幼い日にあなたの眼を潤ませたものは
 ないだ海の夜に掻き立つ縞模様の水音ではなく
  照明の暗い
   ガラスの箱で区画された
    文字に起こされた生態であったのかもしれない

古びた ....
夢。中学校の美術の授業。なぜか美術室ではなく教室。また、校舎内は板張りが多く、これは自分の通った中では小学校に近い。1人1枚、B4アナログ原稿用紙に漫画を書いている。その風景は書道の授業に似ている。自 .... ここに地球儀がある
私はそれを右回りにも 左回りでも回す事ができる
私は世界の王様なのだ

私は世の中に満足している なぜだろうか
私は目が悪い
私がすぐ満足してしまうのは
身近な世界し ....
捨て鉢な好意
汽車が眠る場所
優しい巨人の愛撫
想像力の山と谷を
土地柄が考慮されたブレーメン
変動しない順位
誰かのおばあちゃん
物語を消毒されないためにも
明日までの措置
電球の ....
ごめん下さい 駅員さん
―はい

文化の中心へはどう行ったらよいですか
―難しいですよね 教えますよ

助かりました 簡単だったのです、少し前まで
あのあたりに住んでいたころはよかった  ....
ティーポット、熱湯の中心で 草の根からしみ出てくる成分が
私という容れ物に落ちれば そこでもまた精神作用をしみ出させる

陶磁器は地中海のような白さと 中東のように丸みを帯びている
知らされて ....
焼けつく夕日が焼けつく 脳裏を焼いて 焼き付く夕日
まぶしく夕日がまばたく まばらに赤く 火をまぶす

赤錆びて ブランコ 赤錆びて 回る子の鎖
うらぶれて倉庫の 何世紀 遠いどこそこに かぶ ....
夜のように浅黒き女よ
照らしておくれ その稲光の目で

夜のように実り豊かな女よ
慰みあれ 鉄めかしの客にも

夜の真白よ サボテンの花よ
牛飼いたちが呼び起こした 土じみたしかしよく通 ....
シティポップに漬っ込んどいた耳は
クタクタになって湿っぽいね

次の分岐点は (泳いでんな目) どっちにしようか
(少なくともこっちではないね) 先回りされ言われる


目に映っている範 ....
熱したミルクを口にして
チョコレートをひとかけ

ミルクはチョコになっている
チョコはミルクになっている

君たちはマシになっている
君たちは外に広がる

これまでにあった よかった ....
キュリキュリと鳴く水車の軸
マドラーを突き入れば排水量はいくらか/
溺れながら辛うじて浴びた日で
瓜の実は熟れて後ははじけるだけ/
バッドラックバラッド朗々と歌ったが
出られない断熱材とホッ ....
・575
補助輪を 山ほど付けて共倒れ
奢りだの 親分子分 はした金
座布団か拍手でお迎えくださいませ
獄門の 上にもぬけのカタツムリ
陶酔で水捌けよくして泣きじゃくる

ウイスキーと  ....
前だけ見つめて
前だけ見つめて
前だけ見つめて
止まってしまった列車の

変えられない分岐点
絞め殺されている無人
石炭の切れた鋼色の
機関室で
止まってしまって

前だけ見つめ ....
緑色がかってたバラ肉
手の込んだフローティング広告
外国の森のパッケージ
革命みたいな歩き方
ゴミを出し忘れ
昔の大事件特集
痩せちゃった元選手
見分けだけつくキャラクター群
途切れた ....
ひざから下のなま白い肌

へんなむしが付いたら厭でしょう

こんなにきれいにしているのに

だから徹底しているの

たたみの上へ上がりこんで

家主にはなんの断りもなしに 汚らしい ....
いい加減迷信が疎ましくなった当たりからか、お腹に切り傷が開いてあって、両端のないミミズが絶え間なくこぼれていくのがわかった。このしようのない破れ目の為に僕は縫い針か、全く反対によく切れるナイフさえ手中 .... 夢。南海の島の超高層ホテルに泊まる。窓を開けて風を入れる。ホテルの傾斜と麓の漁師町と、広大な海原が一望できる。独身旅行で大変だったので暫く部屋でだらけようと思う。ずっと遠くで空と海の境界を見極めようと .... 地図から欠けているくらい

小さな島の話で 反対っかわまで行っても

さして変わり事もなく あお満面だし

画家には一人の上客が居て、全てはそれで十分だった


さくばん夜な ....
テニス 心地いい テニス テニス


葛根 葛根 鹿威しにも似た

汗はとめどもなく流れ、アタック、瑞々しく弾け
全身を振りかぶって返球をした向かいの人
ジャスト真ん中で軌道を捉え、こち ....
我が物顔で 有名人バカにする
街宣車は 顔に
バカと書くようなもんだね

天才がする同情には
生まれつき貰い手が付きそうにもなくって
少しかわいそうかもしれない

巴が回る夜は
 ....
強く 抱き締められた形で
ひしゃげたまんま大きく なった人たち
身ぐるみ剥がれたみかんの皮を
物悲しく思いやるということは
良いきもちや悪いきもちで触れる
分別も足りてないってことなんだね
 ....
寒イボの立つ 色ボケです
言ってくれれば すぐにやめます
いつでもお声掛け 待ってます
三百六十五日 お返事楽しみにしてます
毎日お宅の鉢植えに アンプル刺したくてたまらなくてやめます
餡か ....
霧が濃い夜だ洪水だ 月光浴をしよう
仲違いしたままの あの 友だちの雪像のこと考えよう
遠慮は要らない リップサービスは化粧室で落としてきて
誰も見ていない筈だ 何も見えてはいけない筈
偽史の ....
共感者が続出!
サクラサク。
おいしい季節がやって来ました
ウソ!?コレ一本でこーんなに?
99%カットでいつでもゴキゲン

でも安心今なら漏れなく先着CMの後もチャンネルはどどーんお値段 ....
狂奔 薪に困ったら呼べ
ヤニ臭い革張りとゴム臭い鉛 俗悪な日溜まり 燃料事欠かんゴミ屋敷
廃屋 不審火燃え滾り 有刺鉄線凍る隘路に
防犯灯耄碌 段ボール覗き込めば猫のモツ
発破そして威風 巫山 ....
波風 蹲る猟犬の

痒いとこ すげえ腫れ物

森を地図にしたためたみたくこてんぱん とっちめたる

いきり立ったおじさん 横暴 大得意な居直り強盗

威張り散らし スパスパ煙たげるしか ....
干涸らびた杓子 抽き出しから掻き出し 井水満たし庭師
ギスギス 煤けた薄 雪ぎ
敷居越し 椅子軋まし小休止
傷付きすぎたキリギリス 梳く櫛にキス頻り
優しく言って聞かし 樹脂へ服役さし
不織 ....
けんせつげんばのかいてんおんで
じゅうくじはんぶんめがすんだ
こうそくどうろをあるきつかれて
でぐちへとどかない

ドラゴンのよだれ みつけに
のっぺらぼう ほういもう
ふろしきづつみ  ....
/ふと妻の犬歯が目立った
怖々言うと、目を見張る
それから傾いで私を見やる
妻はかまいたちになって飛び出した


/軽く強い奏で隣で
希望の調べががなる真横で
口には火種が憑き物で
 ....
赤子の手をへし切る 悪魔憑きな為

グポジ ワニワニヤ ヒ ワニワニヤ ヒ

物陰から湧くわ 湧くわ
手の平で掬った小人が うじゃうじゃとまとわり付くの 騒がしく
ならばと得意に 大恩寄越 ....
なけま、たへるよんう゛くを(77)
タイトル カテゴリ Point 日付
散らばった宝石自由詩124/12/31 1:01
散文(批評 ...2*24/12/10 7:04
ちきうぎ自由詩324/9/30 21:05
等し好みに自由詩424/8/25 15:45
文化の中心自由詩5*24/2/13 23:11
ほのじろき自由詩223/9/28 7:25
自由詩523/8/23 2:53
夜の形をして自由詩123/3/22 5:16
ぐるぐるショートカット自由詩223/1/29 12:16
ミルクチョコレート自由詩122/2/26 0:10
自由詩121/9/6 12:14
575自由詩1*21/3/13 2:26
しゅぽ自由詩020/11/22 21:47
enum自由詩120/9/6 19:25
へんなむし自由詩020/8/8 21:20
駆除の正当性が再発見される前段自由詩120/3/31 4:52
夢のツイート散文(批評 ...019/10/10 2:06
本懐自由詩219/6/30 4:52
投機序自由詩119/4/12 20:33
ラビリンスキングドラゴン対けんめいなラヴコール自由詩119/4/9 23:07
釘の鉄琴自由詩118/12/25 8:58
あられ文自由詩118/11/13 2:38
汽水域自由詩218/7/11 1:37
枯渇自由詩018/5/27 10:23
炸裂自由詩218/3/17 22:56
ハミング自由詩017/12/23 0:21
縮小宇宙自由詩117/11/27 7:47
ぞうげがり自由詩3*17/7/31 16:59
風物詩自由詩0*17/1/22 12:15
除幕自由詩117/1/7 17:45

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