こどもたちか
いい年したおとなたちか知らんが
感受性の制服着て
隠喩を教科書に
無意味の羅列の学校に
隊列なして通っている
氷点下の空から、シャーベット状の月が、地上眺めて苦笑い。
そんなところで寒いとか言うなよ、なんて。
遠くで木星が、白い息を吐くような、夜明け前。
いまこうしていることは
大気のない宇宙で
大声張り上げて叫んでいるのと同じかもしれない
届かない 意味がない
だけどどこかで
同じように叫ぶひとが
いるかもしれない
もし広い宇宙 ....
井の中の蛙だったのさ
大海に飛び込んでみたら
周りはたくさんの生き物であふれていて
埋もれてしまうだけの存在
されど空の深さを知る なんて言ったのは誰だっけ?
空の深さすら知っているかど ....
私を打ちのめすような
強い何かを探していた
打ちのめされて立ち上がる力をくれるような
強い何かを探していた
だけど実際私を打ちのめしたのは
自分が認められなかった
ただその一点だけだっ ....
誰もが自我の紐をとく
雨の夜に
垂れ流された意識の濁流に
気が触れんばかり
眠ってしまえば
自らも紐をとけば
無意識という堤防に
守られてしまうのだろうが
垂れ流された意識の濁 ....
本当に勝ちたいものは
他人なんかじゃないんだ
本当に認められたいのは
他人になんかじゃないんだ
自分が自分の最大の理解者
そうであったはずなのに
最近どうも様子がおかしい
自分が ....
他人の若さなんてものに
打ちのめされる気などしないよ
若さは時として拙さ
若さは時として無知
だから打ちのめされたりなんかしない
そう信じていたんだ
そう信じていなければ
自分の老いに打 ....
なんの肥料にもなれず
ただの炭酸カルシウムと化す
ヒト
水に溶けは
すこしは土壌改良剤にでもなるのか
死してなお
何も残さなかったと言われるのは
嫌だ
せめて
何かの爪痕 ....
凡庸な言葉の花束に
なんの価値があるのだろう?
いくら集めたところで
枯れてゴミになるだけじゃないか
そんなことを考えていると
自分のペン先から流れ出ているもの全てが
所詮ゴミ処理場直 ....
プラスになろうなろうと
生きよう生きようと
前に進もうとするの
それでも気がつくと
押しつぶされるように重なるストレス
ベクトルの合力はゼロをこえマイナスへ
プラスになろうなろうと
....
あなたには確固とした道があり
立派な道標もある
でもそれはあなたの道標
私のではない
あなたの道標では
私の道は歩けない
どんなにおぼつかない足で
曲がりくねった道を歩いていたとして ....
いろいろ泣きたい
いろいろな期待
泣きたいのは期待してるからなんだろうか
期待するから裏切られるのか
それでも期待したいと思う
傷つくのは怖い
期待しなければ
裏切られなければ
....
雲が月に尾を引いて
空に浮かぶは月花火
流星みたいなその眺め
願いごとなんかしたくなる
雲が月に尾を引いて
空に浮かぶは月花火
煙吹くよなその眺め
ため息ついてみたくなる
強い ....
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