いちにち単位で
暮らしている私だ

知った
忘却に希望を見いだすよ
忘れわすれて煩わしくはない、
明日も待ち遠しいよ


絶望はもう詠わない
きっと
エゴ―が見せている錯覚 ....
坐してあおぞらを頭中におさめ

じっと見つめる、鏡がこわい

顔洗いあげてさっぱりしたここち

やっぱり長くゆったりだなぁと歩をすすめる


ここちよい疲れに温水あびせている

 ....
朝には
忘却している、
昨日にいざこざや喧嘩も
あったとは思うのだけれど
夢の
残滓と共に
ちりぢりとなって
雲として
流れゆく・・・


朝に
騙されていようと
ニコチ ....
ひろい町の
狭い世界で暮らしています
今は
今も、ずっと・・・


山々は霞み
あとは人工物しか目に映らず
この
木造アパートメントは
森林で
あった頃の夢をみている
みつ ....
冴え返りにして雨の春は冷えるな

皿洗い終えてひとり音楽聞く夜

ジャズ・ギター熱くつめたく弾かれている

問題ないとじぶんに語る炬燵のなか

神と罪とぜんぶじぶんで持ってゆく
山並みは霞がかって森静か

なかなか目が冴えない 起きて一時間

囀り ベランダで腰を屈めている

スリッパやっと見つかった

やっと落ちつけてふりそうな空見ている
春風うごかす春の水を

あかるい午後五時を眺めぬく

また煙草やめようとする、深く喫う

神々も春か、私にとおくか 近くか

妻が荒れてじっとお茶を飲んでいます

駄目になりそ ....
 
四時に起きて朧な月を眺め入る

おでんつつきつつ夢の音楽を聞いている

さびしい、部屋を片付けつづける
 
冴え返りして体を炬燵に放り込む

寒気して眠くある朝

ふんだんにチーズをふった食パンを焼く


今宵はおでんの香りしている居間

おでん食べて温かな身 風を受ける

明日 ....
貰って帰る あたらしい帽子に安全靴

スーパーマーケットで聖人を見つめた


さて帰ってきた足を洗おう

さいきん新しいものに触れていないと宇多田ヒカル聴く

お肉は食べちゃったから ....
よく目が覚めて涼しい朝で

昨夜の唐揚げがラップして置かれている卓上

食パンにチーズふる、ぶきような手

刻々と時間経つ 置いてきぼりか

曇天の、重い頭を支える

水気を含 ....
けさ少しふって今しずかな朝です

 
平穏無事に日曜終わりそう麦茶のむ

妻とふたり遊んで帰って横になる

一日一善くりごとの今日は成せなかった

簡単なことでいい語っておくれ春の夜風

簡単なことがいい語っておくれ春 ....
じぶんの人生
こそがものがたりだ
けさも一杯の
コーヒー
はじまり

 
 
体ちいさくなる夢より目覚めた

砂糖の足りないアイスコーヒー摂る

爽やかな朝のベランダでなに見ている

今日も小さな旅に出る

漫画雑誌枕に朝寝する

寒さもここちよいほど ....
朝寝坊して路傍の草となっている

戦争は悪い夢の残滓よりもたち悪く

換気の、開け放した窓のちかく書いている


財布を整理する、財布は私だ

お腹が空いた、薬缶が鳴ります

 ....
今日の私は狡かった、ペットボトルを握る

休日といえ明日もせわしく今ゆったりする

コート着たまま炬燵であつい

気のよろしい妻のようで嬉しい春の夕

数日日記書かず忙しかった ....
目覚めぼうっとしては茶を啜る

全身で夜明けを浴びていた

陽のひかりの中に出てゆくコート着て


荒れた妻もしずかにスープ飲む

なぜ句作しているのかわからなくなる春の夕

 ....
全身筋肉痛の身を温める

冴え返りする曇天のした

やっと落ちつけて又眠りそうな春の朝

身を汚しつつこころ洗われてゆく

起こした妻がコーヒー淹れてくれたありがと


帰宅 ....
ていねい着替え明けの空かな

朝なにもしない時間をつくっておく

未だ六時前妻と語らっている

意識の濁る、をととのえる


達成してしんしんと帰る

残業、疲労困憊でも夜をあい ....
渋茶飲んで歯磨きして眠るとするか

けさを思えばさむさで動けなかった

春風、おにぎり食べることひとり

時間に追いぬかれて 今 となった

歯のことだけ考えて坐るも宜しい
 
けさは不安定のピエロであります

くすり服し苦味にお湯飲む

雲水にあこがれて物手離してゆく

使えるものは使い切るボールペン

きみはまっしろな歯を見せて笑う
 
中也読んで軽鬱になってカフェインでボヤボヤ

軽い鬱どうにかしようと居間片づける

春風強くせんたくものが揺れている

洋菓子を久々食べて世界よりとおく外れて

ベランダで煙草を喫 ....
2022.03.04(金)

 やっと金曜日の夜、落ち着ける夜となった。
 私はお酒を断っているので、日々に晩酌などない。しかし思い返せば、日々の晩酌、その落ち着きも幻想であった。
 今日は明 ....
冷えるが寒くない春となったよ

郊外に歌姫と暮らしている

祈りは熱さか 祈りを知る

春の妻の歌のお上手

雑な部屋となった、あす片づける

本に線を引こうか迷う

じぶんを ....
お祈りのお時間、こころ沸騰しています

みんな疲れているのか言葉もなく働いた

お休みとなって卓上は菓子だらけ

口淋しさに星を齧る

何を書いているのかいと春の山
ひとり 銀河にひとりとなり

荒れた手もはたらいた手だ

甘味のない夜の居間、炬燵

おこずかい帳ひさびさつける夜が永い

水を見習いこころ透明にしてゆく

 
夜明けの空気のなかで待つ

囀り じぶんの中心を正す

トースト食べる落ち着きどころ捜しあてる

眠いし筋肉痛がジンジンする

ゆるされたのか 判定者はいない
眼前に春の山置き坐るべし

山又山の背骨をすっと伸ばしてみる

暗がり眠れなかった昨日をおもう

春風にこころのゆるみっぱなし

たんぽぽ見つけた図太いやつだよほんと

 
ふりかえりふりかえりする炬燵

甘いものを摂ってためいき一つ

もう疲れちゃったなぁお金がないなぁ

遊ぶ 妻と遊び夜と遊び

野菜炒め食べて野菜炒めになってゆく
田中恭平(138)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩「光りの方を目指す」 2022.03.25(金)自由詩322/3/25 21:37
自由律俳句 2022.03.24(木)俳句122/3/24 18:51
自由詩「朝の詩(うた)」 2022.03.21(月)自由詩6*22/3/21 8:37
自由詩「アパートのみる夢」2022.03.20(日)自由詩7*22/3/20 8:06
自由律俳句 2022.03.18(金) 夕べ俳句222/3/18 22:06
自由律俳句 2022.03.18(金)俳句122/3/18 7:08
自由律俳句 2022.03.17(木) 夕べ俳句122/3/17 20:27
自由律俳句 2022.03.17(木)俳句322/3/17 5:11
自由律俳句 2022.03.16(水)俳句122/3/16 19:54
自由律俳句 2022.03.15(火) 夕べ俳句122/3/15 20:41
自由律俳句 2022.03.15(火)俳句222/3/15 6:34
自由律俳句 2022.03.14(月)俳句222/3/15 5:27
自由律俳句 2022.03.13(日) 夕べ俳句3*22/3/13 18:40
五行歌 2022.03.13(日)自由詩122/3/13 9:37
自由律俳句 2022.03.13(日)俳句122/3/13 7:43
自由律俳句 2022.03.12(土)俳句222/3/12 17:54
自由律俳句 2022.03.11(金)俳句122/3/11 20:48
自由律俳句 2022.03.10(木)俳句122/3/10 20:07
自由律俳句 2022.03.09(水)俳句022/3/9 20:58
自由律俳句 2022.03.08(火)俳句122/3/8 21:12
自由律俳句 2022.03.07(月)俳句022/3/7 20:18
自由律俳句 2022.03.06(日)俳句322/3/6 8:53
自由律俳句 2022.03.05(土)俳句122/3/5 15:42
雑文 2022.03.04(金)散文(批評 ...222/3/4 22:38
自由律俳句 2022.03.04(金)#02俳句222/3/4 21:58
自由律俳句 2022.03.04(金)俳句222/3/4 19:01
自由律俳句 2022.03.03(木) 夕べ俳句222/3/3 20:31
自由律俳句 2022.03.03(木)俳句122/3/3 6:38
自由律俳句 2022.03.02(水)俳句122/3/2 5:35
自由律俳句 2022.03.01(火)俳句122/3/1 20:08

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