万霊節の夜
 名残りの夏の 季節の扉をしめる今宵
 ここはいずこも
 森の精霊の異形の獣たちに
 あふれ
 さまよう


 Trick or treat
  Trick or t ....
その動画はネットで拡散されていた
山村のコンビニの監視カメラ映像
出入り口にクマが現れて
ウロウロしている
首に財布らしきものを下げて

コンビニの中はパニックになり
店員は自動ドアをロ ....
○「歳月」
歳月人を待たず だ
今年もあと二月
暦に向かいて言うことなしだ

○「動いて考える」
人間は動物だから
動けば脳も働くようになっている
考えてから動くよりも
動いて考える ....
あめ色のクモの子、
尽きることがいちはやく約束された、
はかない太陽の子、
古い階段の手すりに金色の糸を垂らして、
もうほとんど冬にちかい、
まばゆい晩秋の陽に透けて、
とてもちいさくかが ....
友達の死体を探している
死臭に耐えながら蝋燭をかざして
権力が被った正義の仮面に
喉を掻き切られたらしいんだ

血を流した空
明けそうにない明日
無邪気の死体が積み上がり
燃やされて天 ....
青く発光する塊が、
美しい水で鎮められる

影のない真昼、 
明るい夢の瓦礫から 
神々の失敗のかけらを拾う 
穢れた土を、 
いくども水で洗い流す 
その水がふたたび海へ還る

 ....
ねぇねぇツライちゃん 
ツライちゃんってカラいもの好きなの? 
カレーだったら何カラ? 
ハバネロとか激辛とか平気だったり? 
デスソースとか掛けちゃったり?


ツライちゃんはちょ ....
 時を刻んでいることも忘れて
 落ちてゆく砂の流れを見つめてしまう
 上から覗けば蟻地獄だ
 むかしむかし縁側の下に蟻地獄を発見
 アリンコを落として遊んでいた記憶が甦る
 ある時ある瞬 ....
あの日見たミミズは
申年生まれの彗星で、
とんがり帽子を被せたら、
まん丸靴下が落っこちた。
頭としっぽを結んだら、
クネクネ浮かんでそらへ行こう。
――『ミミズの宇宙船』より(絵本・未刊 ....
シャワーの滴で皮膚を確かめる。
それが僕と外側の境界だ。

一歩外に出れば、そいつを犯す奴等が無数にいる。
今着けてきたかのような強すぎる香水、
画面に流れる見せつけるような下らない動画。
 ....
道道色々耐えました  だから

私は不意に死にたいです

だけど悲しい気持ちで
辛い気持ちで
寂しくてたまらなくて  そして
空腹を抱えて途方に暮れている

そんな時の不意打ちは嫌だ ....
この街は
ずいぶん私に親切だった
適度に田舎だけど
不便なほどではない
この街が好きだった

春はヴォーキングコースが
桜の花ざかり
満開のトンネル
散る桜の吹雪

夏には
西 ....
故郷に帰るも
人も町も変わり果て
あの頃の故郷は今はない

あの田んぼ
あの空き地
あの店
あのクラスメイト
あの空気
あの関係性
もはや記憶の片隅にしかない故郷

なんだかよ ....
うずくまっているので


その傍らに  スミレの苗を置いた

少女は驚いたようにも
 
気づかないようにも

自在に

苗を抱きしめて帰っていった    夢の中へ

少女と神 ....
雨が降るのを予見したら、
僕らは準備を進めなければならない。
僕らは濡れることで、自分を確認するから。

彼等は作戦を立案しなければならない。
彼らは一粒の雨でさえ死に至る。
屋根から一歩 ....
通り過ぎた日々がただの過去かそれともどこかで書き換えられた記憶かなんてことは誰にも断言出来ないだろう、人生など結局はなにひとつこれだと言い切れるようなものは無く、だから人は安心出来るための安直さに .... 今宵 上弦、白銀の半月
すぱっと夜空に切り取られ

何度も写し取られ来た
時の打刻、垂直に

イノチのチカラの
絶えること無く

宇宙エーテル透かし彫り
思考力動が私の脳髄踏み
 ....
だって
もう
そういう
時代じゃないの

昔の話じゃね

生意気ちん
生意気まん

僕らは
こーやって
楽しんでるだけさ

あーーー

まげまげまげー

ちかごろは ....
少女の髪はいつもおかっぱだったのですが






三つ編みとリボンに憧れていました

そして隣のお姉さんのようにセーラー服を着て

無色透明ではないリップクリームをポケットに忍 ....
スマフォをカウンターに
タマゴサンドをほおばり
一人ムービーを鑑賞する
人生が2倍になる

スマフォを耳に当て
友人と会話しながら
街を闊歩して
人生が2倍になる

スマフォを ....
いいものができると
その次を
今回ほどうまく締めくくれる自信がなくなり



AIで曲を作るのは
やめようと思った

方々から批判はある
商売あがったりではないかと

何か足 ....
素直な気持ちで口づけたあと
大きな影が現れ
ふたりの前に舞い降りた

全方位から飛んでくる
砲弾は払い除けて

連れていってニケ
問題も障害も乗り越えた
愛に満ちた日常へ


 ....
○「夫婦喧嘩」
夫婦というものは
近すぎるゆえに
相方を傷つけてしまう
特に退職後はそうである
夫婦円満のためにも
仕事は可能なかぎり続けるべきである

○「新米高騰!」
今や新米は ....
感触の変わらない物ばかり見せられて
満足を刷り込まれている

見てもいない物を滑らかな舌触りで
「それはフェイクだよ」と得意げに

いつからだろう
ポーカーフェイスな言葉で
ベイビ ....
笑うこともできないどしゃ降りの雨
もう
濡れながら歩くしか無い諦めの夜

それは孤独ではなかったか?

そしたら突然
このどしゃ降りの雨より突然

ケラケラ笑いながら
スキ ....
出会ったのは公園の芝生だった
不思議な笑顔で空を指差し
無は確かにあるだろう?と話しかけてきた

晴れたある日には
降り注ぐ陽射しの中で
いつも持っているトランクの
小物類を少し広げて
 ....
そうする必要の無いものまでを、擦って消して。
増やした残渣を両の人差し指で掻き集めた。
弾力を感じさせながら、少しネトリとした触感。
机に穿った穴にねじ込み、閉じ込めた。

作った泥団子も、 ....
新しく手に入れた本に
触れたときのなんとも言えない
喜びの感覚を
いつの間にか忘れてしまった
どんなに残虐なミステリー小説でも
嬉しくてワクワクしたあの感じ

そう言えば
本屋にもここ ....
誰かさんが
こちらでございます
誰かさんが
こちらでございます
誰かさんが
こちらでございます
誰かさんが
こちらでございます

つめたい息
つめたい息
つめたい息
つめたい息 ....
荒涼と大雪原
垂直に落ち来る盾、

何ものにも靡くことなく
打刻される時の 最早誰も居ず

私ひとりの魂 ひとつ、
思考流動の奥底から

白銀の光り輝き出る
上弦の夜 呼び込みつつ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
万霊節の夜月乃 猫12*25/11/1 15:12
財布を持ったクマイオン225/11/1 14:50
独り言11.1zenyam...3*25/11/1 14:24
晩秋の赤子本田憲嵩925/11/1 13:22
少年925/11/1 12:40
呪われた宝石atsuch...15*25/11/1 7:59
からいツライ(悩み多き感情たちの詩 その7)涙(ルイ)325/11/1 6:41
砂時計佐白光3*25/11/1 0:45
鞭打ち驢馬の寓話泡沫の僕2*25/10/31 23:24
外殻225/10/31 23:22
パトラッシュ  蒼風薫エヴァル-ジ...225/10/31 22:57
グッバイ所沢りつ6*25/10/31 22:08
故郷に帰るもにのまえいつ...725/10/31 22:03
少女とそして   もっぷエヴァル-ジ...225/10/31 21:30
雨に踊れば泡沫の僕3*25/10/31 21:21
be here nowホロウ・シカ...325/10/31 21:10
思考ノ竪琴/EndlessRepeatひだかたけし825/10/31 20:07
低俗ハレルヤ弥生 陽525/10/31 20:04
キット.リボン   蒼風薫る蒼風薫エヴァル-ジ...125/10/31 19:43
スマフォと多賀良ヒカル125/10/31 16:12
祭りを止めないで?りゅうさん425/10/31 14:28
ニケ625/10/31 12:50
独り言10.31zenyam...3*25/10/31 10:03
ノーガード自画自計325/10/31 8:44
スカーレット秋葉竹225/10/31 7:43
その人雲野しっぽ725/10/30 22:53
指先に残したもの泡沫の僕2*25/10/30 21:43
便意花形新次225/10/30 21:14
愁天ループクイーカ3*25/10/30 20:26
思考ノ竪琴ひだかたけし725/10/30 20:24

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