色という色をすべて剥ぎ取った浜辺で
JUSSAの赤いサンダルが泳いでいる
波は言葉のかたちで抑揚し
それをすくう手が、岸に刺さっている
JUSSAの腕は、はじめから白い
....
JUSSAが声をあげたのは
疲れて帰ってきたわたしが
テーブルの上に並べられたコップの
右から3番目を何気なく飲みきった後だった。
JUSSAは、本気で怒り
また「ミ」を ....
みんな、ここで横たわって、死んだふり
アンチニヒリズムの行き止まりで
ときどき誰かがビートルズを歌う
ジョンを撃ったピストルみたいに、歌う
こんなところには世界は無い
た ....
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