君は今日もアタマを手のひらに乗せ、
机にへばりついている。
まるで首だけでは疲れるみたいに。
君のその長いまつげのせいで,
ただでさえ眠そうな瞳が重く見える。
あの日、君がくれた
やさしい ....
詩を書くと言う事は、孤独な作業である。

詩人は心と世界の狭間でさまよう亡霊である。

詩は書こうとして書く物ではない。
震える魂が、
時には火のように、氷のように
白い紙を彩るだけ ....
そばにいる人ほど、

知らない人はいない。

そばにいる人ほど、

憎いものはない。

近ければ、近い程、

怖くなってゆく。

あなたほど、

私を脅かす人はいない。 ....
スターバックスのレジで小銭を数えていると、
後ろに並んだ消防士さん達が、
そろそろ
一年で一番忙しい日が来るなぁと
つぶやいた。

クリスマスが近づくと、
自殺者が多くなるんだそうだ ....
おとうさんの背中から
木が育っています。

おとうさんの脇から
木が育っています。

おとうさんの胸から、頭から
すこしだけ
木が育っています。

『お父さん、何で木を育ててい ....
「あなたは幼稚すぎる。」
ほとんどの面で幼稚すぎると叫ぶ。
昨日彼女は帰って来ず、
ぼくに会うとたん、これだ。
なんだか心も身体もしびれて
感覚がない から、
ただ聞いていた。
そのやわ ....
それをそっと両手で包むと
私は私のそれに、
途方に似た
責任を感じ
る。

これが
こう誰かに包まれる時が来た
ら、
これは一人歩きして、私の知らない
何処かへ行ってしまうかも ....
きのうタクシーのおっちゃんが
この世に寝る、働く、食うの他に何があるんだろうねぇ。
と言っていた。
歳を取るごとに
楽しみなんて
無くなってしまうのにねぇ
と。

 ....
この長い長い
一瞬が
胸から消える事を
悲しく思います。

全ての事を良く考えて、
私の一部分を手放します。
多分もう少し時間がかかるけど、
今始めたところだから、
きっとイライ ....
ぼくは今日も二つのくつを見下ろしています。

しーんとなった廊下で、

じつはきのうもここで
みぎとひだりと
ひだりとみぎと
どっちがみぎで
どっちがひだりだと
ぼくの足と
く ....
「もう一年早ければ、受験できたんですがねぇ。」
そういった試験管はかなり嬉しそうに笑った。
新卒の22歳より、
数年分賢くなったわたしはいらないのだそうだ。

バス停であなたを待つ間、
 ....
春に誘われて地球に頬擦りしたくなる。
夏に誘われて風とイチャイチャしたくなる。
秋に誘われて妙にお腹が空き、
冬に誘われて冬眠に入る。
毎回、訪れる季節に誘われて
良く解らないけど、
簡単 ....
月がとても重たかった時、

君はそれがボーリングボールみたいに

どすんと落ちてしまわないか心配した。


月が痩せ細ってしまった時、

君はそれが空腹で

死んでしまわない ....
強い人は、誰にもみえない場所で泣く人。
     他人に何が必要なのかいつも知っている人。
     誰もしようとしない事をしようとする人。
     強さを他人の中に見いだす人。
    ....
Computer chip looks like a city.
people moving like a machine.
no one look each other anymore.
 ....
もう競争するのはいやだ。
はっきりいってコンテストなんて根本的に意地悪すぎる。
ダレか一番だとか、なんでわざわざ知らなきゃいけないんだ。
良い経験でした。なんてたてまえはもう言いたくない。
 ....
When the factory awakens, they saw, cut, and stitch,

$19.99 Gap skirts, $10.45 Old Navy pants a ....
近くに駅なんて無いのに、
列車の汽笛が暗やみに広がる。

銀河鉄道スリーナインが、
僕の思いを知って
迎えに来てくれたのだろうか?

そうやって、僕は縮こまった夜空を
見上げるのだ ....
熟した果実の様な恋は、

真っ赤なニキビに似ている。

火照ってドクンドクン鳴る中心を
さわるとどんどん大きくなる。

隠そうとすれば、
それまたどんどん大きくなる。

耐 ....
わたしのあなたへの思いは
まるで散らかったデスクトップのよう。
いろんなファイルが重なってもう、
見つけ出すのすら面倒くさい。

文字で埋め尽くされたスケジュールを、
何度も読み返して ....
泣いて、泣いて泣いた後に、

おもいきり、鼻をかんだら脳みその端が出て来た。

少しずつ引っ張れば思った程痛くはなくて、

こそばくて、

涙はたくさん出たけれど、

最後まで引っ ....
「おまえはたらきすぎなんだよー。」
なんて、いくら忙しくても彼女に最低週3回は会うヤツに言われたくない。
「男は健康が一番!」
なんて、一日3回21種類もの薬飲んでるくせに、たばこやめら ....
I am a Japanese girl after all,
今日はおじぎを100回して、
あいまいなコトバを100回言って、
あいそ笑いを100回して、
化粧直しを10回した。
 ....
ワタシハ、
全てを知っているのに
コトバを知らず、
アナタハ、
何も知らないのに
コトバを知る。

アァ
そんなアナタは
このシステムに存在しえない
コトバを話す。

 ....
バスケ大会の決勝で、本田クンにアピールしようとしたのが悪かった。
ボールをキャッチミス。左、親指を骨折。病院行き。

真っ白であったギブスは、すでに文字で埋め尽くされ、
ちょっとしたアート ....
奈良のおばあちゃんが
11通りもへんしんできるマジンガーロボットを買ってくれるって言ったから
おばあちゃんと一緒にいたかったんだ。
そう言って、かえりたくないかえりたくないかえりたくない ....
ハイヒールはきまって
痛く、

ブラはとてつもなく
窮屈で、

顔は化学物質で
かぶれ、

「とにかく男は食べごたえ満点、がっつり和食が好き」
という記事を読みなが ....
ダレにでも冗談を言える僕が
君にだけ言えない。

ダレにでも囁ける甘い言葉が
君にだけは言えない。

ダレとでもキス出来る僕が
君にだけ出来ない。

君の隣に腰掛ける事も、
手 ....
愛を預けられる銀行があればいい。

昨日まで確かにあった愛が、

今日いきなり無くなったりするから。

愛がね、

どんどん足りなくなるの。

私から、あなたから、世界から。
 ....
君の周りに人が群がっているのは、

君のその、聞き癖のせいだ。

君はつまらない政治の話でも、

オタクの漫画の話でも、

それが世界一面白い話でもあるかの様に興奮して聞いている。
 ....
月山一天(105)
タイトル カテゴリ Point 日付
I can't stop thinking about yo ...自由詩104/11/22 6:04
詩を書く人自由詩204/11/21 7:33
ラブレター自由詩1*04/11/19 16:26
一年で一番忙しい日自由詩204/11/18 13:08
おとうさんの木自由詩5*04/11/17 17:05
返してくれ。自由詩4*04/11/16 3:52
自由詩7*04/11/15 10:29
また、なんだか悲しくて書いてみた。未詩・独白7*04/11/14 15:00
一時の物語自由詩204/11/14 14:53
はじめてだっしゅつ自由詩304/11/13 13:34
クシャクシャの一万円自由詩504/11/11 15:31
愛されすぎて...自由詩3*04/11/10 10:00
君の記憶自由詩4*04/11/9 17:39
強い人に送る22のリスト自由詩3*04/11/5 17:06
FALLING自由詩104/11/4 11:36
ANTI競争社会自由詩2*04/11/4 4:10
FAT AMERICA自由詩104/11/2 13:19
銀河鉄道スリーナイン自由詩104/11/1 9:44
恋, ニキビ、果実自由詩104/10/31 17:03
あなたへの思い自由詩0*04/10/30 12:42
失恋しました自由詩104/10/29 5:00
男友達自由詩304/10/28 2:34
I am a Japanese girl after all自由詩404/10/27 14:14
恋するコンピューター自由詩004/10/20 13:52
奇跡は災難にやってくる自由詩4*04/10/14 14:54
父さん自由詩304/10/13 16:57
女の詩自由詩104/10/12 10:38
一番出来ない自由詩2*04/10/11 5:28
愛の銀行自由詩0*04/10/10 14:41
君の秘密自由詩7*04/10/6 16:41

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