月山だけが
神々しい姿を見せている

幾つ 眼の前に現れ
幾つ 眼の前に
 崩れ去ったことだろう

高く聳えたいと
積乱する
白き夢を 
遥かな空に 見上げながら

 前に、  ....
本作品は、メビ【書換連詩リレー】にて、はるりらさん『いろとりどり』をベースに書いてものです。本作は語句転用が多いのでオマージュ作品です。
メビ連詩板で、私⇒こひもさん⇒はるりらさん⇒私という流れは、 ....
(メビウス【前レスの無茶ぶりタイトルで書いてく詩】http://mb2.jp/_aria/840.html#S65 にて、蛾兆さん無茶ぶりの(難)題名で書いた詩。)



 「キリン座とフラン ....
(メビウス【前レスの無茶ぶりタイトルで書いてく詩】http://mb2.jp/_aria/840.html-62-63 にて、はるりらさん無茶ぶりの題名で書いた詩。)




「雑草の名前 ....
形の無いものから逃れようと、必死に奔るうちに
地平線は、もう、どこにも、見えなくなってしまう。
「待機せよ」と、ひとりの純白の少女が起ち上がり祈るが、
またふたたび、真理が降ることは、ないのだ。 ....
ぼくの化石が、笑いながら尋ねる
もう春ですか、と
やさしい物音が辺りに満ちてきたから、と
そう尋ねた時、湖水で何かが跳ねた


漆黒の深い闇の底へ、光はすべて埋葬され、
1つの箱だけ ....
** 1 **


それは、夜だった、し……
……それに、海は、嵐だった。

だが、――響く 、あの声。
(哀しく、美しい鳴き声)
   ――五色鶸のアリアよ。

五感の全てを、
 ....
   1

 灰色のソネット

燃え尽き、まっ白な灰に
なり、風に散った、
夢がまだ、今も瞼の裏で、
燃えている。

焼けた誰かの夢を、
今日も世界が、
ふぅふぅ吹 ....
モノクロの映画が、僕の方を、じっと観ていた。
僕の黒い瞳は、、薔薇色の少女の口元だけを観ていた。
こんなにも、楽しそうに、君は笑ってくれてたんだ。まだ、君の、
弾けるような笑顔がそこにあった。
 ....
腐り果てた空に、虹が突き刺さって風化したまま、
あらゆる感覚が停止した世界の壁に、ベンガラで擦られた、
巨大な死者の伝言が、僅かに一行、掠れもせず遺されていた。
――「背中に刻まれた言霊、犯人は ....
滑べり堕ち、砕け散った破片の
あまりにも激しい叫びが
その一瞬の、すべてを
切り裂く。

慌てながら抱きしめた手を
深く、鋭く、切り裂いた、
あの日の、
傷口から

一筋の想いが
 ....
昨日のしくみを知らないうちに
すでに今日が問いかける
夕焼の潤むような眼差しの熱さが、
圧倒するようなささやかな爪で、

巨大なオレンヂのなかに私を捕らえ、拘束し、開放した
いつな ....
ドラマは想像力で成り立っており、
想像力で演じられるドラマが、日々、山脈のように連なり、
昼夜、〈者と者〉、あるいは〈者と物〉との谷間をせっせと渡っている
そのたよりないゴンドラの往復を、多彩な ....
冬の雪よりも深い、春のかなしみを
憂えるあまり、咆哮も彷徨もせずに、
ただ、ひとり揺り椅子に眠っていたのに、
彼女はとつぜん、

頁をめくるように、
眠りから解かれた。
カーテンの向こう ....
開放もしないくせに、閉じ込めもせず、
何が望みなのだ、世界よ
どうしろと言うのだ、世界よ
燃え上がり、高く、高く登れば、
汗すらも雲の如く氷つくのだろう、

凍えながら泪とともに地上に堕ち ....
どうしてそんなに、大きなお口なの?
赤いずきんの少女は尋ねた。
それは至極妥当な疑問だった。
ペローならば、ぺろっとイカレ、グリムなら助かる運命の、幼気(いたいけ)な少女を、だが、もっとハルカニ ....
・0次元/
位置だけの、目に見えない〈点〉
絶対座標の位置だけが明確な〈 〉
ドコニと問えばはっきりとココニと答える
でも、姿は見えぬ
片思いの世界


・二重螺旋/
反平行の真逆な ....
黒いサングラスをかけたカンガルーが、ライフルで狙ってる
その陶器製の、白くなめらかな母韻は、
ゴムのような口唇から何度も、何度も、
繰り返し発射されるから
執拗な子守唄に、もう寝付けない夜の― ....
(一行詩集/  ハァモニィベル「一行の夢」 )


          【一行*夢】
             *

一行の人生が、いま、谷底へ向かって続いている。突然、愛という文字が、両 ....
人は人生を

 (因果因果)と

   押して行くんじゃなくて

 (果因果因)と

   押され続けて、

 生きてゆくような気がする・・・。
フェラーリのような女が颯爽と乗込んで来た時、電車内は満席だった。

   *
女は、妙に似合う黄色の吊革を掴んで立ったまま、彼女よりちょっと薄紅がかった、シャア専用といった感じの、携帯電話を取り ....
どんなに横を向いても春が微笑んでいる ポエジーが何色なのか、オレは知らない。

何色のポエジーをお前が欲しがってるのか、オレは知らない。

〈詩情経済〉の鬼市では何色が光り輝くだろうか

沈黙交易のむこう側で、

お前が静 ....
http://mb2.jp/_poem/276.html#S1278
メビウスリング4月の読書会、参加者の皆様へ



 4月の課題詩を書くため、私が選んだ色は、
             ....
局所的に覚醒がくり返されるボロボロ
愛されたがる女の計算したがって聞かない
塗り潰した美の奥底で
折詰にされ、お土産になった溜息が泡立っていた

残虐は過去と未来との境界を袋とじしたまま
 ....
彼女は毎日散歩することにしていた。
おもいがけなく、風の強く吹いたその日、坂道を登り切ったところで
風に語りかけられた樹のように
彼女はざわめいた
そこで傷ついて死んだ小鳥の姿を
見られてし ....
聞こえるだろうか? 一枚の、

絵画が

まるで、狂喜の

舞踏会 そして 夜のしじま

戻りなさい  

描くように 描くように 

微笑みを浮かべながら

描くように
 ....
世界最短の詩が何であるか、皆さんはご存知だろうか。

恐らく誰もご存知あるまい、と筆者は思料する。したがって、この文の最後にもういちど、皆さんに同じ質問を投げかけるので、以下の記述を読んだ上で、あ ....
 窓の外で詠う小鳥たちの可憐な魂の囀りに付き添われて夕陽が、いま、音と光といっせいに、開け放った窓から目を細めたくなるほど染み込んでくる。西欧風の苦い焦茶で統一されたこの書斎の奥のほうまで、燃え潤んだ ....
ハァモニィベル(208)
タイトル カテゴリ Point 日付
雲の峰  【題名無茶振り】自由詩114/5/28 15:07
彩とリドリ 【連詩より】自由詩1*14/5/27 19:49
キリン座とフランス座 【題名無茶振り】自由詩1*14/5/27 3:37
雑草の名前 【題名無茶振り】自由詩2*14/5/27 3:31
ある古代詩のソネット自由詩6*14/5/23 22:30
【邂逅】自由詩6*14/5/16 1:56
あれかこれか自由詩1*14/5/14 10:03
14 の ソネット♪自由詩3*14/5/12 18:20
笑顔自由詩4*14/5/9 5:43
【滅亡へのソネット】〔ソネット〕自由詩1*14/5/7 1:08
滲む記憶 〔ソネット〕自由詩1*14/5/6 4:07
わが明日へのソネット 〔ソネット〕自由詩2*14/5/4 15:30
霧の中で眠る羅針 〔ソネット〕自由詩1*14/5/4 8:49
春のかなしみ 〔ソネット〕自由詩3*14/5/3 13:23
愚者ノ眼のソネット 〔ソネット〕自由詩1*14/5/3 13:14
赤から青のメルヘン自由詩4*14/4/30 16:08
存在可能な別セカイ自由詩1*14/4/30 16:08
わけがわからない程自由詩3*14/4/24 6:57
一行の夢自由詩3*14/4/23 3:01
【短詩】因果自由詩2*14/4/23 0:39
繋がる赤い糸自由詩3*14/4/15 19:35
【自由律】春1俳句1*14/4/15 3:01
ウルミシュ【潤朱】自由詩3*14/4/14 15:35
メビウス4月の読書会資料(1)おすすめリ ...1*14/4/14 2:33
ボロボロ自由詩3*14/4/10 16:18
「詩集」自由詩0*14/4/10 0:31
薄紅の炎自由詩4*14/4/2 11:47
【HHM2参加作品】 世界最短の詩散文(批評 ...5+*14/3/30 16:24
記憶喪失自由詩2*14/3/30 16:04
現代詩の彷徨自由詩2*14/3/25 20:09

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