子どもの頃、歳を取れば大人になれるのだと思っていた。
20歳を超えた瞬間に、レベルが上がるかのように違う自分になれるのだと思っていた。
経験を積み重ねることで、成長できると思っていた。
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達成感は麻薬である
一度その快さを知ってしまえば、いくらでも欲しくなってしまう
他人から与えられることもあれば、自分でかみしめることもある
けれど結局、心の奥から湧き上がるもので
欲しいと ....
大きなケガでも、病でもない
けれど 怖くて負荷をかけられない
力を入れた瞬間、あの痛みがよみがえる気がして
こころを捻挫している
キラキラした君にあこがれて、真似して作った気持ち
なんか違う、これじゃない
いくら似せて作ってみても、オリジナルじゃなきゃ意味ないか
きたない色でも にごっていても 自分の色が大事なの
....
あなたのために死ねたらいいのに ゴウマンかな?
でもその方が、イロイロといいと思う
自分のために死ぬのは怖いけど、
誰かのために死ぬなら、なんかかっこいい
そんな考えが、かっこわ ....
瑠璃色の海が紫に{ルビ変色=かわ}る 絶望が占める世界はまるで―――
全てを知っていたなら 気付けば変えられたのでしょうか?
私が空を羽ばたけるかは 限りなく零なのに
望むな ....
あの日の夏 ボクが手にした未来は輝きを増して
黒く まるで絶望の様に光り続ける
願う事で得られるモノ 虐げる事で得られるモノ 見つめる事で得られるモノ 触れる事で得られるモノ
戦 ....
ただ一つの空の下 色とりどりの足跡が
並んで、進んで、重なり、駆け出す
離れても続いてゆくよ
僕が見た世界はきっと
君が見た世界だから
夢見る事 戦う事 怖がらず走っ ....
降る雨が止むまで {ルビ古恋=ふるこい}が病むまで
空を見つめ {ルビ空=から}の箱を手探りで探す
火と人が倒れる姿を 残酷に観つめる私は{ルビ他人=ひと}で
君が悪いと 気味が悪い ....
泣き叫びたいような気持ちのとき
表面は平然としていても、胸が痛いとき
想像してみる
道ですれ違うあの人が、車内で並んだあの人も
隣の机のこの人が、レジの向こうのこの人も
もしかしたら ....
泣いたことしかないくらい、弱い自分だった
過去の自分を笑ったら、{ルビ現在=いま}の自分が泣いた
私にあだ名をつけたのは、おじいちゃんだった
些細なきっかけでついたもの
たくさんの人から呼ばれるようになったけど
最近のおじいちゃんは呼ばないね
きっと、つけたあだ名も、そのきっかけも忘れ ....
満面の笑みにつないだ手
ほら、おそろいだね
あなたがさし出す手に私が応える
「冷たい」って笑った
この手はあなたの役に立てますか?
日々を過ごす中で失うものも多いけど
あなたは無く ....
入れても、注いでも、どこかへいってしまって空っぽだ
ふさごうにも掌じゃ足りないし
零れるまえに詰め込んでも、休憩したらもう見当たらない
困ったな
助けてよ
どなたかフタをお持 ....
「幸せ」と感じることができる幸せ
理由のない不安を 理屈で押し込めて
世界の一部になりたくて 普通だと言い張った
誰もが足りなくて 誰もが奇異で
たくさんの異常の塊を 常識と定める社会 ....
やさしい人に、やさしくしたい
とびだしてしまいそうな悪口
やさしい言葉をさがす
批判という名の暴力は いちばん手頃なストレス発散
いいとこさがし
自分の中の 相手の中の
足元がくずれる ガラガラ
心が ミシミシ、パキパキ 散らばって ポタポタ
いたいの いたいの とんでいけ
箱の中で フワフワ、フラフラ
シクシク、グルグル シクシク、グルグル
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