団地の片隅で
君と出会って
百ねんぶりの
再会みたいで
なきそうにわらいわらいそうになく!
世の中は不穏
という怪物に
藪にらみされ
ふるえ上がる
そのせいかな
よゆうがない
特 ....
140917
メニューと聞くと
カレー
カレーと聞くと
平べったい魚だ
ライスは何処に行ったのだと
3等兵に探させているが
今日中には見つかりそうもない
ライス抜き ....
人間は同じことをしてきた
ホロコースト ボスニア アルメニア ポルポト ルワンダ パレスチナ
人間は同じことをする
同じことをしてきたから
同じことをされる前に
同じことをしろと 同じことを ....
昼休み
ブランコから飛んだ
カトピー
の足は
着地して
折れた
カトピーの足の骨は
インパクトの瞬間
限界を超えた
おかあさーん!
カトピーが
学校にいない
お母さんを呼んだこ ....
純度だけは
高かった
未熟な幼い
私の愛を
貴方は
シャーレに入れ
蓋を被せて
純粋培養しようとしたから
それは
純度の高いまま
根深い憎しみに
変貌しました
....
夜空には前夜があった。
液晶に情報が重なってゆく
それと同じように。
細かい星がたくさん生まれては
次々と死んでゆく
君に影響されて書いた詩で
照らせる事があるとして、
9月の液体、 ....
たちのぼる
言葉と夜の境界へ
金魚がゆらり、にげてゆく
すべからく
広がりはじめる黒の祭に
あらがう手立ては
浅瀬にある
鮮やかで
にぎやかな
喪失のなかに
ある
....
9月の朝には
怒りの帆を揚げた船が行く
9月の夜空には
羽ばたきをやめない鳥たちが
どこまでも転げ落ちていく
お前は赤いサンダルで
落ち葉を何枚踏み躙ったか
9月の朝に
僕は卑 ....
流れて行け
流れて行け
留まらず
淀みなく
湧き水から始まり
渓流からうねった川になり
やがては大海へ繋がる大河となる
山から運ばれたゴツゴツした岩が
....
いつの間にやら
じいちゃんとばあちゃん
あれ?どこへやったっけ
え、ここやない?
ないない
ああ、もうボケたっ!
いつの間にやら
親子で呆けた
寂しいから一緒にいた
居ないよりましだから
そう思ってたけど
そう言われると何か悲しかった
わかってる
何もわかってない
知りたい
知らない
かさならないから重なる
どしゃぶりの雨の中
ガタがきた車の中
壊れたワイパーに途方に暮れて
となりのあなたと虹を待つ
蝉時雨のなきごえに
あなたの涙が隠された
湿った言葉じゃ拭えなくて
そっと震える ....
傷つけまいと
気を遣うのに
言葉にすると
尖ってしまう
どうか
この心のままを
そのままの
あたたかさで
伝える術はないだろうか
僕の不自然な笑顔が
君の表情を見て
凍り ....
やったことないモノマネ続けてやらされている
今夜も月が綺麗だ寝る
抱えきれない闇が相談を潰した
どこかに到達したい、何かを求める私には、今がない
今を感じたい
熱烈に
どうしよもなく感じたい
昔ははっきり言って
女性器が好きでした
なんで女性器が変換出来ないんだ、この野郎!!
偽善者面すんじゃねえぞスマホ!!
失礼しました
歳をとったせいもありますが
今は女性の柔らかく ....
泣かないようにしたい。
焦げたカラメル色のまだらな鞄を持ってわたし、
想像しないようにしたい。
ゆっくり音楽が鳴っていた。
嗄れ声の男が、夢を見るときだけは無垢なのだと歌っているのが
きこえ ....
ほんの
小指のつめほどの
ささやかな背に
滑らかに乗る
勤労の
まる
悠長に
せわしげに
その身に負わされた太陽の名を
あちらこちらへ
振りまいて
唐突に
発つ
....
耐熱ガラスの砕ける音を
耳の中に飼ってるんだ
どっこいそんなのかんけーねー
音だから耳で飼ってるだけ
ハメるならパズル
外すなら狙い
みみっちい時間を
お互いにぶつけあっていよう ....
親指と人差し指と中指で
支えるように持つのは
箸と鉛筆と歯ブラシと
お道具箱のひきだしの中
噛み跡だらけにしたのはだあれ
初めて手にした六角形は
金色のトンボがついていた
削っていく ....
古代から もてはやされた
不思議な 螺旋
虹のような 瞬き
アンモナイト・パイライト
余計に 煌めけ
やわらかな 肢体を
固い殻に 隠した ままで
どこの時代に ....
たくさんのクリックで
インターネットの海がうまるよ
埋立地ができましたと
よんでいる
うるさいくらいに
ここがもうどこだか
わからないくらいに
クリックしてきました
じぶん ....
何も伝えたいことがなくて
言いたいことがなくて
それでもなぜか詩を書いている
原稿用紙2枚分のノルマを
会話文で埋め尽くす小学生のように
根底には何もない
言いたいことは何もない
そ ....
入力したテキストが失われても
あちこち蚊にくわれても
なんか今日はいい気分さ
眠たくなるまで起きてられる
米炊いて
菜っ葉塩に漬けて
どっかから
肉もらって生きるんだ
朝と ....
液体状の大小の便と
血でパンパンに膨らんだ
使用済みの老人用オムツを
2枚重ねにした青いゴミ袋に詰め込んだ
周りに人がいないことを確認して
俺はその中に頭を突っ込んだ
ブーン
ブーン ....
サブジェクト+オブジェクト+ヴァーブ
実に簡単な言語だが更に省略しても意味を伝えられる
私はこれを「単語中枢直撃型」と言っている
欧米の言語では単語一つで目的を果たす例は稀だ
キル つまり「殺 ....
夏の次が秋だったあの頃を探しに
ぼくは今、 油切れの車輪を引き摺ったまま
秋の消息を訪ねて旅に立つ
窓枠の中でそっと にこやかに手を振り
石のような白い空に はぐれてゆく僕の影を
....
最悪の街の中で肩をイカらせ
水気を奪う干乾びたパンを囓りながら
落ち窪んだ目でナゼ季語を気にしてる
空っぽの心臓が埃にまみれて 見ろよ
単調な詩情に窒息してるぢゃないか
朝の七時に吊り革 ....
1866 1867 1868 1869 1870 1871 1872 1873 1874 1875 1876 1877 1878 1879 1880 1881 1882 1883 1884 1885 1886 1887 1888 1889 1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6sec.