最寄り駅へと向かう人波の中
今朝も私を追い越してゆく
その自転車の後部席に
ちょこんと座っているのは
いつもの男の子
漕ぎ手のお母さんが
左右のペダルを踏むたびに
ちいさな男の子の
頭 ....
窓の外、私の心、雨模様
天上の隙間から
ポツリ、ポツリと落ちてくる
雨粒は、まるで涙の雫
涙で心を濡らさぬように
私は、心に器を置いた

水差し、花瓶、一輪挿し
グラス、徳利、夫婦茶碗 ....
小林ケン(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
いつもの朝に自由詩3*20/6/28 10:37
雨降り、心自由詩3*20/6/27 19:32

Home
0.03sec.