてのジャーで炊いて
たま ....
妄想に心踊らせ眠る。
それが僕の日課
踏まれた跡が残る革靴も
ワイシャツの背中についた誰かの口紅も
隣室のカップルが歌う流行歌も
二階のオッサンが吸うタバコの煙も
雨が激しく降 ....
小さな安アパート
たまに貯めた浴槽に
二人で入るのがルーティン
見て、土左衛門…
頭を洗う僕の横から聞こえた彼女のジョーク
小さな浴槽に浮かんで、演じてるんだろう
僕の泡にまみれた眼じ ....
情報の火花を蹴散らして
どっしりとしたペースでやって来る
時代遅れと言われても
どこ吹く風に乗って舞い降りる
季節の挨拶は気取ったものではなく
「今日も暑いね」と軽くひとふで
想う時間 ....
夢は破れてツギハギだらけ
心の川には血が流れ
そんな僕でも今夜の月なら
夜空をみあげて光を愛せる
キラキラ光る無数の星を
統べるおおきなお月さま
雲は流れて惑いつづけて
草む ....
月の無い夜は
私が月の代わりになる
嵐の夜は
たった一つの光を灯し続けるから
あなたは安全だ
((寒い?
((もっと近く
(冬の香りがするよ
(まだやっと秋だ
素数と ....
つまんない、面白くない
昨日から今日までずうっと……
つまんない、面白くない
去年から今年までずうっと……
つまんない、面白くない
入院してからずうっと……
つまんない、面白く ....
光り輝く大きな円盤ような球場で
ユニフォームという戦闘服をまとい
命と技と情熱を傾け戦う戦士たち
放物線を描いた白球に
喜びの声と絶望の声が混じり響く
肩を落とす敗者 ....
{ルビ臥所=ふしど}の窓に霞む
雷鳴
光もなく
闇もない
くだらない{ルビ土塊=つちくれ}の隙間から
悲劇は生まれ
廻転する天球に連れられ
やがて
全地を覆った
命なんて無いに ....
さて
最後に一つ
なすべきことは
すべてを忘れてゆくことだ
これまであった
かなしいことも苦い思いも
少しずつ手放して
そっと身軽になることだ
よろこびも楽しい思いも
もう十 ....
あなたが私を殺して
桜の木の下に埋めた
私は腐乱して桜の根に吸い上げられ
春が来る頃には薄紅色の花びらを
公衆の面前に晒して見せる
独り占めしたつもりでしょうが
私はみんなのものになっ ....
夜空に雲たちが浮遊していたが
いくつかのそれは白い馬だった
わたしの馬はどれだろう
目を凝らしてみても
それらは似たりよったりで
見分けがつかない
夜に生まれたものたち
東の空に出たばっ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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