ボールペンの芯が折れて
染み出した真っ黒いインクで
書いていた詩は読めなくなって
僕の中からも消えていった
謀ったかのように
産まれた贋作に埋もれながら
僕の部屋はボツになった ....
部屋に閉じ籠って
もう一週間は経っている
何かを書いて紙を捨てて
毎日毎日が虚弱な無限ループ
きっかけが欲しい
スイッチを探してる
早く書きたい
でも筆を取るのが怖い
....
月の影が浮かぶ空は
深紅に染まる まだ早い夕方に
揺れた水面に映る
僕の横顔に蹴りを入れてみた
森を背負った湖に
そっと寄り添って 眠りたい
葉を抜けたその風が
僕の中を ....
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