流されていく髪が合流する前に、少しづつ風が重みを増していく。街角では、雨になるかもしれない。窓の外を歩いていく綺麗な女が、彼女たちの男に抱かれているときにするキスの仕方に想いを馳せている。もう、何年間 ....
隣のおねぇさんの目鯨が
大きな音をたてて南眼球へと進む
ドパァン
波にさらわれて、気が遠くなる
{引用=
いつまでも、ここにトドマッテイル}
パタタタタタタタタ
渋谷行き 南回り ....
僕の内側に裂け目が入り、
膿がこびりついた
それが百舌に連れ去られ、ヤドリギとしてブランブランしている
僕なのである
それを見た人たちが感心して言った
わかってるんだなぁ、彼は。
....
僻地に住むため、詩集が手に入らなかったんだけど。
ついに、念願の詩集を手に入れてきた。
荒川 洋治 詩集
吉岡 実 詩集
入沢 康夫 詩の構造についての覚え書
読むべきだ、読ま ....
花粉症で 鼻をズーズーいわせている君が
小さなくしゃみをした
花粉を拡大すると 意外に刺々しいもんだから
眼球じゅうに花粉が突き刺さっている図を想像したら
ドキドキドッキンした
そのド ....
さて、長々と書いてきたが、結論としての一撃を。
多くの現代詩というのは、正直に申し上げて難しすぎる。 詩のバックグラウンドを押さえていない僕には正直に言ってよく理解できない場合がままあるんです(バッ ....
POP MUSICと建築というのは、僕はある部分では似通っていると考えている。それは、消費されることを前提としているからだ。建築は、クライアントのオーダーによってはじめて成り立つ職業だ。クライアントに ....
ところで、ところで、ここで川合の天邪鬼がひょいと顔を出す。
「詩を書くことに、本当に詩のバックグラウンドや、詩そのものについてのあり方について探求する必要などあるのだろうか?」と。
僕が若 ....
詩と建築のバックグラウンド
詩の歴史や、詩のレトリック、詩の背景もろもろについてを知らなければいけないのか? 人それぞれだ、それを読みたいひとは読めばいいし、読まなくてもいいと思う人は読まな ....
シャープペンシルが軋む悲鳴の
夜がやってくる
割れた背中を 走る糖脈
じりじりと 焼けだす汗
闇と競いだす白
ソルソンバシルが深く肉に食いつき 水を破壊し
水紋を数枚割って 逃走す ....
身づくろいする梁の平行に沿って
導かれる闇型に縁取られたドアや
蝶がなすりつけ飛び去った後の壁
君の乳房臭の壁
逃げてく
収まりきらない日が 逃げてく
固くなりすぎた赤が 前へ進むこと ....
朝目が覚めると、メヤニでまぶたがふさがっていた
瞬時に何が起きたのかを理解し、飛び起きて電話をかけまくった
「僕は、木になるんだよ」
母には「今まで育ててくれてありがとう」といって一方的 ....
空から降って来い カネ
道路に整列したマッポを激写するために
失踪したヒロシが いなくなる数日前に呟いたってさ
空から降ってこいよ カネ
今日は、メッケの赤Mが、ボレノバのガーフィーのさき ....
ラーラーラーララ
青い器官があると感じてほっつき歩いた
つま先に触れるタッチでしたツマヅキは、
つかの間のジャンプ・ロー つかみ損なって花を切る
あ、
ありきたりな喧騒
突然目覚めてしまっ ....
「理由」
今、また飛び立っていった
その跡地に残っている匂いを慈しみ
つま先に少しだけ残った春を払い落とした
することもないので、踵の重さを告白する
あなたが、立ち尽くしていた ....
雪が降り、屋根が波打ち始め、雪崩れを引き起こし
息を吹き返した
ガウディ−
その白い髭がガウディ−
ガウディ−
突発事故だった ガウディ−
{引用=
*ガウディ−
スペインの建築家 ....
{引用=こづきまわしていた犬が、ラリルレ感情を剥き出しにし
発狂してしまった(仮に彼をビタミンZとしよう)
良く晴れた日、
ベランダで汚れた靴を洗っていた僕を
ビタミンZは後ろから突き落と ....
{引用=ソコは。}溢れている
ただ、天蓋はない
一斉に眠ることもあれば
一斉に目覚めることがあるという それだけのことだ
街に耳を当てカツテは聞いた雑踏の鼓動
力強かった
でも、偏在し ....
七月の雨上がりの午後/ 煮沸されるコンクリート
防水シートが波のようにうねり
ステンレスパラペットで囲われた放課後の屋上/ 脱皮するコンクリート
(目をつむって/ ....
君に青い鳥を見せてあげる約束を果たせぬまま
千年が過ぎた
今この星は Aoi鳥で満たされている
{引用=
だって、外人って、同じ人間だと思えないから、
キスするのなんて全然平気
舌絡 ....
月が空ける
晴れは降りつづけることを止めない
通りに人が生え始める
頭痛は相変わらず頭痛のままだ
地球揺籃期はこのまま終わる素振りさえ見せない
オレ、 ....
彼女は街の一番高い場所にあるカフェで
眺めは先をゆく教会の尖塔に係留させて
クランベリーケーキを焼いている
その白い腕
夜、二人は黙ったまま、二の腕を削った
蝋燭のカスが ベットに散らか ....
今日も腹一杯食べた
食べ残しのついた、皿の汚れは微生物が分解してくれるので
半日位ほっておいた方がいいと思ってる
シンクに溜めた張り詰めた水面に映る影を
覆う虹色のサラダオイル
昼は、毎 ....
オレの部屋の向かいにホテルがある
オレが寝ようとしても、ホテルの窓はがみがみと口うるさく
いつまでも騒ぎ立てている
寝られやしないので
オレはホテルの住人を皆殺しにすることに決めた
夜が ....
数年来、乳脂肪の丘に佇んでいる
そこは森だった
森には十字がびっしりと生えていた
木は一本も生えていない
それでもそこは森だった
オレは森に尋ねた
「君たちの屹立した性器はどこにいるの ....
建築と詩は交差するのだろうか?
この答を見つけ出すために、僕の住むミュンヘンを中心とした建築家のサイトを紹介していきます。英語のページがあるならまだいい方で、ドイツ語のページしかない場合も多いの ....
{引用=
それは周辺の
}
ルート19はいくつかの人で溢れた湾を通り過ぎ
最果てのような終着駅で小型バスへと繋がる
集落の丘を越え、一息つくとカーブへと向かう
そして視界が開け、海と丘がぶ ....
158センチの君を、僕は156センチだと思っていた
172センチの僕を、君は170センチだと思っていた
2センチ
僕たち二人が一緒にいると、世界は2センチ縮んでしまう
(2004)
ある日突然神様が現れ、僕にストレスをプレゼントしようといった。
ありがとう神様。
でも、神様。僕は知っている。あなたに、罪はないことを。
(2004)
夜が深呼吸して 街灯の直上に係留している
すれ違いから鳴り響く その音に
耳を共有して(人流に呑込まれる!)
目を共有して(人流に呑込まれる!)
切り立っていた
耳は逡巡していない 内 ....
英水
(59)
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東京
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隣人計画
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ドイツの建築家
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05/12/20
投稿作品
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自由詩
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07/1/26 22:35
目鯨
自由詩
3
06/11/14 8:49
空一輪の緑の火
[group]
自由詩
3
06/11/14 8:41
なんだよ、そういうことかよ
散文(批評 ...
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06/6/9 3:38
気象状況
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06/5/12 3:48
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散文(批評 ...
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06/5/12 3:31
詩人に なりたいかも その3 詩・POP MUSIC・建築
散文(批評 ...
0
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詩人に なりたいかも その2 詩のバックグラウンド、あるいは ...
散文(批評 ...
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詩人に なりたいかも その1 詩と建築のバックグラウンド
散文(批評 ...
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06/5/11 2:35
そこに いる
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その軌跡の。
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メヤニ
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