発端:わたし今全部投げ出して死にたいけど死なない





時計の秒針は刻んで 地球は自転・公転を続けるけど
 ....
あたしは言うべきことを言うだけで
それが誰かにとって辛かったり優しかったりすることは
その人の問題であって

あたしの知ったことじゃないわ
死ととなりあわせている
あるいは、死を内包している



ささげる言葉などないけれど
とおくのよろこびやかなしみに
わたしは ひっそりとよりそう
息をつめて 身じろぎもせず

 ....
雨音で目をさますと
玄関のドアを網戸にして
ベランダも網戸にして
家中開け放す
雨の空気を
家中に蔓延させる


   雨日儀式


内外の境界を曖昧にする
こうす ....
くっきりとあかるい黄金色
冴え冴えと澄みわたった闇に
ぽっかりと浮かんでいた それ

何処へもゆかれないわたくしは
そのしたで
孤独やら絶望やらと
親しくしていた

それは
し ....
弔いの花を咲かせましょう
あなたの墓前に枯れない花を

伝えきらなかった言葉など
何の意味があるでしょう
吐き出せもしない言葉など
このまま朽ちてしまえばいい
真実を吐けない口など噤んで ....
ごめんね、猫。
あたしは勇気がなくて
黄緑色のかえるや
濡れてつやつやしたその
まっくろな毛が
こわかったよ。
触れることさえ
できなかったよ。
雨にうたれて横たわるその姿は
とても ....
あたしは愛でられるだけの花なんてまっぴらだけど、
あなたの花にぐらいなってあげればよかった。
poetaster(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
ゆれて、自由詩0*05/2/26 10:34
わかっちゃいない未詩・独白1*05/2/6 19:22
よりそうしかできない自由詩0*05/1/16 14:51
雨をいれる自由詩304/9/29 7:28
月夜に。自由詩104/9/27 8:05
弔辞未詩・独白004/9/23 11:39
とてもうつくしかったのに未詩・独白404/9/21 9:00
_未詩・独白1*04/9/19 23:55

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