たくさんの目ざましい詩があり、たくさんの素晴らしい詩人もいて、たくさんドンドン凄いものが次から次へと…。

ぼくは、本当言うとすこしヤダなぁと思います。何故なら、自分がみっともなくみえるからです。 ....
夕栄の襞を染め合う冬のかぜ

初雪というには白く無く落ちる

着ぶくれてすこし放免さんぽ道

葛粉とき仄くらがりに曲げる背

ひなたぼこどこか暑くて向き数多
びふうにわすれて
のばな

なる

霜やけを
ふたまわりもおっきな両手が
ぎゅ

びふうにすてて
のばな

ゴリラ

こわれない ....
焦りながら
あせりながら
いきて
どんずまりまできた
ドンズまりの壁をおすと
壁が崩れた
空があった
ただ
空が
いい詩に接すると
ほんとうはとてもつらい
これは
ふくざつな感情のつまらない吐露だから
あんまり意味がない
だから言うだけ言って
それきりにします
……、
でもやっぱり、
二つあるう ....
とえば澄み応じてみれば天の河

音一つ火星またたく裸眼にて

じぶんとは囲炉裏をおもう{ルビ雨虎=あめふらし}

つきなみの{ルビ濤=なみ}きわだっている広広と

{ルビ蘖=ひこばえ} ....
道草を食っていたら
道のおじさんに怒られた
おらの道の草よくも食ったな、と
ぼくは頭にきたから
走って家まで帰るとミケの耳をつねった
ミケはミャッと鳴いて逃げていった
次の日先生にその話を ....
ネジをうまく回せたり
紐を間違えずに結べたり
ファイルにプリントをちゃんと綴じられたり
そんなことができたら
他にはなにもいらない
書くことも捨てていい
ぼくはまともに就職できるんだろうか ....
{引用=『ことばにできない宇宙のふしぎ』48番目のセンテンス「太陽は典型的な恒星〜The SUN IS A TYPICAL STAR」に次のような記述を見つけた。

「太陽は、毎時82万8000k ....
「男の最期」

「砕けたガラスと現実はよく似ている…」、破片に映る空を動く雲がそう言った気がした。地に斃れた男の最期の思考はそのようなものだった。それは、まばゆくも暗くも無かった。ただ意識が遠のき ....
あなたはあなたの山脈のどこかの尾根だったりする
そのすべらかな詩は橇
あなたの筋ばった腱を滑走していくのかも

わたしもわたしで
わたしの太平洋の船だから
時々汽笛を鳴らしては帆をはためか ....
ひとことも落さず軒の{ルビ冬薔薇=ふゆそうび}

雲にふちないと気付いて手を合わす

窓をふく雑巾窓に出会う冬

今という今はもう過去冬の街

コップ置くだけなのにふふ空匂う
洞察
ってなんだろうかって
洞察を洞察してたら
洞察が照れて笑った
ああそういうことかと
こっちもいくらか
ほころぶ
そして思った
そういう洞察の持つ
一部の隙みたいな素振りが
じ ....
むかしむかし
太陽系ができる前のこと
どこかの惑星にいた生き物は
ふとこんなことを考えた
どうも水素原子というのは簡便でいい
印をつけておこう
「け」と

時は流れて次の太陽系ができた ....
今朝精妙な分度器を買った、世界にはらう関心を前借りしたくて

Amazonの倉庫には
まだ在庫が12あるそうだ

今、なんとなくエスプリの生育具合をかんがえている、フランス人、仏蘭西、その地 ....
内容は二の次だ

ただ書けること、その素晴らしさを超える詩なんてあるだろうか
ドラッグストアの駐車場で渋みのつよい緑茶を飲む
苦みが全身に滲みわたっていくのが分かる、まるで赦しの誘い水だ

兄にも、父にも、父性なるものたち皆にも
なぜだろう
謝罪したくてたまら ....
朝の光を浴びて出ていく
人のふりをして席につくと
まずは新聞を読むふりをする
他の人のふりをしている生き物と
すこし談笑をする
今日もまた
3色ボールペンのインクがすこし減り
週番記録が ....
「あなた」

あなたと書くと、あなたとしか言えない見知らぬあなたを手招いてしまう。けれどもあなたがあなたをそういう風に読まなければ、あなたは自分が呼ばれたことに気づくこともない。あなたにそれを判断 ....
何かとても感動した夢を見たのに
きれいさっぱり忘れてしまった
忘れたことはまだ辛うじて覚えている
だが、もうじき
夢見たことも忘れてしまうはず
だからこうして書き残しておく
ぼくはいま
 ....
弁当を開けると
見たことも無い空が入っていた
妙に縁どりのギラつく雲と
エメラルド・グリーンの空が一つだけ
箸で一口くちに運ぶと
ジャリっと歯に何かが当たった
たまらず吐き出すと
プテラ ....
小さなものたちを紹介をしよう

かれらはずっと昔からそこにいたようにも見えるし、つい今しがた、現出したようにも見える
目が触った瞬間に彼らは魂を宿すことだろう
目を逸らしたとたん跡形もなくなる ....
この世には弱い理性と、強い理性とがあるように思うことがふんだんにあるけれど、じつは理性に優劣はないと思う。というか、ない。あるのは人間の判断だけだ。判断というものに理性はなんら関係を持たない。理性はそ .... 冬が来る
風がなる
じゅうぶんだ

この生では
の菊

ほんのりと
クリスマスプレゼント
ひじりめく
木の葉、貝殻、木炭、シダの雫…
私は、見失われ、見出される

元素も、哀しみも、泣訴も、オーガスムも
宇宙池から泳ぎ逃れぬ、魚


小夜啼鳥よ、羽をとじ、琥珀に斜めに浮べ、
今日もどこ ....
星の残骸を
ひろってきて
テーブルに載せ

みしょー
と書く

みしょーの絵

ってどんな絵か
よく知らないけど
なんにもなくて
おひさまがある
そんなのが
みしょーな ....
少し静かにしてくれないか
四角い箱に入っているんだから
この箱でしばらく外界をシャットアウトをする
まずは自分を守る
頼む
静かにしてくれ
なにもかもよく分かっている
よく分かってるから
誰にともなく
プレゼントを贈りたい

できればシロツメクサの首飾りと
夏の朝の匂いを添えて

箱の中には
あなたの希望に一番近い
停車駅を入れておく

中が空っぽなら
それもまた ....
重力
塵埃へのやさしさ

文節の捻挫
ベルヌーイの包帯

飛躍とは
極性
S極でもN極でも

痛点
必要の居候

風景は無芯だと
水彩の目

風下は風上でもあり
 ....
やっと星影のような人は
なずなを摘んで束にして河にながします
この詩はいいですか
いいえ、泣き腫らした目です
来ない夜明けにはあなたは不在
安心なさい
おねむりなさい
道草次郎(665)
タイトル カテゴリ Point 日付
最近どうも散文(批評 ...420/12/10 0:35
初雪俳句120/12/9 22:56
父性自由詩120/12/9 21:54
空が自由詩3*20/12/9 12:28
焚き火自由詩3*20/12/8 22:32
天の河俳句1*20/12/8 21:59
道草を食う[group]自由詩1*20/12/8 20:44
ネジをうまく自由詩8*20/12/7 22:24
銀河とスポーク自由詩220/12/7 21:48
光の言葉、水の言葉、石の言葉自由詩320/12/7 12:09
バラスト水自由詩020/12/6 19:40
窓拭き俳句020/12/6 18:16
洞察自由詩120/12/5 22:45
ビッククランチ異聞[group]自由詩020/12/5 20:14
世界から届く自由詩020/12/5 17:34
無題自由詩120/12/4 19:23
渋みの誘い水自由詩220/12/4 11:54
週番自由詩0*20/12/3 12:22
12.3 朝のメモ自由詩020/12/3 7:21
はるかな記憶自由詩320/12/2 8:43
白亜紀の弁当[group]自由詩7*20/12/1 20:34
小さなものたち自由詩220/12/1 12:37
11.30メモ散文(批評 ...120/11/30 23:00
12月自由詩020/11/30 16:58
魚の夢、鳥の夢。自由詩4*20/11/29 22:49
みしょーの残骸自由詩220/11/29 20:11
ときには自由詩120/11/29 15:17
自由詩4*20/11/28 19:17
塵のデッサン自由詩220/11/28 11:52
星影自由詩2*20/11/28 0:30

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