蚕の様に糸を巻き付け 

言の葉で 魂ごと包み込むのです  

見えないくらい細い繊細な言の葉

バリバリと命を食い尽くしながら

身を震わせ よじらせ 紡ぐのです

繭(まゆ)で ....
五月雨に濡れる青い花びら

リアル過ぎて醜く映る容姿を見つめ

溜息をつく

絶望にも似た成長の過程が始まる予感

旅立ちを前に翼傷め

永遠の春を彷徨い続ける定めの様だ

春 ....
瞼を閉じて恋人を愛する様に弓で心を奏でる
  
  
白く細い腕を蛇の様にくねらせれば 陶酔の香りが漂てっくる

  
彼女は愛する男を落とす様に 狂おしく髪を揺らし

  
魂を込 ....
蒼い海 蒼い空 蒼い風 

蒼い世界に溶ける貴方

蒼い夢 蒼い涙 蒼い時 

蒼色に滲む私

蒼い部屋 蒼い暮らし 蒼い愛 

蒼い日々を泳ぐ二人

哀れみで包んでください  ....
血と汗を滲ませ剃刀の刃を渡る

常に生死の境を行ったり来たり 死に飲み込まれる事もある

絶望を通り越した世界を垣間見ては発狂する

誇大妄想の中 天国と地獄を往来しては祝宴と裁きの繰り返 ....
よちよち歩いてきた

とぼとぼ歩いてきた

つまずき よろめき 倒れては 

起き上がる

その繰り返しだ

倒れても 倒れても 起き上がればいい

横にずれても   

 ....
大空にへりくだり 強風にへりくだり 

山脈にへりくだり 太陽にへりくだり

大海原にへりくだり 大地にへりくだり 

大河にへりくだり 星空にへりくだり

そして全てを力に変えたい
 ....
真夜中の静寂と言う音楽に酔いしれながら

しーん と静まり返った空間で私は妄想する

私は私の世界に思いをはせ

狼は満月に遠吠えながら古へと思いをはせる

静寂と言う音楽はどんな薬物 ....
白く寂し気な船が今にも沈みそうだ

港の灯りも霧雨に曇っている

故郷の海で荒波を受け傷ついた船底は

修理は不可能の様だ この港に船を沈める

この白い船は ものを言わぬ私

あ ....
アゲハ蝶が嵐の島で名も知らぬエキゾチックな花弁の陰で眠っていた

ざぶりん ぴたぴた ざぶりん どっしゃり ひたひた しとしとり

折れた羽伸ばし 舞い飛び落ちた 密林のただ中 

天敵の ....
ぱっかりわれた西瓜から 真っ赤な血が吹き出ている

ウジ虫が くねりくねりと 刺さり這い回り

蠅が ぶーん ぶんぶんと 飛び遊び

やがて土の中に 吸い込まれていく

苦しくて 苦く ....
 嵐の中倒れてはもがいた ボロボロなこの俺
 消えてしまいたいほど 打ちのめされたけど
 運命的な出逢いの中 わずかな光が差し込んできた 

 火の粉を振り払いながら 太陽の中に飛び込んで ....
悲しみ 歓喜 愛 憎しみ 傷み エロス 知識などが絡み合って 

私という小宇宙を作り上げている 

それは果てしなく広がっており この宇宙より広大で 神秘に満ちている 

人はそれをスト ....
空を見上げると 月光に照らされる小梢たち
 
私の心に 命の塊が囁きかけてきて 思わずため息がこぼれる

もう何回この季節を歩いたのか・・・・
 
ふと 故郷を思ってし ....
苦し紛れに 断食して祈れば きっと願いも叶うはず
街のダンナはタフガイで お酒で傷を治すけど
あたし 田舎のボンボンだから
風邪を引いたら ルル3錠 無理は体に悪いのよ

悪霊退散 十字切り ....
魔法なんて信じてなかったのに

苦しくてお呪いに頼ってしまった

始めはルーティンの様なものだったが

でもいつしかそれに依存するようになり 

呪文が身についてしまった

その魔 ....
星丘涙(346)
タイトル カテゴリ Point 日付
絹の詩自由詩1*16/5/22 19:26
老木に咲く青い花自由詩2*16/5/19 18:49
白いタイトドレスのバイオリニスト自由詩0*16/5/14 18:13
蒼い世界自由詩1*16/5/14 10:28
悪魔の子自由詩0*16/5/13 7:41
歩く自由詩5*16/5/12 21:35
へりくだり自由詩1*16/5/11 23:21
静寂と言う音楽自由詩0*16/5/11 16:31
白い船自由詩4*16/5/10 19:02
アゲハ蝶自由詩2*16/5/10 16:01
西瓜自由詩016/5/9 16:56
心臓に突き刺さった太陽の破片自由詩016/5/5 19:06
ストーリー(遺伝子)自由詩0*16/4/30 23:16
春夜自由詩2*16/4/28 21:48
パラダイス自由詩016/4/25 17:33
福音自由詩4*16/4/24 16:18

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