:四行詩:
#
「迷宮入事件の深層」
詩の、死亡推定時刻に、
あなたは、いったい何をしていましたか?
偶像崇拝?異端審問? えっ、罪の無い作文を書いてた?
みんなやってる ....
*
ファイブ・ペニーズ
ベンチ
耳を澄ましていた ただ耳を そっと
じっと 動かずに
夜更けの三時に誰かが夕食をたべるときも
そっと ただ
噴水の音だけを聴いていた。 ....
無をゆく舟
ハァモニィベル
点景(へ)
流れ混む
厚い
{ルビ光=ウリム}の闇。
それが、
炎に似た
輪郭の影を
灼き尽くしていく
再び――、 ....
星とたんぽぽ
by ハァモニィベル
星は 空にいて 地面に咲く
たんぽぽ が 好きでした
たんぽぽ も 空を見上げて
そこにいる 星のことが 好きで ....
今年(2016年)四月。つまり今。
スレッド会議室<詩ヌマデアイ詩テ (雑談系)>で、
私が企画した
★ プチ企画 【幻想30】
が開催中である。
本稿は、そのリアルタイムの経 ....
*
シャッフル
雨合羽の内側みたいに湿った霧の夜
水槽に堕ちた帽子のように少しずつ想い出す
刻まれたまま床に散乱している時間
ボロボロに傷ついた
一枚一枚を拾い集め
....
+
『人体模型ノぶるーす』
SCENE1.(校庭にて)
ものすごい音がした。
登校中の生徒たちはみな、
音のする方を見た。
―光り輝く羽飾りのヘルメット
―厚い革製の盾 ....
4月の勉強会のテーマ:こども向けの作品を書いてみる。
詳細は、: 詩ヌマデアイ詩テ
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=316267
をご観覧 ....
「アイスキュロスが笑ってる」
#1
「赤い」といったら何だろう?
赤いおハナを思い出す
そうだね真っ赤な真っ赤なお鼻のトナカイさん。
クリマスといったら何でし ....
*
「みんな咲いている」
ハァモニィベル
*
手のひらが咲く
咲き乱れもせずに
花びらになって
咲いている父の大きな手の上に
母の手のひらが咲き
その ....
*
揺れうごく海の十字路に惑う貝のように耳をかたむけて聞いてくれ過去の響きが詩人の影をなぞるように血が谺する想像の蜜のほとりで死に絶えた喜びに養われた真実だけをそっと告げてくれ灰色の病める神が ....
*
中学の頃の話だ。近所のセントバーナード犬をよく散歩させていた。
図体は巨大なくせに子犬に勇ましく吠えられると、かならずいそいそと私の方へ戻ってくるような気弱な(あるいは優しい)奴 ....
破裂弾の様な狂気の寝起き姿で歯を磨く君の覚醒を感じた私は私ではないまま無防備な姿で小さく寝息を立ててる真実の狂姫だ。二本の脚が限りなく連鎖して朝陽に濡れ乍らまだ拭い切れてないアダムの筋 ....
※
その痕のことは、
何も知らない
水たまりを、
陽気なアメンボが通りすぎたあとのことは、何も……
みずうみに、
きみが爪先でたてた水の音も、
寝転んで何かを囓ったり、口のかなで ....
*
「虚写ノ残像」
乾いた砂に二つの異なる影
少しずつ洗われた息使いを覗きこむ
無数にある偶然の中
鎖されたまま迸り出る感情を味わう舌
互いを睦まじく絡ませ合い
怠惰 ....
+
枯れ草に香水を垂らし
毒を取り去った美女の白い手
いま、土を染めた雪の
冷たい抱擁がそう見える。
ミルクを朝がきれいに嘗め
吹雪の中で夜を過ごした君の黒髪
あの、頬を ....
不意に、居場所が消えて
通り過ぎた記憶が深まる
燿りなく途絶えた門を
独りくぐり抜けようとする度
....
太陽の嘘を
夜が暗殺する
一瞬の未来がもう過去になる時のなかで
眠らない傷痕だけ
硬いソファで微睡んでいる
おろかな祈りから一つの美しい行為が生まれるなら
それは時のなかにいつまでも溶けていく宝石
あしの裏が焼け付きそうな砂の上を
わきに浮き輪を抱えながら
生き物のように往復する波へ向かって歩くとき
ぼくらは〈ビーチ〉を忘れる。
まったく別の場所で
余所余所しく産み出した
接点を ....
終わりを
惜しみたいのに
始まりを
準備している
じんわりと、
しずかに
余韻が
満ちていくのを
手がかりに
それは
求めは ....
熱中症の蜂が 花びらに躓く
ちょうど昼寝時
樹陰のない夏の蜂が 躓いた
まるで羽の折れた言葉のように
何でもありの蜜の中へ
フラフラに 脱水した蜂は 真っ逆さまに
琥珀の決意とともに
....
蟻は汚染された土壌を
歩きながら、
花に出会った。
花は土壌から芽吹いた。
笑顔のまま生まれた祈り。
手のひらに、
流れ落ちる
黒い涙が、
咳き込みながら
抜け落ちた束の間を ....
鮮烈な闇の中で
炸裂する
赤い青空
遙かに千切れさった
芥子粒のような祈り
忘憂(ワスレ)草を身につけた群衆の
漠とした大地の上を
勿忘(ワスレナ)草を胸に抱いた乙女は
咳 ....
深夜の静寂が
緻密に濾過されて
私は冷い計測器になる。
いったい
どこまでが
夜なのか
孤独な歩幅の
ちょっとそこまでの
探求
旅立った
サンダル履きの冒険者の
行く ....
子どもの頃。よくそれをやった。小学校三年だったか四年だったか覚えていないが、とにかく、その頃。
ぼくらは、その変わった遊びに熱中した。とにかく、ありふれたごっこ遊びではなかった。
その夏のある日。 ....
退屈な視界の
全てが、溢れすぎた日々に
起動してない「君は」
水)すらも上手く掴めなくて、
校舎の裏に広がった狭すぎる死海で、
小さく交わされている大きな幻
水鉄砲を手に取って ....
*
白いシーツが晴々とはためく青い午後
大きな風にのって君の嬉しそうな声が疾走る
思い切り抱きしめればまるでお化けのようなカタチ
くすぐったいと笑う君をすっぽりくるんだその存在を
ぎ ....
全開にすると全世界が流れだす蛇口を、今日もきみは10%ひねる
●●四角くゴロリンコ●●
まっすぐに見える意味が●まぶしいったらありゃしない
伸び縮みしてシナる●俺のパーツのように
難しい文字じゃないのに●欠片をさがして生きている
....
ハァモニィベル
(208)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
四行詩
[group]
自由詩
3*
16/5/13 18:35
ファイブ・ペニーズ
[group]
自由詩
1*
16/5/8 1:22
無をゆく舟 /課題投稿
[group]
自由詩
1*
16/4/15 16:37
星とたんぽぽ 【課題投稿作品】
[group]
自由詩
1*
16/4/14 12:02
★ プチ企画 【幻想30】
[group]
散文(批評 ...
0
16/4/7 1:19
シャッフル /【幻想30】作品
[group]
自由詩
4*
16/4/5 16:14
『人体模型ノぶるーす』 /【笑い部門】
[group]
自由詩
1*
16/4/2 12:52
★ 4月の状況
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アイスキュロスが笑ってる
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16/4/2 12:37
「みんな咲いている」 【うた部門】
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自由詩
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16/3/29 7:22
聖謐のマニフェ
自由詩
1*
16/3/28 7:19
ぜんぶ
自由詩
2*
16/3/27 2:49
『「深層放射」=「空喰い女」』 (百四十字詩) ★Odb ...
自由詩
2*
16/3/27 1:50
『オパール』
自由詩
9*
16/3/15 6:05
「虚写ノ残像」 *【Odb】参加作品
自由詩
2*
16/3/14 6:52
枯れ草
自由詩
3+*
16/3/11 21:02
フロネシス Phronesis
自由詩
4*
16/3/2 3:30
太陽の嘘
自由詩
7*
15/9/5 11:59
存在様式
自由詩
2*
15/8/17 1:46
ルトルルル
自由詩
3*
15/8/10 17:08
隠しきれない見つけたみたいに
自由詩
3*
15/8/9 6:56
ロースト・サマー
自由詩
4*
15/8/8 23:43
〈花々の流竄〉
自由詩
4*
15/8/4 17:57
〈ヘメロカリスの夏〉
自由詩
4*
15/8/4 17:55
炭酸Odyssey
自由詩
4*
15/8/2 23:10
エアー・コン (即興ゴルコンダより)
自由詩
1*
15/7/30 1:09
溢れすぎた日々
自由詩
2*
15/7/26 17:28
風の樹陰(こかげ)
自由詩
4*
15/7/21 15:00
(【神話の掌】)※一行詩
自由詩
9*
14/11/26 4:08
【コラージュのMsizeをハーフ&ハーフで】 #メビ企画板よ ...
自由詩
2*
14/11/16 13:09
1
2
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6
7
0.43sec.