表面張力の弧を破るため息を
鎖で繋いで飼い慣らす
鍋の中におとこという性を入れて
煮込んでみることにした

それは それは それは

蛇口を巡る 出口を探る
蒸発して換気扇に絡めとられていけばいい
錠剤を噛み砕いて
掏り替えられた 奥歯の記憶は
ラムネの歯痒さ
ここに並べた文字を指し
蟻だと言われれば成る程
そうなのだ

ともすると葬列のようではないか
完結に向かう寡黙な様が
玲音(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
雁字搦め自由詩104/10/26 21:08
吹き零れ自由詩104/10/21 20:37
偏頭痛自由詩204/9/21 9:21
 蟻自由詩204/7/19 18:51

Home
0.06sec.