スカートの裾を引き裂いて帰りたかった
(泣いたって星を捕まえればいいよ)
欠けることのない月が
いつでも私を照らしている。
屋根の下にいても、
眠っていても、
この目に映っていなくても、
月は私を照らしている。
月は私を太陽だと言う。
いつでも私を暖める、 ....
夏の昼間の空は
澄んでいて
空っぽの
わたしの頭のようだと思う
どこまでも青くて
遠く冷たい宇宙と
頼りない月に
手を伸ばしている
呼吸も
愛情も
欲望も
暑くて仕方ない ....
きらきらひかる
わたしの遊園地は
暗闇のなか
世界を彩っていた
頭のなかの
わたしの遊園地で
ぬくもりのなか
空を飛んでいた
貴方に出会った
あの日
翼が堕ちたわたしの ....
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