進化か滅亡かを問うように降り立つエグリゴリ。
躊躇いもなく滅亡を選ぶわたしの眼球を優しく抉りとり、
扱いは丁寧に行間へと押し込み圧壊。
視覚も聴覚も総ては脳の管制下。
見えるものだけしか見 ....
巻き戻せない時間の中にきみが
凍て笑う
月の光が撫でていく輪郭 きれい
なにをおもいだそうとしているのかな 私は
融けていくハートに唇震え いきができない
新しい命が輝く影で
使い ....
少し悲しくなったり
少し辛くなったら
ここの海へおいで
たくさんの悲しみを
たくさんの辛さを
持ってきてはいけないよ
海が真っ黒になってしまうからね
涙を拭いて
裸足でくる ....
書き込みが増えるSNSの前で
見ない振りをしてみても
「三百年に、一度くらいしか会わない。」と
冗談を返しても
あの人の存在感が解からない。。
(誰かが作る、虚像なのか? ....
ジリジリと晴れた日
セミの声に満たされ
ぷかぷかと白い雲が
浮かんでいた日
隕石が突然空から降ってきた
閃光を放ちながら
猛スピードで
空から降ってきた隕石は
地面に落ちるやいなや ....
どれぐらい好き
という睦言のために
店じまい
しかけていた
頭を働かせるとき
君はもう
お客様の顔つきになっているので
さっきまで
あんなにあったものは
なくなってしまう ....
オレンジ色の光の中
ゆらゆらとただよう水面の下で
記憶の断片をつなげていく
切り取られた写真
数コマの映像
丁寧に一列につなぐ
お母さんが宝物のようにつなげてくれた
どうしようもなく ....
片耳だけ玉虫色のピアス
別れ話に嘘発見器動いてくれない
離婚したやつがくるから同窓会へ行く
きゅっと結わえた髪が
頭の中を クリアにする
カチューシャは
ハワイの香り
正月までの 気忙しさを
すっかり 忘れて
雪なんて 世の中に
存在しませんヨ とばかりに
....
あなたとは
心全体は通じているようで
心の一部分は
全然通じてないの
そんな感じなの
こんなにずっと一緒にいるのに…
こんなにずっと一緒にいるから?
いちばん大切なあなたとさ ....
淡い空の底に沈んだ
クリーム色の海面が
純白の部屋の窓から見える
青い砂漠の向こう
嘆きの川の向こう
黒い砂浜に建つ
新月の真下の白い監獄
壊れた僕の白い墓
朽ちない立方体の匣の中
....
140905
有事の際は
可及的速やかに応援に駆けつけます
よく聞いた言葉だと思いながら
的とは何だ
適当だなと
敵の定義を
難燃化する
インク ....
あさし新聞が大ピンチだ
このままでいくと
購読者数激減は免れまい
そんな中
私は逆に朝刊も
夕刊もとってやることにしました
けつ拭き紙として使うために
何故なら私は
朝晩2回ウンコ ....
綴じられた手紙の様に
君の心を読むことができない
それを
どうしても知りたい
僕のことを
どう思っているのか
今、自分が
ごつごつした
隕石に変身して
....
思考ブレーキ 取っ払っていいよ
試行ブレーキ ぶっ壊していいよ
志向ブレーキ ぶっ飛ばしていいよ
いらない いらない こんな思考ブレーキ
いらない いらない そんな試行 ....
木造家屋解体
それは危険な現場だ
当然ながら周囲と現場を隔絶する
そして作業は始まる
まずは上からだ
瓦をはいで投げる
ポイポイと
深箱と形容される荷台に
梁と横木に乗っていな ....
Helloから繋がろうとする世界
バスタブの憂鬱、しゃぼんの気紛れ
熱を帯びては溶け出してドロップアウト
洗い流しても残るのは、スリップダウンのお誘い
固形物であることを裏切りたくなる雨の日の ....
生後
4分33秒
空気と水の気配が
話しかけ始める
好きやら
嫌いやら
何処へやら
行くのやら
耳をすましてみることが
生きることだと
ご先祖様がそそのかす
また次の
4分33 ....
水底の傷
陽を見つめつづける
水底の傷
霧の奥の棘
言葉を抄えない
霧の奥の棘
空き地をわたる風が
目を潤ませる
昨日の雨
昨日の文字
....
梅干しを
完熟した実を
塩に
およそふた月
ざるにあげて
日に晒す
塩分が凝結し
表面がきらきらら
結晶とはこれだね
豊満な実は
今やシワがより
熟していた面影は無い
けれどそ ....
可愛さには、法則があるんだって
わかっていても
かわいいな
わたしは、生まれた時 自分が実体であることに驚いた
おそらく 死ぬ時は 自分が幻であったことを知るだろう
3丁目のタバコ屋さんの角を曲がった
ラーメン屋の入り口で
刃物を持ったヘンドリックが泣いていた
しかもガラスの自動扉に挟まって
動けないでいたのだ
とっぷりと太ったお腹がギュッと ....
思うんだけども
きっと僕ら何もわかっちゃいない
この世界が何で出来ているのか
君と僕の違いは何なのか
生きるっていうことが何なのか
正しい言葉で説明できるかい?
出来な ....
「夏風邪,気いつけや」
マスクをしたあたしに
チューブだらけの 彼が言った
ぶっきらぼうに 頼ってくれた
無愛想さも 衰えていく 痩せた腕
二つに引き裂かれそうだ
「先生,顔色 ....
月が半分、見当たらないの
誰が消したの?
君が取ったの?
純粋にまんまるに
君の事、想ってた
なんでそんな事言うの?
なんで裏側を見せてくれないの?
私じゃ、ダメなの?
お願い ....
ちょっとよく見せてご覧なさい
どれどれ、§
うーん、ちょっと外側のひだが捻れてますが
特に問題はないと思いますよ
えっ、捻れているのが問題?
いやいや気にし過ぎですよ
こういうのが好きな男 ....
妻が1番美人2番目は俺
1878 1879 1880 1881 1882 1883 1884 1885 1886 1887 1888 1889 1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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