先頭を走る人に聞く

何故貴方は先頭を走るのか

ある人は言う

他人が恐いから

ある人は言う

先頭って気持ちええやん

ある人は言う

周りが遅すぎるだけ

ある ....
冬になると寒い寒いといつも言っていた
君の最後の言葉は
寒い
だった

雨が降っていた
君は雨が大好きだった
どんなにたくさんの雨粒達がアスファルトに打ち付けられても
”雨”の一言で終 ....
固形の時計 向日葵と遊ぶ
明日はきっと晴れるでしょう

固形の時計 黄金に輝く稲に語りかける
最近急に寒くなったけど大丈夫ですか?

固形の時計 札幌時計台と記念撮影
引きつった笑顔がな ....
ある日 僕は気付いちゃったんだ
春は夏の幼虫なんだって
そうそう 梅雨は夏のサナギ
一度気付いちゃうと なんだかもう

大学の授業って出なくてもいいんだって勘違いしちゃった2年前のゴールデン ....
駅のホーム

やって来る電車

開くドア

足音

あー明日のテストだるいわー。昨日のドラマ観た?
ん?降りるのって次の駅やんな?zzZZ…。
カノジョと最近どうなん?上手くいって ....
もずくの藻屑になると言って
何処にでもいる学生という職業の彼は
もうすぐやってくるであろう致命傷を避けるかのように何処かへ姿を消した

もずく単体なら自ら進んで食べる彼だが
幼い頃食卓に並べ ....
だからって波風立てず通り抜けていく映画を眺める
2時間後には真っ暗な世界

四つん這いになって
少しズレた行き先は
今見つからない
今見つからない

だからって僕の癒しさ観葉植物
慌 ....
乱数を言う練習

さん
ろく
はち
いち
さん
あーまた“さん”言うてもた
同じ数字がすぐ出てきても別に構わないんだけど
乱数ってのは

“ぜろ”から“きゅう”の十通りしかないか ....
サラマンダーが首にからまんだー

ほん・・・とに首・・・を締め・・・ぐへっ・・・付・・・けてくる・・・んです・・・よ
サラマ・・・ン・・・ダーが・・・

相手にしてもらえない間に50機程失っ ....
あなたたちは好きだけど
あなたたちの曲は好きではない
秋風がそう囁くのを頷きながら
僕らはギターをかき鳴らしました

アンコールは全会一致で否決


近くでメロディを奏でていた
CD ....
毛むくじゃらの父が私を呼び
何か重大な秘密を言いたそうな動きをしていた

沈黙が続き時計が止まる

子供の役目として
父をナイスアシストするつもりで
「その毛は{ルビ人工物=つくりもの} ....
君が今日は晴れているというので半袖で出かけてみたら
激しい雨で視界はおよそ2.5m
同じ空を見ているが
同じ景色は見ていない
そういうことだ

たかが浴槽を満たす体積すら所有していない僕と ....
いつの間にか 鞄に穴が開いていたらしい
どうりで最近 入れた覚えのないものが
たくさんあるんだなと

好き好んでこの鞄に入ってくるなんて
よっぽど物好き
もしくは 穴があったら入りたいほど ....
たまたま見た朝の星占いによる
爽やかな目覚めを台無しにする宣告に対抗して
わざと恋愛に失敗してみようと思ってみたが
この惑星にはおおよそ{ルビ1/12=じゅうにぶんのいち}の同志達がいることを重 ....
友達がたくさんいる
ちょっと狭いけど
寂しくないから

慌ただしくも
ユラユラと
揺られながら

何のためにここにいるのか
知りたくはないけど
涼しさの中で見え隠れ

白い世界 ....
プラネタリウム
僕の住むこの街の自慢の
半径十数メートルの球の中に収まる宇宙
眠らない街の明るさで霞む宇宙よりも
はるかに輝いている宇宙

プラネタリウム
夜空を駆ける星たちを光で繋いで ....
何気ない言葉をひっくり返して
雨にも風にも負けないように油性ペンで
愛してる って殴り書き
丁寧に書くなんて照れくさいや

紙飛行機の形にそそくさと折って
青のグラデーションに向かって放り ....
にじゅうよじかんえいぎょう
時間という概念を超越した存在であるコンビニで
時間という概念を超越してるわりには似合わない
「{ルビ時間=ひま}潰し」をしている

現実空間との狭間
自動で開く ....
フラットに広がった街の上で
今日の足跡決めよう
お気に入りの青いペン
まっすぐ立てて手を離す

ケータイのメモリに入っている人達と
電車でたまたま隣に座った人達との
これといった違いが見 ....
どうしても言えない“ハロー!ピース!”を
惜しげもなく言っている夢を見た
誰がなんと言おうと夢でした
どうしようもなく夢でした

無邪気に“ハロー!”と言えない僕は
まともに挨拶すらできな ....
キミの声が聞こえる
キミの声を聞いている

思わず笑ってしまうような話も
大切な言葉も
僕を探して
空を飛んで

雨に濡れて冷たくなってしまっても
”優しさ”はまだ残ってた

だ ....
現実が輪郭を失って虚無へと形を変えた日に
雪が降った

大急ぎで明日に向かわなければ

冷たさを伴った足音が
少しずつ体から色を奪っていく

「色づきすぎた僕らはいらない」

そう ....
もうすぐ2005年
時計の針は止まらない
僕にはまだやりたいことがたくさんあるのに

心臓は鼓動を刻み続けた
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出し続けた
それだけで生きていると思えるのなら
 ....
アンテナが1本しか立ってない僕の頭を振り回しながら
おっかしいなぁと首をかしげ
充電してみなよ といつものタバコを差し出す
どっちかっていうと劣化していく体に鞭打って
慣れない手つきで吸うタバ ....
回転椅子でグルグル回されて
遠心力に簡単に負けて
いろんなものが僕の中から
勢いよく辺りに散らばった

目や心臓や脳みそは
お金に困った少年が
あっという間に拾っていった

君に伝え ....
世界がどうだこうだ
世界をどうだこうだ
言ってみる
言ってみた
ばーちゃんは変わらずぐっすり寝ている
父さんは口を挟んでくる
言って何かが変わったか?

ばーちゃんがどうだこうだ
ば ....
僕が僕になるずっと前から
変わらずそこにいた遊園地が僕に「明日死ぬ」と呟いた
それは近所にあるにもかかわらず一度も行ったことのない
僕に対する最後の手段だったのかもしれないけど
それでも迷って ....
暑い日だった
太陽が少年を焦がしてた
キラキラ光る河原で一人
吸い込まれそうな透明の流れの中で見つけたやたらと厳つい石コロ
まるで怪獣みたい
そう 水中モンスター
すぐにマジックで目を描き ....
世界で2番目に人波が速い街で
レースゲームみたく追い抜かれ 追い抜かれ 追い越して
シューティングゲームみたく避けて かわして ぶつかって
世界で2番目に難しい日々の第1ステージを何年も挑戦し続 ....
青空に戦闘機が飛び交うようになってしばらく
故郷をなくした
自分ん家はもちろん
ピンポンダッシュしてまわった近所の家も
鬼ごっこをした公園も
灰の舞う黒い大地に変わってた

国民の激励と ....
F (from send-ence)(32)
タイトル カテゴリ Point 日付
先頭自由詩3*05/12/22 16:37
冬、寒い、雨自由詩5*05/12/15 2:52
固形の時計自由詩0*05/12/4 20:48
春虫自由詩1*05/12/4 1:57
「 」自由詩1*05/12/4 1:53
もずくの藻屑自由詩0*05/11/9 0:47
布団の上で自由詩005/11/9 0:35
ランダム自由詩1*05/11/4 0:52
裏技辞典P.133自由詩105/11/3 20:10
ラストソング自由詩0*05/11/3 3:04
毛むくじゃら自由詩2*05/11/2 0:38
THE WORLD IS WIDE自由詩3*05/11/1 0:19
自由詩6*05/8/31 20:31
星占い自由詩0*05/8/31 20:19
金魚自由詩3*05/8/30 20:19
プラネタリウム自由詩3*05/8/30 13:12
再送自由詩1*05/8/30 12:46
コンビニ24自由詩1*05/8/25 1:28
THE PEN IS BLUE自由詩3*05/8/24 3:04
僕の言えない“ハロー!ピース!”自由詩405/6/1 3:13
充電自由詩105/3/19 5:52
雪色自由詩204/12/31 19:57
カウントダウン(2005)自由詩104/12/31 0:52
アンテナ自由詩204/9/28 22:42
ステーキ自由詩304/9/25 3:10
どうこう自由詩104/9/21 1:37
遊園地自由詩304/9/20 21:19
水中モンスター自由詩204/9/20 12:50
東京自由詩404/9/19 18:02
上京A自由詩404/9/18 1:34

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