口で愛を語りながら
別の誰かを抱き締める
色は移ろい美は枯れる
全ては醜く腐るもの
果敢ないものに囚われながら
愚かに求めるクソガキです

一時の夢幻と知りながら
それでもなに ....
私の笑顔の源は
過去の涙が咲かせてます

私の信頼の眼差しは
沢山の疑いが強くします

私の優しさの源は
厳しい冬の暖炉のように
冷たい苦しさの中から生まれ

私の愛の源は ....
お気に入りのあの歌手の
お気に入りのあの曲を
アラーム音にしたときから
お気に入りを嫌悪する

つまらない学校の
つまらない教科書を
指を指して読まされてから
文字を見ると欠伸 ....
太陽が回ってないとわかってから
宇宙に中心はないとわかってから
世界は途方もなくちっぽけになった

地図をネットで見てみると
あの長い長い上り坂も
息を切らして走ったグラウンドも
 ....
手に持って、投げる
手に持って、投げる

それはトゲトゲ
それはふわふわ

手が傷ついた
どこかへ飛んでった

手に持って、投げる
手に持って、投げる

それはアツアツ ....
上なんか向かないで
下を向いて歩いていく
涙は零れて地面を濡らす
それを踏みしめて私は歩く
どんなに私がうしろ向きでも
胸の鼓動は未来へ時を刻んでく
声にならない声が私の中で響いて ....
ごはんがほしくてもつたわらない
おみずがほしくてもつたわらない

からだをきれいになめてもね
ひざにのりたくてもね
つたえたいのにつたわらない
つたえたくてもつたわらない

ふ ....
どしゃぶりの雨の中
ガタがきた車の中
壊れたワイパーに途方に暮れて
となりのあなたと虹を待つ

蝉時雨のなきごえに
あなたの涙が隠された
湿った言葉じゃ拭えなくて
そっと震える ....
佐藤承夕(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
畜生讃歌自由詩014/11/2 12:40
構成要素自由詩214/10/16 2:29
「好き」の期限ときっかけと自由詩114/10/10 0:35
この世界のまんなかは自由詩414/10/8 0:43
キャッチボール自由詩114/9/23 12:32
涙の花自由詩114/9/23 4:25
猫心自由詩114/9/17 20:31
夏の記憶自由詩314/9/17 4:44

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