雨が降りしきる校庭に
水溜りがいくつもできて
近くのものとくっついて

 足には跳ねた泥がぽつぽつと

土から染み出した水溜りも嵩を増して
校庭が埋まっていく

 靴にも染み込んだ雨 ....
満杯になったゴミ箱

床に転がった
僕の目

見た

からだ

相変わらず
床に転がっている
夜が桜の木にも降りかかり
薄い色の花びらがしっとりと
闇を含んでいる

あちらには街灯に照らされ
少しばかり暖かそうな
桜の並木道

少し通りを外したここにいるのは
花びらの明るさが ....
so much fun

数えられないものがあることを
英語を習って知った
13歳の頃

恋の数も数えてた頃
ましてや愛なんて理解できないし
幸せなんて感じたことも無くて
数えられる ....
上を見上げたその目は何を見ているのだろう
もう私を見なくなったその目で

すっきりと広がった青の空か
目を焼き尽くすほど明るい太陽か

あなたを微笑ませているものは何だろうか
私ではでき ....
ソートを掛けて切り捨てる
膨大な(   )

日に日に増える「   」
画面のカレンダーに新規イベントを登録し
リマインダーの内容を反映させ
日に日に隙間が減る

日に日に増える
日 ....
さくら
はなびら
ボール
ゆび
くも



太陽


ビル


本の中に所狭しと並べられた文字
そこに描かれた風景や出来事


想像すれば
鏤められた色や ....
約束がほどけていく
シャワーの音の中に

排水口には
私の 私だけの
今日の埃
地平線は果てがないけれども
果てを追い続けて
また元に戻るなら

目の前に線を引き
そこまでを果てとしよう

その先が新しいスタートで
何も無かったその線までは
ただのブランク
喪 ....
シチューを作った部屋に
シチューのにおいが充満していて

暖炉をつけたら
空気中のシチューが焼けて
グラタンのにおいに

なりました
冷たい息を吐いてよ
その閉じた唇から
だからそれは誰のでもなくて


君が見てる世界は他の人のとは違うんだ
もちろん僕が見ているものも
僕の色をきちんと識別できない目で見ている世界と呼ぶ物は
君が見ている物とも違うし
すでに ....
通り過ぎた時間の中に
少女という群があったことを
思い出す

離れたところで 嬌声を聞き

恐れて 憧れて
そして 離れて

近づくことが怖くて
その正体を知ることもできずに
今 ....
一つの夜の中に生まれる物語を
取り留めもなく繋げて
理由を探して

残された光の残滓に縋りつく

寄りかかる椅子の心地よさ
ルーツを辿る 視線の先の
ガラスに埋もれた憧憬

「あの ....
吹雪いた
横から吹き付ける夜
そんな夜が通り過ぎ
朝は白く明けた

やがて日が差し
雪が溶け始めた

そして夕暮れ
雪は残りかす程度の
氷の塊になっていた

真っ平らな屋根には ....
雑踏の中の衣擦れ
夜の星に浮かぶ星

微かに
するり

正しい位置に戻るため

そろり
するり



どこまでも
風にさらわれる熱
36.7℃の体温さえも
はて(47)
タイトル カテゴリ Point 日付
砂に消えた街自由詩115/5/11 20:39
今日という夜の部屋自由詩115/4/9 23:18
夜の桜自由詩3*15/4/1 1:00
so many fun自由詩115/3/28 2:40
空に私はいないのだから自由詩015/3/22 22:15
万全に万全に保管すること自由詩1*15/3/21 0:59
ほんのおと自由詩015/3/14 0:19
すすがれる、私だけの、私の分だけの自由詩215/3/12 0:27
線を引け自由詩315/3/2 0:50
おいしいけど自由詩315/2/17 0:02
私を見て自由詩015/2/6 0:12
だから自由詩215/1/19 20:55
少女自由詩3+*15/1/18 0:30
独りの夜が明ける自由詩315/1/6 0:36
雪が明けたら自由詩115/1/3 1:03
微動自由詩014/12/26 23:28
思い出への転換点自由詩114/12/23 2:30

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