きっと、この言葉は追憶なのだろう

わだかまって ほぐれて
通り過ぎていく時刻の切れ端に
そっと喜びを置いてみる

滞った唇たちは
波打つ水面さえ忘れて
限りの中で生きる証 ....
もう少しがあっていい
私が生きるための安寧は
笑みが交わされた挨拶だから

もっともっと息をしてていい
あったかさは
人の体の中にあるから

もちろん、いつ食べてもいい
一生懸命には ....
何も知りません
呟きかけた息が
黙ってしまいます

言えない言葉が溢れて
濁った言葉を清めます

憎んではいません
笑い声は高らかに
風という生き方になります

命はいつでも
 ....
手紙を書こうと思います

手紙に包みたい言葉を
一つ
二つ
頭の表面に浮かべては
想いを添えて文字にします

すると
私の声が録音されて
音となって
あなたに届きそうな気がします ....
(笑いに隠れた笑いが
私の笑い)

どうしてこの道なのか
花は空から伸びた手に向かって
口を開けている

私は守られていない
だが私は産み落とされた

体の奥に染み込んだ
遥かな ....
昔が辿る
私への流れ

風は撫でて
鳴き声が猫になる

陽射しから誘われた
笑いのように言葉は拒まれ
今が混沌から放たれる

海辺は溶岩の岩ばかり
みかん畑へと続く坂

おい ....
いつの間にか
喧嘩になった

瞼の奥の埃が積もって
想いが行き過ぎてしまったのか

あどけなく
 
そして

空ろに

互いの気持ちを
飛ばしたね。

だから
言葉が刃 ....
見える道が消えて
喧騒が笑った

生活の反復で
裡が淀む

「楽しい」を連ねても
言葉は削がれ

見えるものは
感情に潜む

刻々と走る今

探し物が見えて
文字に蓋をし ....
知るものさえない線に
存在が消えた

陽射しの鼓動
消える事を知らぬ

光は闇の休息

信じたものは
架空の上辺

茂みを剥いだ街の隙間に
雑草は根を下ろす

やっぱり土の ....
たわいのない秋に

影が一つ

佇む様に

彩りを描く



笑い声のような風が

ジーンズの脇を抜け

靴と靴の間を

からからと走る



 ....
風の音
いや、扇風機の音
たどたどしい筆跡

チャンゴの音
ここは日本
誇りの部屋
僕は眠い

東京の夜は
色深き森

煙草の味
300円が心地よくゴミと ....
何回嘘をついたかも知れないが

昨日のような自分は
がらりと
じゅるっと
尖がっていて

きのこ雲のような
ものぐさを
からからころりと
病んでいた

見えな ....
見違えるほどを

仰ぎ見る

小さく揺れる旗の先は

見える眼底に逆らって

消えた鼓動と向き合う



ぐんどぐんどグンドグドグンど

ささやかに重なったら

笑顔 ....
日増しに増える道に

影が自分を携えて

わらわらと木陰が巡る



日差しと日差しの間には

こころ



そう影と影の間にも

こころ



 ....
愛することをやめようと思ったから
禁煙したくなった

蛇がお祭りするので
龍の王女とセックスしたくなった

春日井市は逆上せた神風とともに
白いものをドバっと垂れ流した

 ....
詩という言葉を着飾って
僕は一途な絵を描いた

津津と波立つ光の隙間に
無心にコントをしている
7歳の子供

大爆笑!!

放物線で虹は描けるか
天気予報の先生などこ ....
暑い影の中で佇む夕日

どこかへ行けば
きっと遠いものが近くなる

見えるものなど何もない
時と想いは近づけるもの

流されるような心も
スピーカーのように
キリ ....
たくさんの言葉が時の中でゆれて

小さく揺れる
今を遠くに

ただ なんとなく

繰り返されても

流れるように雲はゆうんらり
走るように子供はすやすや

轍の懐かしいときは ....
滴が昔に還る
雨音が車の騒音に擦れて
記憶に消える

誰がなんと言っても
僕は夢の意識の中で
生く年を生き

見える過去の中で
描くのは
まだ見ぬ絵

チャンチキ チャンチャン ....
何かを置いて、何かが笑う事の中にしか
自分を置けない

と言う方程式の解を
解きほぐしたいと
解きほぐせないのに

「どうして」と

を連発する自分が
可愛いわけでもないのに
 ....
古い雲の向こうには

面影が ひとつ 笑っていて

見えないのだけれども

残っている断片が

さらさらと流れていくように

交わっていくのだね



記憶
 ....
そういうものがどこにあるかは分からないので
飛んだ町からスカイダイビング

じゅるじゅるじゅるっとオンマーが
父ちゃん向かって投げ出せないアボジ

時として、報われない子供の頃が
闇底に ....
年を重ねるごとに17歳に戻っていく
1976年生まれの影

遠のくものが遠のき
遠のくものが近づく

そして触れないもの

名刺入れには 肩書き
名刺ケースにも肩書き

ようやく ....
だからなんだと言われればそれまでで

左手に賽銭 右手には青い空を
どこまでも どこまでも
続く 青い空を

伸ばしても届かない青い空を

いつの間にか気づいてしまった
願い事など  ....
いつになく遠い道が
日差しと影と交差して
往く人々と
往った人々の隙間に
吹き抜ける息遣いを
こだまさせる

音にならないものは
光にはならない

感触のないものは
姿にはならな ....
折れた言葉と重なって

君往く鋼の枝

どうも 花びらに 散った

影と影には



つつしまやかに

ならうともしれない鍵と

限りと契り
どこでも良いと言うわけではない

僕が飛んで生きたい場所

小さな小鳥と木々にも

音と音が揺れて

見えなくなる時の彼方は

愛される滴の今とも言うらしく

儚さだけで届かな ....
海が青いからといって
誰もが海のように青いわけではない

空には雲があるからと言って
雲がすべて白いわけではない

火山が爆発したからといって
溶岩はいつまでも赤いわけではない

花 ....
향기의 글차가 어려&a .... その言葉を待っていたんだと
小さな月の下で輝いて
遠い夜景と
遠くない息の間で
君とキスをする

やるせなさの上に
せつなさを置いて
焦がれる心は
風を泳いで
湿った舌と
乾いた ....
はらだよしひろ(54)
タイトル カテゴリ Point 日付
思い出話自由詩010/4/12 14:39
もっと もっと自由詩009/3/7 23:39
神話 四自由詩208/7/23 22:10
神話参自由詩207/11/28 0:08
神話弐自由詩107/11/28 0:07
神話壱自由詩007/11/28 0:07
電話自由詩307/8/15 15:52
増殖自由詩207/1/29 1:08
自由詩006/12/22 1:06
彩りユートピア自由詩106/10/17 23:19
とある在日三世のメモ書き自由詩006/9/12 23:53
嘘つき自由詩006/7/19 0:56
子供はいない自由詩106/7/18 0:26
こころ自由詩106/5/28 11:22
言い訳自由詩106/2/8 12:12
詩というもの自由詩106/1/17 19:12
歯車としての誇り自由詩1*06/1/11 13:44
たゆ自由詩105/12/15 14:11
途中で切れた詩自由詩0+05/11/30 23:44
笑い位置自由詩005/11/30 23:42
9月3日自由詩205/9/3 9:44
スカイダイブ自由詩105/9/2 20:59
17の僕自由詩505/9/1 15:28
参拝自由詩005/8/22 12:55
再生は自由詩1+05/8/20 11:27
限り自由詩005/6/18 16:40
漠然とした「進みたい」自由詩005/6/18 16:39
辺と有無自由詩205/6/18 16:37
悲しみの猫自由詩105/3/9 21:02
クライシス コペルニクスの夜自由詩104/12/27 18:59

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